「カロッツェリア」カーナビのトップモデル『サイバーナビ』
40周年記念モデル『LIMITED EDITION』は4000台限定

カロッツェリア新商品体験会の会場。

カロッツェリアのカーナビは上位モデルである『サイバーナビ』とエントリーモデルの『楽ナビ』がラインナップされる。パイオニアが培ってきたナビゲーション機能はいずれも優れた性能と使い勝手を誇るが、大きな違いはAV機能だ。特にオーディオ性能に関して、『サイバーナビ』はやはりカロッツェリアのトップモデルとして位置付けられる。

『サイバーナビ LIMITED EDITION』

その『サイバーナビ』にカロッツェリアブランド40周年記念モデルである『サイバーナビ LIMITED EDTION』が発売された。ラインナップは7V型、8V型、9V型の3サイズにそれぞれ2モデルずつ、合計6モデルを用意。9V型と8V型はネットワークスティックの有無、7V型は画面サイズ(200mmワイドと2D180mm)が違いとなる。

『サイバーナビ LIMITED EDITION』ラインナップ。

限定の記念モデルだけに限定カラーを採用したグリルやシリアルナンバー入りアルミプレート、特別仕様個装箱、専用オープニング映像と、高性能だけでなくオーナーだけに許された所有満足度も高い仕様となっている。

『サイバーナビ LIMITED EDITION』
限定ナンバー入りアルミプレート
専用オープニング画像は複数から選択して設定可能。

もちろん、そうした所有満足度の演出だけが『LIMITED EDITION』の魅力ではない。その真価は「『サイバーナビ』史上最高音質」だ。パイオニア独自の設計思想「マスターサウンド・アーキテクチャー」を、数多の試聴で磨き上げたサウンドチューニングと、積み重ねた確かなノウハウに裏打ちされたパーツ選定・組み合わせ検証により具現化。非常に評価の高かった従来モデルのキャラクターを活かしつつ更なる高みを目指し、それを実現した。

「熟練の開発者が、最適かつ厳選されたパーツとその組み合わせを徹底的に検証。見直しと試聴をはじめとする緻密なチューニングを繰り返し、新たな高音質パーツを採用。アーティストの息づかいやステージの空気感、音場の立体感など微細なニュアンスまで、余すことなく再現します」(パイオニア)
日清紡MUSESブランドのハイエンドオーディオ機器向け高音質オペアンプと、高音質フルカスタムトロイダルコイルを採用。
基盤にはコンバーター、DSP、回路、コンデンサーなど、高音質実現のために厳選されたパーツが装着される。
サウンドますtークロック、Power MOS FET 50w×4chアンプ、高音質CHIPコンデンサーを採用。

使用されるパーツは厳選と組み合わせの試行錯誤を重ねて最適化されたもので、小さな積み重ねが目指した「『サイバーナビ』史上最高音質」の実現につながっている。ユーザーの眼に触れる部分ではないが、このこだわりこそ「カロッツェリア」ブランドたる所以と言えるだろう。

『LIMITED EDITION』で使用すること銅メッキビスも厳選されたパーツの一例。
銅メッキビスにとどまらず、ノイズサプレッションインシュレーター、非磁性体抵抗器なども『LIMTED EDITION』のために厳選された。

なお、『サイバーナビ LIMITED EDTION』は4000台限定で、価格は26万8000円(「AVIC-CQ912IV」の体験会当日価格)ほどだが、体験会に参加してその場で購入していく来場者もいたとか。生産自体は終了しいるので、気になる人はカー用品店やカーオーディオ専門店に急げ!

『サイバーナビ LIMITED EDITION』「AVIC-CW912IV」は7V型200ワイド画面モデル。

確かに実現された『サイバーナビ』史上最高音質を体感

パイオニア×BLITZのデモカー、トヨタGR86。

『LIMITED EDITION』はパイオニアとBLITZがコラボして作り上げたGR86のデモカーで体験することになった。スポーツカーらしい包み込まれるようなコックピット感と『LIMITED EDITION』の専用オープニング映像に期待が膨らむ。

デモカー(GR86)のコックピット。

「テルーの唄」など、曲調やボーカルタイプの異なる楽曲を視聴したが、「ボーカルの息遣いまで聞こえるような」「ライブ会場で最前列で視聴しているような」そんな臨場感は常々『サイバーナビ』の新製品で感じてきたことだが、『LIMITED EDITION』はまさにその正常進化を感じさせるサウンドだった。

デモカー(GR86)に装着されていたのは「AVIC-CQ912IV-DC」。9V型の最上位モデルでネットワークスティック標準装備。

もちろん、デモカーはメインユニットだけでなくカスタフィットスピーカー(ドアスピーカーとトゥイーター交換+インナーバッフルなど)とサブウーファーを備えており、パイオニアスタッフによるサウンドチューニングの妙もある。とはいえ、これまでのデモカーも周辺機器やセッティングが同様だったわけで、『LIMITED EDITION』のサウンドの違いは圧倒的だと言えるだろう。

システム製品名モデル
メインユニット『サイバーナビ LIMITED EDITION』AVIC-CQ912IV-DC
フロントスピーカー17cmセパレート2ウェイスピーカー
(カスタムフィットスピーカー「C」シリーズ)
TS-C1746S
フロントトゥイーター
サブウーファー24cm×14cmパワードサブウーファーTS-WX400DA
その他 サウンドチューニングキットUD-S701
デモカー(GR86)の装着アイテム(リヤスピーカーはノーマル)

サウンドの体験に圧倒されたが、『サイバーナビ』だけにそのナビ性能や便利なオンライン機能などは、体験こそできなかったものの、その性能や使い勝手は折り紙つき。サウンドだけにとどまらないメインユニットとして、まさに頂上モデルと言えるだろう。

しかし、常に最高音質を追求するパイオニア、カロッツェリアブランドだけに、先々はこれを超えるモデルが登場するのは想像に難くない。

「カロッツェリア」ブランド40周年の次は『サイバーナビ』30周年?

「カロッツェリア」ブランド40周年記念展示。マイルストーンとなる記念碑的な製品が並べられた。いずれも動態保存されているという。

カーオーディオで始まったパイオニアの「カロッツェリアブランド」。その第1号は1986年に誕生した「CDX-2/KEX-900」だ。 以来、カーオーディオはもちろん、カーナビでも世界のトップランナーとして、その最先端を歩み続けている。それは40周年を迎えた現在でも変わらない。

1986年発売のCDメインユニット「CDX-2/KEX-900」。

そして、来年……2027年はカロッツェリアの『サイバーナビ』が30周年を迎える。当時、世界初のDVDカーナビとして「AVIC-D909/TV-W808」がリリースされたのが1997年だった。

1997年に発売された「AVIC-D909/TV-W808」。DVDナビであり、ボイスコントロールDVDカーコンピュータでもあった。

すでに「カロッツェリア40周年」記念モデルとして『サイバーナビ LIMITED EDITION』が発売されたわけだが、2027年にも記念モデルは出るのだろうか?気になるところだ……