カワサキZ1(フルレストア) 制作:RMC





カワサキZ1(ゼットワン)。正式名称は「Z900スーパー4」。同車は1972年(昭和47年)~1976年(昭和51年)に製造された海外輸出専用モデルで、一般的に型式名であるZ1(ゼットワン)の名前で呼ばれている。
エンジンは空冷4ストロークDOHC 2バルブ4気筒903ccを搭載し、最高出力は82psを発生。当時の日本国内では、自主規制により750ccオーバーのバイクは販売禁止。国内でZ1に乗るには、「逆輸入」という方法しかなかった(当時の逆輸入車は、為替レートや関税の関係もあり、非常に高額だった)。そのため、国内では排気量をダウンさせた750RS、通称Z2(ゼッツー)がリリースされ、爆発的なヒットとなった。
2018年にZ1をイメージした「Z900RS」が発売され、元祖であるZ1は再び注目。中古車市場において程度の良いZ1は、“絶版車ナンバー1の超お宝ビンテージモデル”として、驚異的な高値で取り引きされている。
写真は伝説のカワサキZシリーズを中心に、各種カスタムパーツを展開する「PMC」ブースに展示された、PMCのリプレイスパーツをフル投入してレストアされた貴重なZ1。
発売時の性能と美しさを現代に継承し、後世にも残すべく長年の知識と技術を振りしぼり、当時と変わらぬフォルムと走りを維持するリプレイスパーツで『最高の一台』に仕上げている。
誕生から50年を経た「Z1」のレストア方法は?


Z1は誕生からすでに半世紀が経過。たとえ屋内で大事に保管していても、車体の各部は経年劣化によるダメージが否応なく蓄積され、性能・美観とも少しずつ損なわれていく。
また年式が古くなるほど、中古車のタマ数は少なくなり、中古パーツの入手は困難。純正パーツの生産も終了してしまう。
そんな旧車にとっての助け舟となるのが、発売当時と変わらぬ性能やフォルムを、限りなくキープしてくれるリプレイスパーツ群。
写真のZ1は車体すべてを一度分解。純正フレームはブラスト処理後、硬質焼付けウレタン塗装。ノーマル903ccから930ccに排気量アップしたエンジンは、オーバーホール後に再塗装。純正キャブレターや純正フロントフォークなどもすべてオーバーホール済み。
ガソリンタンク・リアフェンダー・サイドカウルなどの外装類(外装4点セット)、シート、ステップ、4本出しマフラー、スイングアーム、リアショック、ブレーキ周り、電装類、灯火類、ハンドル周りの多くはRMC製(一部他社製)を採用。
前後ホイールはDID製クロームメッキリム+PMC製メッキスポークを組み合わせ、発売当時の美しいZ1を見事に復活させている。





RMC カワサキZ1 装着パーツ一覧
| エンジン(930cc) | フルオーバーホール |
| バルブ・バルブガイド・アイドラーなど | |
| 消耗部品は新品リプロパーツを使用 | |
| PMC 930cc キャスティングピストン1.0mmオーバーサイズ | |
| PMC コンプリートガスケットセット | |
| クラッチ | PMC J系クラッチコンバートキット |
| DRAFT イージークラッチキット | |
| エキゾースト | PMC 4本マフラー |
| キャブレター | 純正キャブレター オーバーホール |
| フレーム | ブラスト処理後、硬質焼付けウレタン塗装 |
| スイングアーム | PMC 丸鉄スイングアーム |
| フロントフォーク | 純正フルオーバーホール |
| リアショック | PMC STDタイプ リアショック |
| フロントホイール | DID クロームメッキリム 1.85-19 |
| PMC ユニクロメッキ スポーク 1.85-19 | |
| リアホイール | DID クロームメッキリム 2.15-18 |
| PMC ユニクロメッキ スポーク 1.85-19 | |
| フロントブレーキ | PMC STDローター |
| PMC Wディスク用マスターシリンダー | |
| PMC STDキャリパー右 | |
| PMC STDキャリパー左 | |
| PMC 4wayジョイント | |
| リアブレーキ | リビルト・純正ドラムブレーキ |
| ハンドル | PMC STDハンドル |
| PMC ディマースイッチ右 | |
| PMC ディマースイッチ左 | |
| PMC ハンドルグリップ | |
| PMC アルミスロットルパイプ | |
| ステップ | PMC フロントステップASSY |
| PMC リアステップASSY | |
| 外装 | PMC ’74 Z1A オレンジタイガー(ガソリンタンク・リアフェンダー・左右サイドカウル) |
| シート | PMC 初期型タイプシートコンプリート |
| 点火系 | PMC 強化型イグニッションコイル |
| PMC ポイントASSY | |
| 灯火系 | BrighteC ヘッドライトセット |
| PMC Z2ウインカー | |
| PMC Z2テールランプ | |
| 電装系 | PMC 強化メインハーネス4点セット |
| PMC メインスイッチ&ロックセット | |
| PMC MFバッテリー対応ICレギュレター | |
| 駆動系 | PMC×SUNSTAR 630ドライブスプロケット 15T |
| PMC×SUNSTAR 630ドリブンスプロケット 35T | |
| EKチェーン シールチェーン 630-100L | |
| RMC 公式WEBサイト | https://www.win-pmc.com/ |
カワサキZ2(ノーマル) 出展:エーゼット



