前週に発表された注目のネタを一気に紹介する「バイクス週間ニュースダイジェスト」。今回は2026年9月7日〜13日に発表されたニュースを紹介する。

四輪の美意識と独自の車体技術を融合

アストンマーティンとブラフシューペリアは2026年9月9日、両社の協業による初の公道走行可能なモーターサイクル「AMB 002 Roadster」を発表した。生産は300台限定で、すでに受注を開始。納車は2027年第3四半期からを予定している。四輪で培った造形と、独自の二輪技術を組み合わせ、走りを楽しむライダーと希少なモデルを求めるコレクターの双方に向けて開発された。

両社はこれまで、2019年に「AMB 001」、2022年に「AMB 001 Pro」を発表してきた。いずれもサーキット専用モデルだったが、新型は公道へと活躍の場を広げる。従来の協業で追求してきたデザインや技術を受け継ぎながら、日常の道路で味わう操る楽しさを重視した一台となる。

外観は、コンパクトな車体にカーボンファイバー製のボディパーツを組み合わせ、機械としての構造を感じさせる仕上がりだ。燃料タンクやサイドフェアリングは滑らかな曲面を持ち、ライダーが身を伏せた際の身体との一体感や空力性能にも配慮する。側面に配置した三日月形の吸気口は、エンジンの冷却と気流の調整を担う。

細部にはアストンマーティンの四輪モデルとのつながりが見える。ブランドを象徴するサイドストレーキを再解釈したラインは、フェアリングからヘッドランプを囲むように伸びる。楕円形の2本の排気口にはリブ付きのヒートシンクを備え、Vanquishなどの意匠を思わせるデザインとした。リアのライトブレードも、ValkyrieやValhallaといったハイパーカーに通じる要素だ。

装備面ではキーレス機能やバックライト付きの始動ボタンを採用。シートパッドには手作業で仕上げたサドルレザーを用いる。高性能を支える機能に加え、乗り込む際や車体に触れる場面にも、同社のロードカーを連想させる素材使いを取り入れた。

エンジンは新開発の1083cc水冷4ストロークVツインで、最高出力130bhp、最大トルク110Nmを発揮する。低・中回転域の力強いトルクと、高回転域までの滑らかな吹け上がりを狙った設定だ。設計から機械加工、組み立てまでは、フランス・トゥールーズのブラフシューペリア本社で行う。エンジンケースには、アルミニウムを精密に削り出す加工技術を用いた。

車体の骨格となるチタン製フレームは重量わずか5kg。公表されている車体重量は190kgで、前後の重量配分は50対50とする。カーボンファイバー製の外装や燃料タンクを採用し、重量物を車体中央に集めることで、軽さとバランスの両立を図った。素材の選択と配置の工夫を通じて、俊敏な運動性能につなげている。

前輪のサスペンションには、ダブルウィッシュボーン構造の「Fior式フォーク」を採用した。操舵と制動に伴う力を分離する仕組みで、AMB 001 Pro向けに開発したシステムを進化させたものだ。メーカーによると、正確なステアリング操作を支え、高速コーナーでの安定性も確保。ブレーキング時に車体前部が沈み込む動きを抑える特性も備える。

AMB 002 Roadsterは、一台ずつ手作業で生産される。限定300台という規模のもと、素材や加工、仕上げにこだわる方針だ。両社の協業は、サーキットで性能を追求する段階から、公道でデザインと走りを体感できる領域へと広がる。英国にルーツを持つ両ブランドが、公道モデルという新たな接点を得たことで、四輪と二輪をまたぐものづくりの方向性を示す存在にもなりそうだ。

ゲルザブRS専用メッシュカバー発売|厚さ5mmでシートの熱対策

プロトは2026年9月9日、バイク用シートクッション「ゲルザブRS」専用のメッシュカバーを発売したと発表した。乗車姿勢を調整する用品ブランド「エフェックス」の新商品で、夏場に熱くなるシートへの対策として開発。価格は税込3,850円で、ゲルザブRSと同時に装着して使用する。メッシュが座面とお尻の間に隙間をつくり、直接触れるのを防ぐことで、シートの熱が伝わりにくくなる仕組み。走行中は隙間に風を通し、暑い日の快適性向上を図る。厚さ5mmの薄いメッシュを採用し、見た目や足つきへの影響を抑えた構造としている。サイズは長さ230mm、幅260mmで、表面素材はポリウレタン。品番はEHZ2326MC。ゲルザブRSとの併用を前提とした専用品のため、カバー単体では装着できない。ゲルザブRSは、従来のゲルザブRを一回り小さくしたモデル。座面が小さいシートやタンデムシートにも使え、内蔵ゲルでお尻の痛みを和らげることを目指している。ゲルザブシリーズは、長距離ツーリングを快適に楽しむためのゲル内蔵座布団として2007年に初代が登場。現在は汎用4種と車種専用3種を展開し、累計販売数は17万枚を超えている。

