新投入のアドヴィックス製キャリパーキット。GR86/BRZ CUPレースの指定部品と同タイプ。同一構成のキットがアフターマーケット向けに用意されており、レース参戦者だけでなく、一般のカスタマーも購入可能となっている。

今回のアップデートの狙いは、制動距離の短縮だ。それまで装着していたのはフロント326mm、リア316mmのディスク径だった。

これをフロント345mm、リア330mmに拡大。キャリパー仕様自体は従来と同じく、フロント4POT、リア2POTだが、熱容量の向上により制動力は大幅にアップしている。

キャリパーはフロント/リアともにモノブロック仕様。高い制動力に加え、酷使してもブレーキタッチの変化が少なく、安定したコントロール性を実現。ローター径も余裕のある大容量サイズを採用する。

CSOの小原弘晃代表によると、低μのコントロール系パッドでも十分な制動力を発揮できるようになったことで、ABSの過剰な介入を抑制。結果として、コントロール性の向上にもつながっているという。

「本格的なモノブロック構造でありながら、極めてリーズナブル。対応パッドの選択肢も豊富で、好みに合わせて効き味を調整しやすいのも魅力です。ZN8との相性は抜群です」と、小原代表は高く評価する。

装着時には注意点がある。それがホイールとのマッチングだ。「基本的には18インチ専用。17インチの場合、ディスク形状によっては干渉する可能性があります」とのこと。導入時には、ホイールの仕様を必ず確認したい。

ブレーキパッドは前後とも、コントロール性に優れるエンドレスCC-Rgを装着。対応パッドの互換性が高い点も、このキットの魅力だ。ストリート志向のパッドでも、システム容量の大きさで十分な制動性能をカバーできる。

足まわりは従来どおり、ZEALベースのCSOスペック車高調キットを軸にセッティング。バネレートはフロント10kg/mm、リア12kg/mm。ブレーキ性能とのマッチングは良好で、今後は前後の車高バランスを詰めていく予定。

タイヤはPOTENZA RE-71RSおよびRE-12Dでデータ収集を実施。サイズは18インチ・255幅に加え、カスタマーの立場を考えた235幅でも検証を行い、装着パッドを含めたベストセットを模索している。


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