WPS NVR5 FORGEDは剛性・強度・軽さを徹底的に追い求めたRacing NVR5の鍛造版。スーパーGT用ホイールの製造も手掛ける設備で寸分の狂いもなく削り出されたホイールは独特のオーラを纏う。

そこにはエンケイならではの解析技術が注入されているのだが、国内外のレースで蓄積されたデータも鍛造/鋳造それぞれに落とし込むことができ、このWPS NVR5 FORGEDにも存分にフィードバックされているという。

高剛性/高強度と軽さを高次元でバランスさせる『H CROSS SPOKE』のサイドカットの攻め具合や5軸の加工機でしか開けられない貫通穴、少しでも表面積を稼ぐことで、ブレーキやタイヤの熱を発散させて熱ダレを防ぐ(軽量化にも貢献)ツインラディエーションディンプルなどがそうで、また、車種ごとのパワーや車重を鑑みながら、それらに最適な剛性・強度・弾性と耐え得る軽量化を追求している。

ドルトのG87 M2はフロントが20×9.5J inset 12と275/30R20、リアは20×10.5J inset 12と285/30R20の組み合わせ。タイヤはTOYO PROXES Sport 2だ。サスキットはビルシュタインのEVO SE(純正の電子制御システムに対応)で、フロント約30mm、リア約20mmの車高ダウンとなっている。前後のキャンバーは2度50分ぐらいで、さほどついておらず、すんなり収まるうえに、このツライチ具合だ。15ぐらいのインセット値が多い中「あと3mmぐらい欲しい」というドルト吉田 武代表の提案で、この攻めたルックスが得られた。

こちらはプロトタイプだが、取材を行った5月30日のTOYO TIRES PROXES DRIVING PLEASUREでは、出走車両の先導を受け持ち、岡山国際サーキットを何周も走行。WPS NVR5 FORGEDの20インチP.C.D.112シリーズは今夏の発売予定となっている。


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Photos/稲田浩章 Text/塚本剛哲