デイトナ、GSX-8などのクラッチ操作を約20%軽減するアーム発売

デイトナは9月10日、スズキのGSX-8シリーズとVストローム800シリーズに対応する「ライトクラッチレリーズアーム」を発売したと発表した。クラッチレバーの操作を軽くするパーツで、9月7日発売の新商品。標準価格は税込4400円、品番は69555となる。エンジン側のアーム比を変更することで、同社によるとクラッチ操作に必要な力を約20%軽減する。レバーの重さが気になるライダーに向け、シフトチェンジのしやすさと街乗りでの快適性向上を目指した。クラッチを動かす部分の構成を見直す製品だ。適合車種はGSX-8R、GSX-8S、GSX-8T、GSX-8TTと、Vストローム800、Vストローム800DE。発表では対象年式を2023~2026年としている。素材はアルミで、ブラックアルマイト仕上げを採用。操作性に加え、エンジン周辺の外観をカスタマイズできる点も特徴に挙げる。

デイトナ、1万5400円のフルフェイス「DN-013ST」発売|街乗りからツーリングに対応

デイトナは9月10日、フルフェイスヘルメット「DN-013ST」を発売したと発表した。9月7日発売の新商品で、価格は税込15,400円。シンプルな構成で価格を抑えながら、街乗りからツーリングまで使いやすい装備を盛り込んだ。カラーはマットブラックとホワイトを用意する。外観は空力を考慮したスポーティな形状とし、後頭部にリアスポイラーを装備。同社によると、走行時のヘルメットの浮き上がりを防ぎ、負圧を利用して内部の空気の排出を助ける。換気口は口元、上部、リアスポイラー部に配置。口元の換気口を開けることで、シールドの曇りや息苦しさの軽減を図る。別売のピンロック社製ピンロックシートも取り付けられ、曇り対策を追加できる。内側には厚みのあるスピーカーも設置しやすいスピーカーホールを設けた。あごひもはワンタッチで外せるラチェット式を採用し、ヘルメットロックに取り付けるためのDリングも備える。内装は肌触りのよい素材とメッシュ生地を組み合わせ、3ピースに分けて取り外せる仕様。手入れのしやすさにも配慮した。日常の着脱やメンテナンス、ツーリング中の使い勝手を支える機能をそろえ、同社のヘルメットシリーズに加わる。

タビオとSHOEIが初協業|ロゴ入りソックス2種を発売

「靴下屋」などを展開するタビオは9月10日、ヘルメットメーカーSHOEIとの初の協業によるソックス2種を発表した。法人向け事業への本格参入に伴う取り組みで、9月からSHOEI Gallery各店舗と公式オンラインショップで販売している。商品は「SHOEI クラシックロゴ ソックス」と「SHOEI ロゴ ソックス ミドル」。いずれもホワイトとブラックの2色を用意し、サイズは25.0~27.0cm、価格は税込2420円となる。かかと上からの丈は、クラシックロゴが約15cm、ミドルが約23cm。シンプルなデザインで、バイク好きへの贈り物としても提案する。タビオは直営店やECを中心に靴下を企画・製造・販売してきた。法人向け事業では、国内の職人や協力工場とのネットワーク、小ロットに対応できる生産体制、企画・デザイン力を活用する。背景には、高品質な企業ノベルティや国内生産を求めるアパレルブランドの需要がある。働く人の快適性や疲労軽減を目指す機能性商品のニーズにも対応し、事業領域を広げる。同社は1968年創業。2026年8月末時点で国内219店舗を展開し、パリやロンドン、中国などにも出店している。

