
超高層ビルが立ち並ぶ東京・新宿西口。新宿西口といえば1898年(明治31年)より、玉川上水の水を浄化し、東京市中へ安全な水道水を提供するための「淀橋(よどばし)浄水場」を設置。
淀橋浄水場は1965年(昭和40年)に廃止。“新宿区淀橋(現在の地名は新宿区西新宿)”の広大な跡地には、家電などを販売する電気街、また高層ビル群が形成され、現在では日本屈指の大都会・摩天楼・ビッグシティとして有名になった。

筆者は学生時代に卒業論文を書くため、新宿西口の電気街にあった「カメラのドイ(現在は廃業)」で、当時の最新ハイテク文書作成機・ワープロ(新品)を15万円の最安値で購入。近くには数千万円の現金を常にボストンバッグ内に入れて持ち歩く、テレビのバラエティ番組でも活躍した宮地年雄社長率いる「城南電機(現在は廃業)」もあった。まだパソコンがオフィスにも家庭にも普及する前の懐かしいお話だ。
過日、淀橋(よどばし)という地名に由来する大手家電量販店「ヨドバシカメラ西口本店」の電動アシスト自転車売り場(スマートフォン館/地下3階)に直結した日本最大級のターミナルステーション・新宿駅地下通路を歩いていると、


店舗入り口に、何やら不思議な緑色の三輪バイクが置かれているのを発見。こんなメトロポリスのド真ん中に、東南アジアの街中で走っているような、庶民的なフォルムの三輪バイクがドーンと鎮座。無数の人が行き交うこんな場所に、三輪バイクなんて……何だか不思議な感じもするが、インパクトは相当強い。コヤツは一体何者だ?

この車両は「ビークルファン(本社:東京都江戸川区)」がリリースする、電動三輪バイク「EV-TUK TUK(トゥクトゥク)-NEO」。2022年よりヨドバシカメラでも発売され、新宿西口本店で展示販売されていた「EV-TUKTUK(トゥクトゥク)」の進化版だ。
そもそも“トゥクトゥク”とは、タイで活躍するバイク形態の三輪タクシー。名称の由来はエンジン音から。インドネシアではパジャイ、インドではオートリクシャーとも呼ばれ、車種や仕様は違えど東南アジアを中心に活用されているのが特徴。
EV-TUK TUK-NEOはヨドバシカメラの店頭はもちろん、ヨドバシカメラの「テレフォンショッピング」でも注文・購入OK。
ビークルファン EV-TUK TUK(トゥクトゥク)-NEO……88万円(10%消費税込)
通販で購入・走行OK! 普通自動車免許で3名乗車可能


発売元のビークルファンは電気自動車・電動三輪車・電動バイク・電動キックボードなど、様々なEVコミューターをリリースする新進のベンチャー企業。2009年に創業し、2018年に法人化された。
創業者であり代表の松原達郎氏は、元々国内の大手ハウスメーカーに勤務。中国に出張中、上海や北京の市街地を走っている電動スクーターや電動キックボードを見て、「日本でも静かで環境に優しい電動バイクを普及させたい」との思いから、ビークルファンを立ち上げた。
同社がリリースした「EV-TUK TUK(トゥクトゥク)」の進化版「EV-TUK TUK-NEO」は、運転席1名+リアに2人乗りの座席を設けた電動三輪車。タイの三輪タクシーであるトゥクトゥクのスタイルを踏襲したフォルムが特徴。


ホンダの実用スリーター・ジャイロキャノピー(車重139kg)のような、大きなルーフ(屋根)、大型フロントスクリーン、フロントワイパーを導入するなど、雨風に強い仕様に設計されているのもポイント。屋外の空気や景観を思う存分満喫しながらの買い物、ドライブ、送迎などが楽しめる。
電動アシスト自転車や電動バイク、電動キックボードの販売も積極的に展開するヨドバシカメラでは、2022年より新宿西口本店などで全国の主要店舗に「EV-TUK TUK-NEO」の前身となる「EV-TUK TUK」など、各種電動三輪バイクを展示販売。
小型EVを展示した大きな理由と目的は、集客力が極めて高い店で、一人でも多くの人に見て・触れて欲しいこと。また小型EVに関心を示す年齢層や購買層などをリサーチすることで、今後需要が増すであろう小型EVの本格的な発売にあたっての情報を収集すること。
客数の多い店舗の店頭に展示したことで人々は反応し、EV-TUK TUKは様々なWEBサイトやSNSに掲載。これに伴い、EV-TUK TUKはもちろん、発売元であるビークルファンの知名度も一気に高まった。
ハイパワーな2000Wに進化! 最高速度は従来モデルの40km/hから50km/h(リミッター機能付き)に向上して坂道もスイスイ

