Morgan Supersport
×
Mercedes-AMG SL 43
モーガンの伝統を現代的に解釈




100年以上にわたって、ハンドメイドで独自のスポーツカー製造を続けるモーガン・モーターカンパニー。戦前から続くプリミティブなスタイルは、世界中に根強いファンを持つ。2025年3月、モーガンは新開発のアルミ製プラットフォーム「CXVアーキテクチャー」をベースに開発された、新型フラッグシップ「スーパースポーツ」を発表した。モーガン伝統のフルウイング型フェンダーを残しながらも、空力を意識した滑らかなフォルムが特徴となる。
2021年、メルセデス AMG専用モデルとしてデビューした7代目「SL」。初代から続くロングノーズ&ショートデッキスタイルを引き継ぎつつ、ルーフには4代目以来となるソフトトップが採用された。2022年には、コンパクトな2.0リッター直列4気筒エンジンを搭載したエントリーモデルの「SL 43」が追加されている。
歴代モーガンと比較すると、モダナイズされたエクステリアを持つスーパースポーツだが、SLと比較すると、そのコンパクトさが際立つ。ボディサイズは全長は590mm、全幅が110mm、全高は80mmも小さい。さらに車両重量は700kgもスーパースポーツが軽い。
モーガン スーパースポーツ
ボディサイズ=全長4110mm×全幅1805mm×全高1290mm
ホイールベース=2520mm
車両重量=1170kg
タイヤサイズ=235/45R18(前)、255/45R18(後)
メルセデス AMG SL 43
ボディサイズ=全長4700mm×全幅1915mm×全高1370mm
ホイールベース=2700mm
車両重量=1780kg
タイヤサイズ=265/40R20(前)、295/35R20(後)
圧倒的な軽さを活かした強烈な加速力




スーパースポーツは、最高出力340PSのBMW製3.0リッター直列6気筒ターボを搭載。対するメルセデス AMG SL 43はコンパクトな2.0リッター直列4気筒エンジンに、F1由来のテクノロジー「エレクトリック・エキゾースト・ガス・ターボチャージャー」と48Vマイルドハイブリッドが組み合わせられる。最高出力はAMG SL 43がスーパースポーツを81PSを上まわる421PSを発揮。しかし、0-100km/h加速は約1.2tという軽さを活かしたスーパースポーツが1.0秒も凌いで見せた。
モーガン スーパースポーツ
エンジン形式=直列6気筒ターボ
排気量=2998cc
最高出力=340PS/6500rpm
最大トルク=500Nm/1250rpm
トランスミッション=8速AT
駆動方式=RWD
最高速度=267km/h
0-100km/h加速=3.9秒
メルセデス AMG SL 43
エンジン形式=直列4気筒電動ターボ+48Vマイルドハイブリッド
排気量=1991cc
最高出力=421PS/6750rpm
最大トルク=500Nm/5000rpm
トランスミッション=9速AT
駆動方式=RWD
最高速度=275km/h
0-100km/h加速=4.9秒
所有すること自体が最大の魅力


スーパースポーツのコクピットは、メーターや操作系は先代のプラスシックスを引き継ぎつつも、フラッグシップに相応しい質感が与えられた。ドライバーズシート正面に液晶ディスプレイが配置され、それを挟むように燃料系と水温系、ダッシュボードのセンターにはスピードメーターとタコメーター、エアコンやオーディオのコントローラーがレイアウトされる。
メルセデス AMG SL 43は、メーターナセル内に収められた12.3インチデジタルインストゥルメントパネルに、縦型の11.9インチディスプレイを配置。ベンチーレーションやステアリングには、煌びやかなクロームパーツが奢られ、メルセデス AMGに相応しいラグジュアリーな室内空間が広がる。
SL 43は充実の運転支援機能、快適な乗り心地、高い静粛性、実用性を兼ね備えており、長距離ツーリングでも疲れにくく、オープンカー初心者でも安心して扱える完成度の高さが魅力となる。あらゆる快適装備を標準搭載しながら、価格に関してはスーパースポーツより670万円も安い。
対するスーパースポーツは、モーガンという英国の少量生産メーカーを所有すること自体が最大の魅力となる。街中で同じ車両とすれ違う機会はほとんどなく、唯一無二の希少性がオーナーに格別の満足感をもたらすだろう。さらに、アルミ製シャシーと伝統的なデザインを融合したパッケージによる、純粋でダイレクトなドライビングの楽しさは、他のモデルでは決して味わうことができない。
車両本体価格
モーガン スーパースポーツ 2457万4000円
メルセデス AMG SL 43 1787万円