ナップス、南関東10店舗で車検期間を短縮|幸浦店は「1日車検」にも対応

オートバイ用品の小売・開発を手がけるナップスは9月7日、ベイサイド幸浦店(横浜市金沢区)が、二輪車を対象とする「指定工場」の指定を7月28日付で取得したと発表した。整備から完成検査までを自社で実施できるようになり、南関東の10店舗で受け付ける車検の預かり期間を10日間~2週間程度に短縮する。従来は検査のために車両を運輸支局などへ持ち込む必要があり、予約の混雑などによって返却まで1~2カ月かかる場合があった。今後は神奈川、東京、埼玉の対象店舗から同店へ車両を集め、定期点検整備と完成検査を行う。預かり期間は車両の状態や整備内容、混雑状況によって前後する。ベイサイド幸浦店で直接申し込む場合は、条件が整えば当日中に返却する「1日車検」にも対応する。事前予約が必要で、車両状態の確認や部品の準備などを済ませることで、午前中に預けて夕方に受け取れるケースもある。ただし、整備内容によっては当日返却できず、新しい車検証やステッカーは後日渡しとなる場合がある。同社は今後、車検受付キャンペーンを予定し、南関東以外でも車検期間の短縮に向けた体制づくりを検討する。詳細は公式サイトやSNSを通じ順次案内していく。

はとや、GPS盗難対策端末「ポラリス」の限定セット発売|LINEで移動を通知

はとやは9月9日、車やバイクの盗難対策用GPS端末「POLARISS(ポラリス)」に、設置用の粘着テープ付きマジックテープを同梱した限定商品の販売開始を発表した。本体価格は税込1万9800円、月額利用料は2178円から。盗難後の位置情報を追跡し、車両の発見につなげることを目指す。開発はOWL-TYが担当し、京セラ製GPSユニットを採用。GPS、GLONASS、みちびきに対応し、測位した情報を4G LTEで送信する。大手3社の通信回線に対応し、車両の位置や移動履歴を確認できる。操作と通知にはLINEを使い、専用アプリの追加は不要。あらかじめ警戒エリアを設定しておくと、車両がエリア外へ移動した際に通知する。移動履歴は自動保存され、警察への通報時に位置情報などを伝えるために活用できる。本体は手のひらサイズで、シート下などに設置可能。充電して使う場合は配線や工具が不要で、同社によると満充電で約1カ月間稼働する。12Vから5Vへの変換ケーブルを使った常時給電にも対応する。盗難被害を開示すると近隣ユーザーに位置情報を共有する機能も備える。チェーンロックなどと組み合わせ、盗難への備えを補う製品だ。

バイクと音楽を家族で満喫|イオンモール豊川で10月3・4日に秋フェス

バイカーズパラダイスは10月3、4日、愛知県豊川市のイオンモール豊川で「バイカーズパラダイス秋FES 2026」を開催する。時間は両日とも午前10時から午後6時まで。トークショーや音楽ライブ、最新バイク展示などを通じ、ライダーから子ども連れの家族まで楽しめるイベントを目指す。バイク経験を問わず参加できる。セントラルパーク会場には、3日にApollogic、かなえADV、sae、ともこ東海レディース、4日に虹色侍のずま、メイプル超合金の安藤なつ、くろまるが登場。かなえADVが両日の司会を務める。ピアノの永田ジョージとボーカルのJoelleによるジャズライブも予定する。同会場は1日500円で終日出入り自由、中学生以下は無料。サウスコートと屋外駐車場は入場無料で、最新バイクの展示やバイク用品の特設販売を行う。屋外駐車場では、トライアンフの電動キッズバイク「TXP」の試乗体験を実施。対象体重はTXP-12が24.5kgまで、TXP-16が32.5kgまでとなる。買い物と合わせて、親子でバイクの魅力に触れられる。出演者や内容は変更の場合があり、タイムテーブルなどの詳細は公式サイトで順次案内する。

