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今日は何の日?

■軽快な走りを追求した2代目ウイングロード

日産2代目「ウイングロード」

1999(平成11)年5月31日、日産自動車はサニー系の小型ステーションワゴン「ウイングロード」の2代目の発売を始めた。2代目ウイングロードは、軽快感を意識した“ベーシックシリーズ”と走りを予感させる”エアロシリーズ“で構成され、軽快な走りのスタイリッシュワゴンをアピールした。

ステーションワゴンブームの中で登場したウイングロード

1989年2月にデビューしたスバル「レガシィ・ツーリングワゴン」
1979年にデビューしたサニーベースのステーションワゴン、日産「サニー・カリフォルニア」

スバルの初代(1989年~)および2代目(1993年~)「レガシィ・ツーリングワゴン」の大ヒットで1990年代、日本では空前のステーションワゴンブームが起こった。ブームとなったステーションワゴンは、高性能エンジンを搭載して人も荷物も運べて、どこでも快適に走行できることが特徴。この人気に刺激を受けた他社も、トヨタ「カルディナ」、「カローラフィールダー」、ホンダ「アコードワゴン」、「アヴァンシア」、三菱自動車「レグナム」、マツダ「アテンザスポーツワゴン」、そして日産は1990年5月に「アベニール」を投入した。

1996年5月にデビューした日産初代「ウイングロード」

ウイングロードは、「サニー・カリフォルニア」と「サニーADワゴン」を統一する形で1996年5月に誕生。カルフォルニアとADよりもハッチゲートの傾斜を強めて、より乗用車的なイメージとし、レガシィ・ツーリングワゴンと真っ向勝負ではなく、サイズやスタイリングは「カローラ・ツーリングワゴン」に近かった。

日産初代「ウイングロード」に搭載されたエンジン

パワートレーンは、最高出力105ps/最大トルク13.8kgmの1.5L、125ps/16.0kgmの1.8L 直4 DOHC、76ps/13.5kgmの2.0L 直4 SOHCディーゼルの3種エンジンと、4速ATおよび5速MTの組み合わせ。駆動方式はFFをベースに、日産が独自開発したアテーサ4WDも用意された。

1996年5月にデビューした日産初代「ウイングロード」

ウイングロードはコンパクトで扱いやすい、そして安価なステーションワゴンとして存在感を示し、大ヒットとはならなかったが堅調な販売を記録した。

ベーシックシリーズとエアロシリーズで構成された2代目

1999年5月にデビューした日産2代目「ウイングロード」
日産2代目「ウイングロード」

1999年5月のこの日、ウイングロードは初めてのモデルチェンジで2代目へと移行した。2代目は、“走る、使える、スタイリッシュ・コンパクト”を開発コンセプトに、軽快な走りとクラストップレベルのユーティリティ機能を合わせ持つステーションワゴンを目標に開発された。

日産2代目「ウイングロード」のコクピット
日産2代目「ウイングロード」の前後席の居住性、ラゲッジスペース

ラインナップは、伸びやかなラインで軽快感を表現した“ベーシックシリーズ”と、走りを予感させるフルエアロボディでシャープなデザインの“エアロシリーズ”で構成。インテリアはサニー系セダンに準じた高級感と同時に、コンパクトながら居住性も優れていた。

1999年5月にデビューした日産2代目「ウイングロード」に搭載されたエンジン
日産2代目「ウイングロード」に搭載されたエンジンNEO VVL SR20EV型エンジン
日産2代目「ウイングロード」に搭載されたNEO QG15DE、NEO QG18DE型エンジン

パワートレーンは、最高出力105ps/最大トルク13.8kgmの1.5L 直4 DOHCリーンバーン仕様、120ps/16.4kgmの1.8L 直4 DOHCリーンバーン仕様と標準仕様、190ps/20.0kgmの2.0L 直4 DOHCの4種エンジンと、電子制御4速AT(E-ATx)および5速MTの組み合わせ。2.0Lエンジンには6段変速CVT(CVT-M6)が組み合わされた。

日産2代目「ウイングロード」に搭載されたHYPER CVT-M6
日産2代目「ウイングロード」に搭載されたオールコントロール4WD

また駆動方式については、FFとともに新開発の小型、軽量の4WDシステム(オートコントロール4WD)を採用し、燃費と走破性を高い次元で両立させた。

日産2代目「ウイングロード」のリアビュー

コンパクトで軽快な走りが特徴の2代目ウイングロードの車両価格は、2WD仕様で1.5Lエンジン搭載のベーシックシリーズが139.8万~166.8万円、エアロシリーズが149.8万~220.7万円に設定された。

ステーションワゴンブームは去り、3代目で生産終了

2005年11月にデビューした日産3代目「ウイングロード」

2005年11月には、3代目にモデルチェンジしたウイングロード。“スタイリッシュ&高機能”をテーマにデザインされ、大胆なツリ目のヘッドライトを採用した躍動感のあるフロントフェイスに変わり、先代よりもさらにスポーティさが強調された。

ただし、この頃にはステーションワゴンブームは減速し、3代目ウイングロードも当初は好調に滑り出したものの、その後人気は伸び悩んでしまった。その後、商品力強化を図って日産唯一のステーションワゴンとして健闘したが、2018年2月に生産を終えた。

1990年5月にデビューした日産「アニベール」
1996年10月にデビューした日産の高級ステーションワゴン「ステージア」

日産は、ステーションワゴンとして1990年5月にレガシィ・ツーリングワゴンを意識した「アベニール」、1996年5月に安価でコンパクトなステーションワゴン「ウイングロード」、同年10月に高性能な高級ステーションワゴン「ステージア」の3本柱で対応。それぞれ個性を発揮して人気を獲得したが、いずれもレガシィ・ツーリングワゴンのような大ヒットモデルとはならなかった。

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ウイングロードは、ステーションワゴンブームの中でコンパクトで使いやすい、安価なステーションワゴンで差別化を図ったが、地味に扱われて大きな存在感を示すことができなかった。さらに、2000年以降は実用性に優れたミニバンブーム、さらにSUVブームと続き、ウイングロードには厳しい環境下での戦いとなったのだ。
毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。

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