カラーバリエーションを刷新

Hondaは原付二種スポーツモデル「グロム」のカラーバリエーションを変更し、2026年6月19日に発売する。今回の改良では車体色のラインアップを見直し、スポーティな印象を強めた新色を採用した。グロムは個性的なデザインと軽快な走行性能を特徴とする125ccクラスの人気モデルであり、若年層からベテランライダーまで幅広い支持を集めている。
新たに設定されたカラーは、モータースポーツをイメージさせる「ゲイエティーレッド」、鮮やかな存在感を放つ「スプレンディドブルー」、引き締まった印象を演出する「パールシャイニングブラック」の3色。従来モデルからイメージを一新し、それぞれ異なる個性を楽しめる構成となった。
レッドのみアンダーカウルを標準装備

今回の変更点で特に注目されるのが、ゲイエティーレッドへのアンダーカウル標準装備だ。従来は純正アクセサリーとして設定されていた装備を標準採用することで、レーシーなスタイリングをさらに強調した。
車体下部に装着されるアンダーカウルは、コンパクトな車体をより凝縮感のあるシルエットへと変化させる。スポーツモデルらしい低重心感を演出し、モータースポーツイメージを色濃く反映した仕様となっている。なお、アンダーカウルはアクセサリーとしても継続販売される。
レッド仕様は専用装備の追加に伴い価格が高めに設定されており、他カラーとの差別化が図られている。カラー選択によって個性だけでなく装備内容も変わる点は、購入時の大きなポイントとなりそうだ。
コンパクトボディと軽快な走りは継承

グロムの魅力は、小排気量スポーツならではの扱いやすさにある。搭載されるエンジンは123cc空冷4ストロークOHC単気筒。最高出力7.4kW(10PS)を発生し、5速マニュアルトランスミッションとの組み合わせによって軽快な走りを実現する。
車両重量は103kgと軽量で、街中での取り回しに優れる。前後12インチホイールと倒立フロントフォークを採用し、キビキビとしたハンドリング性能も特徴だ。フロントにはABS付きディスクブレーキを装備し、日常利用からツーリングまで幅広いシーンに対応する。
また、多機能デジタルメーターにはギアポジション表示や回転計、平均燃費計、時計などを搭載。コンパクトな車体ながら装備面も充実している。燃料タンク容量は6Lで、WMTCモード値67.8km/Lという優れた燃費性能も魅力のひとつだ。
幅広いライダーに向けた原付二種スポーツ

グロムは2013年の登場以来、「小さくても本格的に楽しめるスポーツバイク」として独自のポジションを築いてきた。コンパクトなサイズ感は初心者でも扱いやすく、一方でマニュアルミッションを備えることでベテランライダーにも高い人気を誇る。
今回のカラー変更は基本性能に手を加えるものではないが、スタイリングの魅力をさらに高める内容となった。特にゲイエティーレッドはアンダーカウル標準装備によって所有感を強く刺激する仕様となっており、シリーズの新たな主力カラーとなる可能性も高い。
メーカー希望小売価格はゲイエティーレッドが44万円、スプレンディドブルーおよびパールシャイニングブラックが42万3500円。Hondaは年間4000台の販売を計画している。原付二種クラスならではの維持費の安さとスポーツライディングの楽しさを両立したグロムは、2026年モデルでも多くのライダーを魅了しそうだ。
グロム主要諸元
型式:8BJ-JC92
サイズ:全長1,760mm×全幅720mm×全高1,015mm
軸距:1,200mm
最低地上高:180mm
シート高:761mm
車両重量:103kg
乗車定員:2名
エンジン:空冷4ストロークOHC単気筒
総排気量:123cc
内径×行程:50.0mm×63.1mm
圧縮比:10.0
最高出力:7.4kW(10PS)/7,250rpm
最大トルク:11N・m(1.1kgf・m)/6,000rpm
燃料供給装置:PGM-FI電子制御燃料噴射装置
始動方式:セルフスターター
変速機形式:常時噛合式5段リターン
燃料タンク容量:6.0L
燃料消費率(WMTCモード値):67.8km/L(クラス1)
フロントタイヤ:120/70-12 51L
リアタイヤ:130/70-12 56L
フロントブレーキ:油圧式ディスク(ABS付)
リアブレーキ:油圧式ディスク
フロントサスペンション:倒立テレスコピック式
リアサスペンション:スイングアーム式
フレーム形式:バックボーン
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