中国の新興ブランド「BENDA」
2016年に中国・杭州で設立された新進気鋭のブランド「BENDA(ベンダ)」。日本国内では昨年(2025年)まで海外モデルを多数取り扱っているウイングフットが輸入販売していたが、2026年からプロトが総輸入元となって国内での舵取りをしていく。

日本に導入されるのはクルーザータイプの「Napoleonbob 250(ナポレオンボブ250)」だ。東京モーターサイクルショー2026ブースでの展示車はまるでカスタムマシンと見まごう作り。プロトでは過去にハーレーエンジンを搭載したコンプリート車「ロードホッパー」を発売していた経緯もあり、他ジャンル同等以上にクルーザーへの造詣は深い。
トリッキーな足周りに注目!

ナポレオンボブ250は、セパレートハンドルにリヤをチョップしたフレームワークで低く構えたポジションは攻撃的なボバースタイルだ。

そして驚くのはフロントの足周り! テレスコピックのフォークに加えてサブダンパーを追加した独特なマルチリンク式となっている。これにトップブリッジから下方に伸びるアーム(カバー?)も備えられて唯一無二のルックスを実現。新世代のスプリンガーフォークとも呼べるユニークなディテールを実現している。
フロントブレーキはφ320㎜ディスクとラジアルマウントの4POTキャリパーの組み合わせ。リヤはφ260㎜ディスクで、もちろん前後ともABSを採用している。

また、リヤサスペンションも見どころだ。メインチューブからリヤアクスルに掛けて一直線に伸びるリジッドフレーム的なフォルムとしながら、これと並行するようにレイダウンさせたリヤショックをマウントしてスマートに演出。サスストローク量は少ないが減衰はしっかり効いているようで、少なくともリジッドよりははるかに乗り心地は良いだろう。

シートは薄手のシングル用とし、スペック値ではシート高が約750㎜とこの手のジャンルでは高めだが、跨ってみると足着きがよく見た目や数値以上に足が降ろしやすいのも特筆点!

トルクフルな水冷Vツインを搭載!
この特異なボディに搭載されるエンジンは水冷4スト249㏄V型2気筒SOHC2バルブ。ベンダは独自にエンジン部門を設立しており、他メーカーにOEM供給も行っているため信頼性は高い。

クルーザーといえばやはり“Vツイン”のイメージが強く、それは250クラスでも拭えない。プロトの担当者によると「低速ではしっかりとトルクがあり、高速巡行も問題なく走れます」とのこと。
ボア×ストロークを見ても、250のクルーザー系は極端なショートまたはロングストロークが多いのだが、ナポレオンボブ250は53.5㎜×55.4㎜とスクエア気味に仕上げられており、どの速度域でもクセのないエンジンフィールが予想できる。なお最高出力は9000回転で約26psを発揮する。

ハンドル切れ角が少し足りなかったり、ややフロントヘビー気味だったり、ハンドルが遠かったりとネガな面もありそうだけど、純正時からカスタム感たっぷりで250クラスとは思えない存在感のナポレオンボブ250の所有満足度はけた違い!?

ベンダは2026年4月下旬現在、北は秋田県、南は沖縄県まで全国で23店舗が取り扱う予定で、5月末ごろから販売を開始するとのこと。カラーはブラック、シルバー、グリーンの3種を予定。車体価格は84万7000円(予価)。詳しくはプロトのWEBサイトをチェックしてみよう。




(問)プロト https://www.plotonline.com/plot-mobility/
