ロールスロイスは現在、新型電動SUVを開発中だが、スクープ班はその最新プロトタイプを捉えるとともに、斬新な分割式ボンネット採用の証拠を入手した。

ロールスロイス 新型電気SUV プロトタイプ スパイショット

この名称不詳のモデルは、分割式ボンネットの採用に加え、BMWのパノラミックiDriveのロールスロイス専用バージョンを採用するものと予想されている。

ロールスロイス 新型電気SUV プロトタイプ スパイショット

ロールスロイスの特許会社であるBMWは、2024年5月に特許庁および商標庁に複数の分割式ボンネットのデザイン特許を出願している。技術図面に描かれている車両は、カリナンを含む現行ロールス・ロイスのラインアップに似たものとなっている。

この名称不詳車の最新プロトタイプを見ると、ボンネットの中央には支柱があり、先端部には格納式のスピリット・オブ・エクスタシーのマスコットが取り付けられていることが確認できる。両サイドには可動式のパネルが2枚あり、トランクの蓋のように持ち上がるようになっているようだ。

ボンネット前部にはヒンジらしきものが見えるが、画像を拡大してみるとプラスドライバーのビットが付いたドリルアタッチメントのような形状に見える。

プロトタイプのフロントエンドには、上部にカメラを搭載した完全密閉型のグリルを備えられている。グリルの両脇には分割式のライトユニットがあり、下部のヘッドライトには“RR”のバッジがあしらわれている。また、水平バーを備えた幅広のロワインテークも特徴だ。

サイドビューはカリナンとほとんど変わらないが、最低地上高とオーバーハングは若干異なり、力強いショルダーラインとフラットなサイドパネルが特徴的となっている。

リヤセクションには排気口のない独自のバンパーが採用されており、EVであることを物語っている。バンパーにはナンバープレート用の凹みも設けられているが、これはカリナンではテールゲートに設けられているもので、両者の相違点となっている。

様々な類似点から、当初はこのモデルが第2世代カリナンだと考えていた。しかし現在では、少なくとも当初は、この2つの車両が並行して販売される可能性があると見られている。

インテリアの写真はまだ捉えられていないが、ロールス・ロイスはこのモデルにパノラミックiDriveを採用し、iX3よりも多くの物理ボタンが搭載される可能性が高いものと予想される。

アルミニウム製のボディパネルの下には、ノイエ・クラッセ由来の電動コンポーネントが搭載されることはほぼ確実だ。ノイエ・クラッセ・プラットフォームを採用したiX3 50 xDriveは、最高出力463ps、最大トルク645Nmを発揮するが、その技術を取り入れたラグジュアリーアーキテクチャの進化形をプラットフォームとしていると見られるこのロールス・ロイスは、フル回転域では600ps以上を容易に発揮するものと予想されている。

このフル電動SUVの登場によって、カリナンが生産中止になることはないようで、カリナンは2030年代まで継続的にアップデートされる可能性があるという。