ハイスペックな透明断熱フィルムの性能に驚き
7年前にカーグッズマガジンで初めてコボテクトの透明断熱フィルムをテストしたとき、その性能の高さに驚かされた。それまでも、断熱フィルムをうたう製品はあったが、効果は感動するほどではなかった。それが、コボテクトの断熱フィルムを貼ったクルマを体感したら、日本の夏は他のクルマには乗れなくなるほどだったからだ。
長年の研究により、透明度を確保しながら日焼けを防止するUVカット率100%と、人がジリジリと暑さを感じるIR領域最高値99%カットを実現。フロントウインドウに貼っても歪みや白ボケが発生しないカーフィルムは、当時、他に存在しておらず、まさにハイスペック断熱フィルムの名に恥じない仕上がり。その性能は、今でもトップクラスといっていいだろう。


ノーマル状態での可視光線透過率は79%。UVカット率は100%。IRカット率は66%。

サンブロックフィルム施工後、可視光線透過率は70%と車検OK。UVカット率は変わらず100%。IRカット率は97%と大幅に向上した。


透明断熱フィルムも好みで選べるようになった
しかし、ライバルも負けてはいない。20年ほど前から透明断熱フィルムを発売しているリンテックは、透明断熱フィルムの問題点を改善しながらモデルチェンジを繰り返し、2年ほど前にコボテクトと同等性能の製品を発売した。
この製品は、UVカット率99%以上、近IRカット率84%と数値上はコボテクトより若干低めだが、体感的にはほぼ同等。そしてコボテクトに比べて価格が3割ほど安い。また、コボテクトは、取り扱いを認定店だけに絞っている。これは、フロントウインドウの施工に技術が必要で、顧客の安心度を高めるための方針だ。一方、リンテックは一般に卸売りをしているので、どこのカーフィルム施工店でも取り扱いが可能だ。
さらに、リンテックと比較しUVカット率が同等で、IRカット率は数値的に若干高い透明断熱フィルムが、IKCSからも登場。可視光線透過率70%以上であれば、運転席・助手席のウインドウガラスに使用可能と表示しているが、ほとんどのクルマに問題なく施工できるはず。価格的にはリンテックより少し高め。

コボテクトはUV100%カット、IR 最大99%カット、可視光線透過率89.1%という高性能な透明断熱フィルムを開発・販売するメーカーだ。フィルムはクリアタイプだけでなくスモークタイプも用意。コボテクトフィルムの施工は全国の認定施工店でのみ行っている。

粘着素材や粘着関連機器、特殊紙、剥離紙・剥離フィルムなどの開発・製造・販売を行っているリンテックは、自動車用ウインドウフィルムも手掛けている。クリアシリーズで最も遮熱性が高いWINCOS IR-85HDは、フロントガラスに貼れる高い透明性を保ちながら、従来品のIR-90HDより近赤外線カット率を約15%向上させ、ドライバーの暑さ対策や車内の温度上昇抑制に貢献している。

IKCSが提供するカーフィルム「シルフィード」は、紫外線を99%カット、暑さの原因である赤外線も大幅に遮断することで、車内の暑さや紫外線対策にピッタリ。FGR-500は、可視光線透過率89%。UVカット率99%。赤外線カット率90%というスペックだ。
快適度大幅向上で1度使用したら手放せなくなる透明断熱フィルム
純正のウインドウガラスも性能が上がったとはいえ、やはり現状の日本の暑さには対処しきれていない。厳しい暑さでも快適にクルマに乗れるようになる透明断熱フィルムは、一度使えば二度と手放せなくなるはず。好みで、いろいろなメーカーの透明断熱フィルムを選べるようになったので、是非ともサイドウインドウからでも試してみてはどうだろう。
これだけでも横からの日差しによる顔や腕の暑さが低減するし、比較的安く済むのでコスパは高い。次にフロントウインドウに貼れば、より効果を実感できるに違いない。フロント3面施工をすれば、もうノーマルウインドウのクルマには乗れないのだ。