決勝は19時~ ジョグやタクト、ビーノが主役! 街の50ccでMotoGPばりに膝を擦る!

チャレ耐のおもしろさは、何といっても走っているマシンが身近なこと。ベースになるのはジョグ、タクト、ビーノなど、街中で見かける4スト50ccスクーターだ。

ものすごい最高速が出るレーシングマシンではない。むしろ速さだけを見れば、原付レースの中でもかなりスローな部類。それでもサーキットへ持ち込み、30台近いマシンが一斉に走れば話は別だ。

ブレーキングで前へ出るライダー、コーナーでピタリと後ろにつくライダー、少しずつ順位を上げていくチーム……。普段なら買い物や通勤に使われているような50ccスクーターが、本気のレースを繰り広げる。そのギャップこそチャレ耐の醍醐味なんです。

しかも2時間耐久は、ひとりで走り続けるわけではない。数名のライダーが交代しながら(6名なんて大所帯チームも!)、1台のスクーターをゴールまでつないでいく。速いだけでは勝てず、転ばないこと、マシンをいたわること、仲間へ無事にバトンを渡すことも大切になる。

レースをよく知らなくても、「あのチーム頑張ってるな」と見ているうちに、自然と応援したくなるはずだ。

たとえば、こんなヤマハ・ビーノもベース車のひとつ……どころか一番人気かも。とくに初期型は水冷3バルブエンジンで高回転まで良く回るし、前後ドラムブレーキだから車重が軽いんです。フルブレーキングの少ないクラスだけにディスクブレーキの制動力よりも、軽さが有利になるというわけだ。ほかにもジョグやタクトなど、おなじみの4スト50ccスクーターがサーキットではレーサーに変身する。

舞台は名門・サーキット秋ヶ瀬! 世界へ羽ばたいたライダーも走ったコース

今回の舞台となるサーキット秋ヶ瀬は、ミニバイクファンにはおなじみの名門コース。モトチャンプ杯ミニバイクレース選手権の開催をはじめ、加藤大治郎やノリックこと阿部典史、中上貴晶など、のちに世界の舞台で活躍するライダーたちが育った場所でもある。現在MotoGPで活躍する小椋藍選手も、サーキット秋ヶ瀬で腕を磨いた一人だ。

コースレイアウトは一見シンプル。それだけに、ごまかしが利きにくいのがこのコースの特徴。ほんの一瞬のミスがタイムや順位に響きやすく、ライダーの腕とマシンの仕上がりが出やすいシビアさも魅力となっている。

そんな歴史あるコースを、今回はジョグやタクト、ビーノといった身近な4スト50ccスクーターが駆け回る。名門サーキット×街の原付スクーター。この組み合わせもチャレ耐ならではだ。

左回りのショートコースで、全長は608m最大コース幅は10mとなる。

30チーム限定が約30分で満員! 速い人も、久しぶりの人も集まる

このチャレ耐、じつはかなりの人気イベント。参加は30チーム限定で、今回もエントリー開始から約30分ほどで枠が埋まるほど。関東圏からの参加が中心ながら、遠くは京都府や大阪府など関西圏からもチームがやってくる。

しかも参加者の層が幅広い。思い出作りとして仲間と参加するライダーがいるいっぽう、往年のレジェンドライダーや、スクーターレース界で知られた速いライダーも参戦予定。さらに女性ライダーの参加もあり、顔ぶれはじつに多彩だ。

少しレースに詳しい人なら、「あの人見たことある!」「あの速い人、元日本一じゃん!」なんて発見もあるはず。

とはいえ、会場全体がピリピリした競技会というわけではない。走り始めればみんな本気。でも、それ以外は草レースらしいアットホームな雰囲気で、仲間同士でワイワイ楽しんでいるチームがほとんど。レースをよく知らない人でも入りづらさを感じにくい空気感なのも、チャレ耐のいいところ。

さらに2時間耐久の前には、6周で争うスーパースプリントレースも開催予定。短いレースで一気に盛り上がったあと、19時からは2時間耐久へという流れだ。

実況MCはマーブル氏を予定。初めて見る人でも状況を追いやすく、あれこれ見て、聞いて、応援していたら、2時間なんてきっとあっという間です。

<おおまかなタイムテーブル>
17:00~18:00 公式練習走行
18:10~ スーパースプリントレース(6周)
18:30~19:00 スタート前進行(グリッドに整列しチーム紹介等)
19:00~21:00 レース(2時間)
レース終了後表彰式

観戦&駐車無料! 初サーキットでも楽しみやすい

「サーキットって、レースをやっている人しか行っちゃダメなんじゃない?」

そんなことはない。今回のチャレ耐は観戦無料、さらに駐車場も無料。レースを見たことがない人でも、ふらっと遊びに行ける。但し当日はエントラント優先のため、邪魔にならないよう配慮を忘れずにしたい。

会場のサーキット秋ヶ瀬は、埼玉県さいたま市桜区にあるミニバイクやカートでおなじみのサーキット。都心から約1時間とアクセスも良好。レンタルカートも営業しており、平日や土日祝のナイター時間帯などにビジターでも楽しめる。初心者や女性でも利用できると案内されているので、「サーキットってどんな場所なんだろう?」と視察気分で訪れてみるのもアリだ。

トイレや自動販売機もあり、初めて訪れる人でも構えすぎなくて大丈夫。そして真夏のイベントとはいえ、メインは夕方から夜にかけてのナイトレース。昼間の強い日差しが落ち着き、暑さもグッと和らいでくる時間帯なのは、観戦する側にもうれしいところだ。

50ccだから迫力がない? いやいや、目の前を何台ものスクーターが走り抜け、ライダーが本気で競り合う姿を間近で見れば、そんな印象はきっと変わるはず。

速さはもちろん、仲間と1台のマシンをゴールまでつなぐ耐久レースならではの醍醐味。そして夜のサーキット独特の空気感。しかも観戦無料、駐車無料なら、レース初観戦の入口としてもちょうど良い。

なお、当日はモトチャンプ編集部も現地取材を予定。見かけたら気軽に声をかけてくださいね。

チャレ耐2026 スクーター耐久レース

開催日:2026年8月29日(土)
会場:サーキット秋ヶ瀬 公式サイトはこちら
住所:埼玉県さいたま市桜区上大久保1099 tel:048-855-7862
内容:4スト50ccスクーターによるスーパースプリントレース/2時間耐久ナイトレース
参加枠:30チーム限定・受付終了
観戦:無料
駐車場:無料 ※満車の場合は近隣(まあまあ歩きますのでそのつもりで)のコインパーキングに駐車をして徒歩でお越しください

前回のレースの様子

画像提供:ごっつうRjr HCL ノリーズ

【モトチャンプ編集部】