初日のトップはなんとAXCR初参戦の鎌田卓麻/柳川直之組
FIA・FIM公認国際クロスカントリーラリーである「アジアクロスカントリーラリー(AXCR)2026」がスタートした。タイ王国を中心にマレーシア、シンガポール共和国、中華人民共和国(雲南省)、ラオス人民民主共和国、ベトナム社会主義共和国、カンボジア王国、ミャンマー連邦共和国など東南アジア各国で開催されてきたAXCR、31年目の開催となる今回は、昨年同様、近隣諸国との緊張もあり、タイのみでの開催となる。
初日となるこの日、2輪部門のバイクは朝6時にホテルをスタート。100kmを超えるリエゾン区間を経てバイクは午前9時にスタート。オート部門はそのバイクの最終車両がスタートした1時間後に2分間隔でスタートしていった。

事前に予定されていたルートは大幅にカットされ、配布されたロードブックは、その修正を各自で行なわねばならず、その修正の理解と、マップへの反映のため、各エントラントには多くの負担が強いられることとなった。
そのコースは、幹線道路を横断しながらプランテーション(農園)の脇を通るルートが続く。路面の凹凸や穴が多く、さらにウォーターベッドも存在。さらに当日は天気も怪しく、スコールに見舞われることになるのだが、こればかりは運次第というところで、スコールに降られなくとも、スコール後のコースは滑りやすいグチャグチャな路面へと変化し、多くの選手を悩ませることとなった。

そんな初日のトップには、なんと今回AXCR初参戦の鎌田卓麻/柳川直之組(No.120 Team TEIN)が付けた。そのタイムは2時間57分44秒で、2番手につけるタイのナタポン選手の駆る107号車に2分以上の差をつけて堂々のトップタイムである。

AXCR参戦経験は15年近くあるが、今回鎌田選手と初めてペアを組むコ・ドライバーの柳川選手は「今日は、午前中は読み合わせをしていき、午後はそれが噛み合っていったという感じです。鎌田選手は安定したゆとりある走りで、自分もうまく反応できたと思っています。ミスコースもせずに済みましたし、ナビゲーションをしていて本当に気持ち良かったです。明日からも楽しみです」と話してくれた。


3番手には、田口勝彦/保井隆宏組(No.106 Team MITSUBISHI RALLIART/三菱トライトン/T1D/3時間2分28秒)、4番手にも番場 彬/藤田めぐみ組(No.119 CUSCO Racing/三菱トライトン/T1D/3時間4分11秒)と上位に日本人が並ぶ結果に。
田口選手は「水たまりがひどくてワイパーをいくら動かしても追いつかないという感じでした。コースはネチャネチャで滑るところはすごく滑って難しい一日でした」とコメント。番場選手も「水たまりは避けられるところは避けて慎重に走りました。でもマディセクションがとにかく多くて難易度の高いコースだったですね」と語っていた。

AXCR2026、2日目のSS2は、プラーチーンブリーからナコーンサワンへと向かうルート(総走行距離478.22km。SS145.67km)が設定されていたが、軍事演習があるということで、その周辺に設定されていたコースをキャンセル。初日に続いて2日目もコースの変更が行なわれ、SSは67.32kmと短縮される。

