豊富なノウハウとデータをフィードバック!

理想のマシンメイクを力強くバックアップ

屈指のスバルエキスパートとして知られるカーステーションマルシェでは、蓄積してきた豊富なデータを活かし、86/BRZのカスタマイズも積極的に展開中だ。先代ZC6系に続き、現行ZD8でもデモカーを導入し、パーツマッチングやセッティングデータの蓄積に努めている。

ここで紹介するのは、そうしたデータをフルにフィードバックして製作されたユーザーカーのZN6とZN8。ストリートチューニングでは「街乗りでの使い勝手を損なわず、サーキットでタイムを出せる」ことを目標とするのがマルシェ流だが、この2台はさらにドリフト走行も視野に入れた“3刀流”とも言えるマルチパーパス性能を追求しているのが特徴だ。

パワー系はどちらもスーパーチャージャー仕様。2.0LのZN6はパワー不足を補うため、2.4LのZN8はドリフト時の飛距離を伸ばすために採用している。スーパーチャージャーは排気量アップに近い特性で扱いやすく、NA用の排気系パーツをそのまま活かせるのが魅力だ。一方、パンチのあるパワー感が特徴のターボ仕様は、過去にターボ車を経験したユーザーに好まれる傾向にあるという。

エンジン仕様に関わらず、歴代86/BRZ共通の攻略ポイントとなるのが足まわりだ。ハイグリップタイヤを装着する場合は、フロントロアアームのトリプルエフェクトブッシュと、リヤメンバー合体くんの装着が必須となる。

なお、86/BRZのリヤサスペンションはGRBからVABまでのWRX STI用を流用した設計だ。4WDベースゆえにアッパーアームとロアアームの長さの違いによって、ストローク時のアライメント変化が大きい傾向にある。そのため、それに合わせた適切なセッティングが重要となる。

エンドレス製6ポットキャリパーと340φ2ピースローターを組み合わせたマルシェオリジナルの「340キット」は44万8800円。前後バランスを考慮し、フロントにcc-Rg、リヤにMX72のブレーキパッドを組み合わせるのが推奨されている。

クスコRSをベースに独自セッティングを施したマルシェスペックLSD(14万3000円)は、カム角45度/45度の2ウェイタイプながら、プレート構成の工夫によって純正トルセンのような穏やかな初期制御を実現している。

ボロンコーティングによって表面積を拡大し、冷却効率を高めたポン付けラジエターも用意。厚さ27mmの現行86/BRZ純正サイズで、先代モデルには容量アップ仕様となる。純正よりもコストパフォーマンスに優れた7万1500円という価格設定も魅力だ。

ZN6に装着されているのは、マルシェオリジナルスペックのエンドレス製ジールファンクション.com。デモカーのBRZでテストを重ねて開発された、サーキットでタイムを狙えるスペックで、コースや用途に応じたスペシャルセッティングにも対応する。価格は43万8900円から。

一方、デモカーのZD8には、HKSハイパーマックスRをベースとしたオリジナルモデル「タイプM」を装着。ハイグリップタイヤに合わせたセッティングにより、しなやかな乗り味とコーナリング時の踏ん張りを高次元で両立している。バネレートはフロント9kg/mm、リヤ10kg/mm。価格は38万2800円だ。

このように、多彩なオリジナルパーツを展開するカーステーションマルシェ。理想のマシンメイクを強力にバックアップしてくれる存在と言えるだろう。

●取材協力:カーステーションマルシェ 群馬県前橋市亀里町1224 TEL:027-265-6789

「WRX STIチューニングはまだまだ終わらない」車検対応仕様の最高速をガチ計測してみた!

筑波1分フラット、鈴鹿2分17秒、そして最高速287.87km/h。マルシェWRXのポテンシャルはハンパではない。2.2Lターボ511psのパワー、ハイギヤード6MT、空力、サス…すべてが機能して記録更新。生産終了したWRX STIのチューニングは、ここからが本番なのかもしれない。

【関連リンク】
カーステーションマルシェ
www.cs-marche.com