やっぱり聴きたい、轟くV8サウンド

メルセデス AMG CLE 63 プロトタイプ スパイショット

近々登場するモデルラッシュの中でも、最も注目を集める希少な1台が、新型CLE 63である。
AMGは安全策を取るつもりはないようで、世界限定30台のみの生産となるこのモデルには、メルセデス・ベンツの新型フラットプレーンクランクV8エンジンの高性能バージョンが搭載されるとみられている。
最新情報によると、出力は655psとのことだ。
この数字が事実であれば、このクーペはCLE 53の単なる高性能バージョン以上の存在となるだろう。
メルセデスは、圧倒的なパワー、ドラマチックな演出、そして希少性を再び前面に押し出したこのクルマで、AMGの熱狂的なファンをターゲットにしているようだ。

メルセデス・ベンツ Gクラス カブリオレ ティザーイメージ

実際の数値がどうであれ、4気筒エンジン搭載のC63が失敗に終わった後だけに、この新型エンジンの登場はエンスージアストにとって待ちに待った朗報となるはずだ。

最新のSクラスにも搭載されているこのAMG仕様のV8エンジンは、30台のCLEホットロッドだけに限定されるわけではない。
ラインナップ全体に展開され、次期C63セダンなど、将来のモデルにも搭載される可能性がある。
さらに、新型2ドアGTブラックシリーズにも搭載されることを期待したいところだろう。

もちろん、AMGは電動化を放棄するつもりはない。
AMGは今後、流麗な4ドアGTクーペと、専用AMGプラットフォームを採用した2つのクロスオーバーBEVを計画、1つはカイエンに似たフォルム、もう1つはより低く、スポーティな傾斜ルーフラインが特徴となっている。

航続距離は、クーペが約644km、クロスオーバーが少なくとも483kmと、いずれも俊敏な走りが期待できそうだが、誰もが納得しているわけではないはずだ。
一部のディーラーは、3つの類似した電動AMGモデルがショールームを埋め尽くし、ブランドの優位性を損なうのではないかと既に懸念しているという。

現時点で最も注目すべきはCLE 63だろう。
なぜなら、AMGファンが待ち望んでいたものをまさに体現しているからだ。
高性能車が電動化、複雑化、そして妥協の産物へと向かう時代において、圧倒的なパワーとV8サウンドを奏でるであろう、シャープなクーペというコンセプトは、新鮮な魅力を放っている。

しかし、AMGが依然として強烈な存在感を放っていることを顧客に納得させるには、30年の時を経て復活するGクラスカブリオレを見せるだけで十分かもしれない。
そして今回、G63カブリオレはEVパワートレインを採用せず、現行G63と同じツインターボV8エンジンを搭載し、ファブリックルーフを採用することで最大限のインスタ映えを実現している。

Gカブリオレの生産開始は2027年を予定しており、アメリカの顧客をターゲットにしている。