16歳の頃にできなかったカスタムをすべて盛り込んだ渾身のモンキーR。コンパクトな車体ながら存在感は抜群で、独自のカフェファイタースタイルを確立している。

若い頃にやりたかったカスタムを実現

「16歳の時にモンキーRに乗っていましたが、トラブルが多発して、その時はすぐに降りたんです」

そう話すと〜るちゃんさんは、それから30年以上に渡って何台ものモンキーを乗り継いできたフリークだ。

そして、自身2台目となるモンキーRを入手したのが5年前。

「今度はきっちりしたカスタムマシンを作ろう」

そう決意して製作したのが、このモンキーRである。

ロケットカウルから始まったカフェファイター計画

カスタムのコンセプトは「カフェファイター」。

モンキーRの特徴的なフレームを活かしながらロケットカウルを装着。シルバーとワインレッドのカラーリングが上質な雰囲気を演出する。

見どころとなるロケットカウルは伽羅コレクション製だが、「モンキーRで装着しているのを見たことがない」という理由で購入したという。

しかし当然ながら専用品ではなく、そのままでは装着できない。そんな時に偶然出会ったのがハーレーカスタムショップの店主だった。

カスタム談義をするうちに意気投合し、カウル製作だけでなく車両全体の製作を依頼することになったそうだ。

30年越しに完成した理想の一台

その時、と〜るちゃんさんが考えたのは、

「昔、お金がなくてできなかったカスタムを、今回は後悔なく全部やろう」

ということだった。

ヨシムラ製チタンサイクロンを装着。焼き色の入ったサイレンサーが、シルバー×ワインレッドの車体によく映える。

結果として「グレード高めの現行軽自動車が買えるくらい」の費用がかかったというが、パーツ選びはもちろん、ペイントやシート造形に至るまで徹底的にこだわったことで、他にはない完成度とオリジナリティを獲得した。

16歳だった少年が思い描いていた理想のモンキーR。

その構想は30年以上の時を経て、ようやく現実のものとなったのである。

ディテールチェック

排気量は124ccまでボアアップ済み。「走るカスタム」を目指しただけあり、見た目だけでなく性能面もしっかり強化されている。
カウルの裏側が確認できるタンク周辺。ペイントはモンキーRの可愛らしさを残しつつ、大人の雰囲気を演出している。
NSR50ホイールを流用し、スイングアームはGクラフト製6cmロングを装着。スプロケはコンバートされ、チェーンは415をチョイス。
ワインレッドのシートは車体全体のアクセント。シートカウルとの一体感にもこだわり、レーシーでありながら上品な仕上がりを実現している。
ロケットカウル内にはコンパクトにメーター類を配置。ライディングポジションや視認性にも配慮され、実際に走ることを前提とした作り込みが光る。

撮影したのはこのEVENT!

「第14回モンキーミーティングin多摩」
■開催日:2023年4月23日
■開催地:東京サマーランド 第2駐車場(東京都あきる野市)

こちらの車両はマニアックなモンキーが大量に集う老舗イベント「モンキーミーティング」で撮影。詳細はこちらのWEBをチェック!


【モトチャンプ】