1955年に創業したエンジンオイル、各種潤滑剤、洗浄剤、ケミカルの老舗「エーゼット」ブースに展示されたカワサキZ2。新車発売時のノーマルフォルムを維持・復元した、極めて貴重な一台だ。
通称“Z2(ゼッツー)”の正式名称は「Z750RS(型式Z2)」。1973年(昭和48年)から1978年(昭和53年)、Z1の750cc版(国内仕様車)として発売された。
Z2の排気量は746cc。Z2は当初、コストダウンのため、Z1のエンジンをベースにボア径(ピストン径)をダウン(小径化)し、トルク重視型の「ロングストローク型エンジン」として発売する予定だった(シリンダーとピストンを交換して排気量を下げる低コストな手法)。
しかし開発者のこだわりでエンジン設計を全面的に見直し、ボアとストロークの両方を変更(シリンダー、ピストン、クランクシャフトを変更)。
・Z1のボア×ストローク=66mmx66mm
・Z2のボア×ストローク=64mm x 58mm
Z1はボア×ストロークが同寸の「スクエアストローク型エンジン」だが、Z2はボアよりもストロークが短い、高回転型の「ショートストローク型エンジン」に設定された。
エーゼット https://www.az-oil.jp/



ベース車両:モンキー125 制作:ドレミコレクション


CB400SF→CBX400FやZ900RS→GPZ900R Ninja等々、独自の外装キットを駆使し、現行モデルを見事なまでに名車へと変貌させてきた「ドレミコレクション」。
東京モーターサイクルショー2026ではモンキー125をZ2フォルムにチェンジさせる外装キット(試作品)装着車を初公開。カスタム箇所はガソリンタンクカバー、フロントフェンダー、サイドカバー、専用シート、リアカウル、タンデムバー、Z2ミラー、大型ウインカー、テールランプ等々。
マフラーはヨシムラ製モンキー125用ストレート762サイクロンを選択。直管タイプの同マフラーは、Z1/Z2カスタムの定番として70年代から絶大なる人気を獲得(下記のZ1カスタムにも装着)。
特設WEBサイト https://doremi-co.com/monley125-custom-series/
ドレミコレクション https://doremi-co.com/






カワサキZ1(フルチューン) 制作:ヨシムラジャパン




写真はロードレースでも活躍する名門バイクパーツメーカー「ヨシムラジャパン」がプロデュースしたカワサキZ1カスタム。Z1が持つ優れた資質と、70年代のヨシムラのイメージを大切にしつつ、長年のレース活動で培った最新の設計・製造技術を投入。“現在のヨシムラが持つテクノロジー”をストリート向けに反映させている。
ノーマルフォルムを崩すことなく、現代のカスタム術を随所に投入。艶消しブラックカラーのマフラーは、贅沢なオールチタンの「ヨシムラ機械曲げ チタン ストレートサイクロン(市販予定品 proto type)」。構造は4-2-1の集合管タイプ。
前後ホイールはノーマルと同じスポーク型で、ホイール径もノーマル同寸(フロント19インチ・リア18インチ)。フロントブレーキはシングル式からZ1カスタムの定番であるダブルディスク化。リアブレーキはドラム式からディスク式に変更。前後のブレーキキャリパーはブレンボ製を選択。
同カスタムの詳細は下記ページで徹底解説中!











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