14インチ大型ディスプレイでインフォテインメントを刷新

レクサスは、2025年4月の上海モーターショーにて、第8世代となる新型「ES」を発表した。新型ESは日本導入が予定されている。

レクサス ES

ESは1989年、北米市場にレクサスブランドが立ち上げられた当初から、ラインアップされている主力セダンで、開業間もない同ブランドを支えてきたモデルだ。

レクサス ES

8代目では、まずボディサイズが拡大されたことが注目されている。そのインフォテインメントシステムがもポイントのひとつになる。

レクサスは、新型ESでインテリアデザインの新たな時代を切り開き、今回、搭載される、改良されたインフォテインメントシステムを発表した。

新しいインターフェースは、セダンの14インチタッチスクリーン上で動作し、タブレットやスマートフォンで操作しやすいメニューを備えている。カスタマイズ可能なホーム画面には、オーナーが好みのウィジェットを追加できるほか、よく使う機能をまとめたクイックコントロールメニューが右上隅に追加されている。

さらに、SiriusXM 360L(北米仕様。日本仕様の詳細は不明)、ワイヤレスApple CarPlay、Android Autoに対応。また、Spotify(北米仕様)もインフォテインメントシステムに直接統合された。車載ナビゲーションシステムは改良され、デジタルメータークラスターに表示できるようになった。

音声アシスタントも改良され、応答速度が向上、特定のメニューページへの直接ジャンプなど、より複雑なリクエストにも対応できるようになっている。また、ブランド初となる男性と女性の声を選択できることも注目される。

日本で発売予定のパワートレインは、2.5L直列4気筒+電気モーターのハイブリッド仕様「ES350h」と、シングルモーターを搭載する「ES350e」、デュアルモーターを搭載する「ES500e」がラインアップ予定となっている。尚、駆動方式はES350eがFF、ES500eがAWD「DIRECT4」を採用する(航続距離は中国仕様の数字)。

フルEVモデルのES 350eとES 500eには、充電スケジュールと制限を設定できる新しいEV充電管理システムが搭載されている。ナビゲーションシステムは、充電ステーション情報を表示したり、現在の充電状態に基づいてルートを計画したりすることも可能だ。

デジタルキーもアップグレードされ、対応するデジタルウォレットを介して最大5人まで追加ドライバーと共有できるようになったほか、スマートフォンのバッテリーが切れても一定期間NFCアクセスが継続して利用できるようになった。

日本仕様に採用されるかは不明だが、米国では、2026年モデルの新型レクサスES全車にAT&Tの5G接続機能が搭載される。レクサスが「ドライブレコーダー」と呼ぶ標準装備のドライブレコーダーは、最大90本の1分間の動画を連続録画し、同時に車の速度と位置情報を記録。オーナーはインフォテインメント画面で動画を再生したり、USBメモリにダウンロードしたりできるようだ。

注目される日本発売価格は、先代の602万円から、新型は640万円程度にアップしそうだ。初のBEVモデルだが、レクサス「RZ」の820万円~という価格を考慮すると、「ES350e」が840万円~、「ES500e」が1千万円を超えてくる可能性もありそうだ。それでもライバルとなるメルセデス・ベンツ「EQEセダン」や、BMW「i5」と比較すると、若干低いプライスタグとなり、世界での競争力は高いと見られる。また、世界屈指の高性能インフォテインメントシステムも競合モデルと差別化されそうだ。

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