前モデルのEV-TUK TUK(トゥクトゥク)と同じく、進化したEV-TUK TUK-NEOの全幅は995mmのコンパクトサイズなので、駐車スペースをとらず、狭い道の走行も楽々。
NEWモデルとなるEV-TUK TUK-NEOは、従来モデルの1500Wからハイパワーな2000Wに変更。また最高速度は従来モデルの40km/hから50km/h(リミッター機能付き)にアップ。
バッテリーは60V/45Ahで、充電は家庭用100V電源を利用するお手軽タイプ。航続距離は満充電時で70km前後(走行条件により異なる)。1充電で電気代は100円弱(2026年3月現在)なので、ガソリン車よりも非常に経済的だ。




両側に自動車のようなドアのないEV-TUK TUK-NEOは(オプションで風雨避け用のサイドカバーも設定済み/税込4万4000円)、側車付軽二輪の扱いとなるため、二輪免許ではなく、普通自動車免許で運転OK。また法律上、ヘルメットの着用義務もなし。乗車定員は大人3名。
軽自動車に必要な2年に一度(新車購入時は3年後)の車検は不要。重量税は4900円。自賠責保険は3年間で1万1960円。警察署に申請する車庫証明は不要。
側車付軽二輪とミニカーの違い。軽自動車とミニカーの維持費の違いなどは下記ページで詳しくレポート中!
「EV-TUK TUK-NEO」の主要諸元
| 車長×車幅×車高 | 2140mm × 995mm × 1620mm |
| 乗車人数 | 3人 |
| 車体重量 | 195 kg |
| 原動機 | 三相2000Wモーター |
| 最高速度 | 50km/h ※リミッター制御機能付き |
| バック走行機能 | あり |
| 充電 | 家庭用100Vコンセント対応 |
| 航続距離 | 70Km±10Km ※気温18℃以上・平坦路走行の場合。気温が低いと走行可能距離は低下 |
| バッテリー | リチウム酸鉄バッテリー60V/45Ah |
| バッテリーの取り外し/交換機能 | 可能/あり ※オプションで交換用発売中 |
| ブレーキシステム | 前後ハンドルワイヤーディスクブレーキ |
| ボディ | 硬化プラスチック |
| フレーム | スティール合成 |
| サスペンション | 前後スプリングサスペンション |
| カラーバリエーション | マットブラック、スカイブルー、レッド、イエロー、サファイアブルーメタリック、パールホワイト、オレンジ、グリーン、グレイッシュブルー、カーキ |
| 「EV-TUK TUK-NEO」公式WEBサイト | https://vehiclefun.tokyo/vflineup/ett-neo/ |



【軽自動車よりかなり小さい】普通自動車免許で乗れる|ヨドバシカメラで販売中のEVトゥクトゥクにさっそく乗ってみた。 | Motor-Fan[モーターファン] 自動車関連記事を中心に配信するメディアプラットフォーム
ヨドバシカメラで販売開始の電動トゥクトゥク|何人乗り、納車の流れ、聞いてみた。 | Motor-Fan[モーターファン] 自動車関連記事を中心に配信するメディアプラットフォーム
「ミニカー」はドア付OKでエアコン装備だが1人乗り限定。「側車付軽二輪車」はドアNGだが3人乗りOK。アナタならどっちを選ぶ? | Motor-Fan[モーターファン] 自動車関連記事を中心に配信するメディアプラットフォーム
エアコン付きの都市型三輪EVバイク |カー用品の最大手・オートバックスが『Lean3(リーンスリー)』の取り扱い決定。「169万円は高いか安いか?」 | Motor-Fan[モーターファン] 自動車関連記事を中心に配信するメディアプラットフォーム