紅葉の裏磐梯をバイクで巡る宿泊プラン 屋根付き駐車場と乾燥室で秋旅を支援

福島県北塩原村の「メルキュール裏磐梯リゾート&スパ」は、紅葉シーズンのバイク旅に向けた夕朝食付き宿泊プランを販売する。宿泊期間は2026年9月9日から11月28日まで。屋根付き駐車スペースと装備用の乾燥室を備え、秋の裏磐梯を巡るライダーの滞在を支える。ホテル入口の乾燥室では、ヘルメットやジャケット、グローブ、レインウェアなどを乾かせる。雨や朝露で湿った装備を整え、翌日の走行に備えられる設備だ。駐車スペースはビュッフェ会場の前にあり、愛車を眺めながら食事や翌日のルート検討を楽しめる。周辺には磐梯吾妻スカイライン、磐梯吾妻レークライン、磐梯山ゴールドライン、西吾妻スカイバレーなどが点在。山岳風景と湖沼を組み合わせた周遊ができ、標高による紅葉の変化も楽しめる。館内では地元食材や郷土料理を取り入れたビュッフェを提供。温泉露天風呂やサウナを備えた大浴場、ラウンジで走行後の体を休められる。料金は2名1室利用時、1人1泊1万2020円からで税・サービス料込み。夕朝食、ラウンジ、温泉の利用を含む。宿泊の予約受付は11月27日まで。一部ドリンクやアクティビティは有料で、紅葉の見頃は天候により前後する。

仙台にバイク350台以上が集結|10月3・4日にバイクトーバーフェスタ開催

ハヤサカサイクルを運営する早坂サイクル商会は、10月3、4日に仙台市太白区のアズテックミュージアムで「BIKETOBER FESTA 2026」を開催する。国内外のバイク350台以上を集める展示・商談会で、入場と駐車場は無料。開催時間は3日が10時から18時、4日が10時から17時までとなる。ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキの国産4メーカーに加え、ハーレーダビッドソンやハスクバーナ、QJモーターなどの車両を展示。電動バイクや専売店限定モデル、ファイナルモデル、カスタム車など、新車と中古車を幅広くそろえる。当日の試乗はハーレー、ハスクバーナ、新基準原付が対象。固定したハーレーで走行感覚を疑似体験する「ジャンプスタート」は、中学生以上でステップに足が届けば免許がなくても参加できる。車両にまたがり、エンジン音を体感する企画も用意する。成約特典には、ハーレーの最大50万円の購入サポートや、国産新車・中古車への特殊ポリマーコーティング施工などを設定。用品のアウトレット販売やヘルメットのフィッティングも実施する。一部店舗では、完全予約制の先行ロング試乗会を順次開催。会場にはキッズコーナーも設ける。

四輪モビリティ「LBIRD」に専用背もたれ|利用者の声で快適性向上へ

有限会社龍昇が展開するモビリティブランド「Sun Emperor」は9月7日、四輪タイプの特定小型原動機付自転車「LBIRD」に、専用バックレストを追加すると発表した。一般販売開始に向けたオプション拡充の一環で、背中を支え、ゆったりとした乗車姿勢を取りやすくする。価格は税込8250円。公式サイトや正規販売店などで順次販売する予定だ。開発の背景には、試乗会で寄せられた、背中を預けたい、よりくつろいだ姿勢で移動したいといった利用者の要望がある。背中を支えるクッション形状を採用し、車体になじむシンプルな黒色に仕上げた。車両のコンパクトさや取り回しやすさを保ちながら、着座時の快適性向上を目指す。LBIRDは16歳以上なら運転免許不要で利用でき、買い物や近距離移動、免許返納後の足としての用途を想定する。四輪構造に加え、坂道での走行を支える高出力の2基のモーター、ディスクブレーキ、LEDライトを備える。車両価格は税込29万7000円。走行時は、特定小型原付に関する交通ルールの遵守が必要だ。同社は今後も利用者や販売店の声を開発に反映し、専用アクセサリーやオプション、アフターサポートの充実を進める。

ダイゾー創立90周年、造船技術を電動モビリティへ|自治体との共同検証も募集

創立90周年を迎えたダイゾーは、造船で培った設計思想や金属加工技術を電動モビリティブランド「e-NEO」に生かし、地域や施設の移動課題への対応を進めている。9月8日の発表では、3人乗りの「NEO-ONE」の活用事例と、自治体との共同検証に向けた募集を紹介した。同社は1936年4月25日、大阪造船所として設立。造船を起点に、エアゾール製品や特殊潤滑剤、自転車駐輪施設などへ事業を広げてきた。安全性や耐久性を重視するものづくりの姿勢を、新たな移動手段にも引き継ぐ。NEO-ONEは普通自動車免許で運転できる3輪の電動車両。コンパクトな車体を生かし、買い物や街乗りに加え、観光地や離島、大規模施設内での移動に対応する。走行時のCO2排出はない。2026年には大島造船所に導入され、従業員の構内移動、設備点検や巡回、来客案内などに活用されている。同社は小豆島と五島列島での実証成果を踏まえ、共同検証に参加する全国の自治体を募集する。既存の交通を補いながら、交通コストや環境負荷、運用負担の低減を目指す。地域の人口構造や観光需要に合わせて運用を設計し、車両導入後も継続して機能する移動の仕組みづくりを進める。

