Audi Q3

累計200万台のベストセラー

さまざまなインフォメーションを映し出すデジタルマトリクスライト。ロービームはその下に配置される。
さまざまなインフォメーションを映し出すデジタルマトリクスライト。ロービームはその下に配置される。

今やアウディブランドのベストセラーとなった「Q3」。2011年に初代が登場して以来、世界累計で200万台を販売しているという。新型のエクステリアは「A5」などとも共通するアウディの最新フェイスを採用。一見するとヘッドライトに見える“目”の部分はLEDによるデジタルマトリクスライトとなっている。これは路面にさまざまなインフォメーションを投影したり、停車時にはアウディマークを映したりするなど、もはやクルマのライトもここまできたか、と驚くほどの演出を見せてくれる。

全長は4530mmで、先代よりも40mmほど長くなってはいるが、今の時代には十分にコンパクト。同時に登場したスポーツバックは全高1570mmで、ほとんどの立体駐車場にも停められるサイズだ。

新型ギヤセレクターを採用

インテリアはメーターとセンターのモニターを一体としてつなげたデザインで、A5などと共通する最新スタイル。最大の違いはギヤセレクターがステアリングポストに移動したこと。左右をつなぐブリッジのようなバーの右側がギヤセレクター、左側にはウインカーやワイパーなどの操作系が集約されている。これによってセンターコンソールにドリンクホルダーなどがゆとりを持ってレイアウトできるようになったという。

ラインナップはFFのTFSI110kWとクワトロの150kW。今回試乗したのはFFの110kWだが、その走りは非常に軽快だ。右足の動きとステアリング操作に対して思った通りの反応を見せてくれるので、とても運転がやりやすい。2バルブ式ダンパーを採用したサスペンションは細かなギャップなどは割と素直に伝えてくるものの、路面への追従性は非常に高く、上屋は常に安定している。重量が1610kgと最近のクルマにしては軽量なこともあり、いい意味でのカジュアルな爽快さを感じさせてくる。

TFSI110kWの価格は550万円。先進のドライバーアシスタンスシステムも備わっていることを考えれば、コストパフォーマンスはとても高い。

リヤは左右いっぱいのLEDがワイド感を強調。フォーリングスのエンブレムにもイルミネーションが灯る。
リヤは左右いっぱいのLEDがワイド感を強調。フォーリングスのエンブレムにもイルミネーションが灯る。

REPORT/永田元輔(Gensuke NAGATA)
PHOTO/篠原晃一(Koichi SHINOHARA)
MAGAZINE/GENROQ 2026年8月号

 

SPECIFICATIONS

アウディQ3 SUV TFSI 110kWアドバンスド

ボディサイズ:全長4530 全幅1860 全高1610mm
ホイールベース:2680mm
車両重量:1610kg
エンジン:直列4気筒DOHCターボ
総排気量:1497cc
最高出力:110kW(150PS)/5000-6000rpm
最大トルク:250Nm(25.5kgm)/1500-3500rpm
トランスミッション:7速DCT
駆動方式:FWD
サスペンション形式:前マクファーソンストラット 後マルチリンク
ブレーキ:前ベンチレーテッドディスク 後ディスク
タイヤサイズ:前後235/55R18
WLTCモード燃費:15.6km/L
車両本体価格:550万円

【問い合わせ】
アウディ コミュニケーションセンター
TEL 0120-598-106
https://www.audi.co.jp/