Ninja Team Green Cupに4時間耐久レース|10月31日、もてぎで初開催

カワサキモータースジャパンは9月7日、「2026 Ninja Team Green Cup 4時間耐久ロードレース」の参加申し込みの受付開始を発表した。10月31日に栃木県茂木町のモビリティリゾートもてぎで初めて開催する。申込期間は9月5日から10月3日まで。新カテゴリーは、仲間と協力して完走を目指す4時間耐久レース。一人での参戦に不安がある人や、まずはレースを体験してみたい人の挑戦を後押しする。チームで走ることで、モータースポーツの楽しさやゴールした際の達成感を共有できる機会を提供する。参加者全員に、MFJライセンスのフレッシュマン、国内、国際のいずれかの所持と、もてぎのレーシングコースでの走行経験が必要。車両は同カップの2026年車両規則に適合することが条件となる。代表者1人は同カップ仕様の公式レーシングスーツを着用し、その他の参加者にはスーツの指定はない。同カップは独自の規則により、公道走行に近い状態の車両で参戦でき、自走での参加も可能なイベント。レース未経験者にもサーキット走行の魅力に触れる場を設けている。参加条件の詳細は大会特別規則書、申込方法は特設サイトなどで案内している。

モト・グッツィ、創業の地に新拠点|年産3万台超の工場と博物館を整備

モト・グッツィの新拠点が、イタリア・コモ湖畔のマンデッロ・デル・ラーリオに完成し、9月2日に竣工式が開かれた。1921年の創業以来の地で、約5年と5000万ユーロ超を投じ、工場とミュージアムを一新した。設計は建築家グレッグ・リン氏率いるチームが担当した。歴史ある赤い門も残した。工場面積は3万8000平方メートルに拡大し、年間生産能力を3万台以上に引き上げた。自動化したエンジン組立ラインを新設し、最終組立工場とは全自動コンベアで接続。完成車を最終検査へ運ぶ地上走行ドローン「kilo」を導入し、作業員の負担軽減と安全性向上を図る。1300平方メートルの太陽光パネルも備え、環境に配慮した。隣接する3000平方メートルのミュージアムには、原点となった試作車「G.P.」から現行モデルまで、修復された160台超を展示する。レースや旅、映画などの切り口でブランドの歴史を紹介し、窓越しに組立工程も見学できる。一般開放する4200平方メートルの複合施設には、ストアやカフェ、イベントスペースなどを整備。修復した風洞実験施設や広場も設け、生産と歴史、文化に触れられる場所として世界のファンを迎える。

モト・グッツィの祭典に6万人超|新工場とミュージアムの門出祝う

イタリアのマンデッロ・デル・ラーリオで開催された「モト・グッツィ・ワールド・デイズ2026」が2026年9月6日に閉幕した。新工場と新ミュージアムの開所に合わせた特別開催で、4日間に世界各地から6万人を超える来場者が集まった。約5年と5,000万ユーロ超を投じた新拠点には、期間中に約4万人が来場。ミュージアムの入館者は約3万人に上った。3000平方メートルの館内には貴重な一点物を含む160台のバイクを収蔵し、新しい生産ラインを見渡せる構造で、ブランドの歴史と現在のものづくりを伝えた。土曜朝には歴代モデル約1500台がレッコからマンデッロまでパレード。イタリア大統領警護隊のカリフォルニア1400が先導した。MotoGPライダーのマルコ・ベッツェッキ選手やホルヘ・マルティン選手、マックス・ビアッジ氏らも参加した。会場ではレースや旅をテーマにしたトークを実施。無料試乗会では約600人がV7やV85TTなどを公道で体験した。修復された風洞実験施設の広場では、6組のカップルが結婚の誓いを新たにした。新工場とミュージアムは9月30日まで、火曜を除く午前10時から午後5時30分に一般公開される。

ハリケーンハニーと専用バイクがプラモデルに|合体形態も再現

ホビー通販「あみあみ」を運営する大網は9月7日、グッドスマイルカンパニーのプラモデル「PLAMATEA キューティーハニーNova ハリケーンハニー」を、一部流通限定で取り扱うと発表した。専用バイク「ハニーチェイサー」とのセットで、2027年7月発売予定。参考価格は税込1万6000円。ハリケーンハニーは全高約170mm、バイクは全長約205mmのノンスケールモデル。高峰ナダレ氏のキャラクターデザインを立体化し、本体各部に新規造形のクリアパーツを採用した。各関節が可動し、ナイフやハンドガン2丁、交換用手首などが付属する。髪と胸部を交換し、分解して組み替えたバイクのパーツと合わせることで、合体形態「アーマードハリケーン」を再現できる。専用ヘルメットや大型ブレード、ライフルも用意し、付属ジョイントで装備の組み替えを楽しめる。表情パーツは塗装済み4種に加え、デカールで目線を選べる4種を同梱。成形色と彩色済みパーツにより、組み立てるだけで設定に近い色分けになる。可動支柱付き台座もセットに含まれる。一部店舗限定特典はオリジナルデザイン入りスタンド。ハニーチェイサーは単体でも予約を受け付けている。

モスピーダ“スティック”が1/12模型に|荒牧伸志氏監修でバイクの細部を追求

タツノコプロは9月9日、アニメ『機甲創世記モスピーダ』に登場する「VR-052F モスピーダ “スティック”」のプラモデルを、ハセガワが2026年12月18日ごろに発売すると発表した。1/12スケールで、価格は税込4950円。全国の小売店やECサイトで予約を受け付けている。ハセガワの「クリエイターワークス シリーズ」の最新作で、メカニックデザイナーの荒牧伸志氏が全面監修。新たな設定を随所に盛り込み、実在するバイク模型を組み立てるような感覚を追求した。アニメのイメージを保ちながら、アーマーサイクル形態の細部を作り込んでいる。ライトカバーは設定版と作画版から選択可能。前輪ドライブシャフトを新設定パーツに交換するとステアリングを動かせる。タンク上面の開閉やHBTチューブの着脱にも対応し、簡易スタンドとヘルメットが付属する。組み立てに接着剤は不要で、パーツカラーは全8種。ヘッドライト鏡面にはメッキパーツ、タイヤにはゴムを使用し、サスペンション用の金属製スプリングも用意する。完成時の全長は171mm、全高は102mm。フィギュアは付属せず、ライドアーマー形態への変形機構は備えていない。

Sun Emperor、小牧支店で3輪・4輪の比較試乗を拡充|10月は土曜も対応

龍昇が展開する「Sun Emperor」は9月9日、愛知県小牧市の小牧支店で、特定小型原付の3輪・4輪モデルを乗り比べる試乗体験を強化すると発表した。平日の午前10時から午後6時まで受け付け、2026年10月は土曜日も対応する。購入前に操作感や乗車姿勢を確かめ、自分に合う車両を選べる機会を広げる。比較できるのは3輪の「SUNRIN」と4輪の「LBIRD」など。SUNRINは前1輪・後2輪の構造で、コンパクトさと取り回しやすさが特徴。後部のカゴを標準装備し、本体価格は税込19万8000円となる。LBIRDは四隅で車体を支え、同社によると停止時や低速走行時に安定感を感じやすいモデル。中央の収納バッグに加え、オプションで前後の収納を追加できる。バック機能や回生ブレーキも備え、本体価格は税込29万7000円。試乗では発進・停止、左右への旋回、乗り降りなどを比較できる。同社は、体格や道路環境、買い物や通院といった用途に応じて、実車で扱いやすさを確認することを勧めている。会場は小牧市中央5-66。事前予約制で、同社の公式サイトの申込フォームの備考欄に「小牧支店での試乗希望」と記入する。

バイク王、「モトクルDAY 2026」に出展|会員登録特典やトークショーを用意

バイク王&カンパニーは9月8日、和歌山県白浜町の南紀白浜空港旧滑走路で9月22日に開かれる「モトクルDAY 2026」への協賛とブース出展を発表した。開催時間は午前10時から午後3時まで。会員登録特典やトークショーを通じ、来場するライダーとの交流を深める。ブースでは、当日会場でバイク王の新規会員登録をした人に、漫画『バリバリ伝説』をデザインしたオリジナルQUOカード1000円分を数量限定で贈る。既存会員には会員証の提示でクリアファイルを配布。通信環境などの影響で登録完了を確認できない場合も、QUOカードに代えてクリアファイルを渡す。午前11時30分から11時50分ごろには、会場内のステージカーで公式アンバサダーの奥沙織氏と、バイクラジオ番組のパーソナリティを務めるステップ堀田氏がトークショーに出演する。奥氏はブースでも来場者と交流する予定だ。同イベントは、プロトコーポレーションが運営するバイク専用SNS「モトクル」の交流会で、今回が3回目。愛車で旧滑走路を走る「滑走路RUN」や試乗会、撮影企画などを用意する。参加には事前申し込みと参加料金が必要で、詳細情報は公式サイトで案内している。

サンダーランド、バイク世界一周最速記録に挑戦|Tiger 1200で5大陸へ

トライアンフモーターサイクルズジャパンは2026年9月8日、サム・サンダーランド選手がオートバイによる世界一周最速記録への挑戦を開始したと発表した。使用車両は「Tiger 1200 Rally Explorer」。5大陸にまたがる約2万9000kmを走り、同社によると20年以上更新されていない19日8時間25分の記録突破を目指す。ルートはロンドンを発着点とする6区間で構成。イスタンブール、バンコク、クアラルンプール、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、カサブランカなどを経由する。米国のボンネビル・ソルトフラッツや、オーストラリア内陸部も走行する計画だ。1日の走行距離は約1600kmで、日によっては17時間以上に及ぶ。気温や路面の変化に加え、時差や疲労、国境通過、長距離フライトへの対応も求められる。記録認定には、同一車両で一方向に周回し、地球上で正反対に位置する2地点を通過するなどの条件がある。サンダーランド選手は、最大の難関として連日の長距離走行を挙げ、体力と集中力が試される挑戦だと説明。トライアンフは、車両の快適性や信頼性、走破性と、同選手の経験や精神力に期待を寄せている。

バイク王、ブレイバーンの新MVを支援|専用バイクが走行やバトルで活躍

バイク王&カンパニーは9月8日、栃木県小山市のご当地ヒーロー「開運戦士ブレイバーン」が歌うテーマソングの新ミュージックビデオ制作に協賛したと発表した。撮影場所の提供や専用バイク「ライドブレイバー」の整備を支援。完成映像は同日から公式YouTubeで公開される。ブレイバーンは交通安全の啓発や子ども食堂への支援に取り組み、バイクを使った演出で子どもたちにその魅力を伝えている。同社は活動に共感し、2025年10月から支援を開始。ホンダの生産終了モデル「NM4」を改修したライドブレイバーを提供した。車体は双方のブランドカラーである赤を基調とし、前方のバズーカ砲やコックピットなどでヒーローの世界観を表現。新映像にはバイク王のピットでの場面に加え、ドローンで空撮した走行シーンや怪人とのバトルが盛り込まれている。楽曲「ブレイブオン!(バイク王ver.)《本人映像》」は、7月28日から全国のJOYSOUND対象機種で配信中。曲番号は826852で、走行やバトルの映像を見ながら採点機能付きカラオケを楽しめる。親子でも楽しめる内容とした。対象機種がある店舗でも、利用システムによって選曲できない場合がある。

イーハトーブトライアルが50回目|岩手の自然に490人余りが挑戦

出光興産が冠協賛する「第50回出光イーハトーブトライアル大会」が8月29、30日、岩手県北部で開催された。北緯40度線に沿う11市町村の自然を舞台に、16歳から79歳まで490人余りが参加。1977年の初開催から節目を迎え、第1回の参加者から初挑戦のライダーまで幅広い世代が集まった。ツーリングトライアルは、一般道や林道を走り、途中の採点区間で走行技術を競う競技。今回は競技とは別に、専用バイクがなくても体験できる新企画「ランド」を導入し、参加の間口を広げた。特別ゲストには、2025年女子トライアルGP世界王者のBerta Abellan選手がスペインから来場。大会前日にデモ走行を披露した。小学生向けの「親子バイク教室」には36人が参加し、バイクの仕組みや操作を学んだ。環境面では、岩手県県有林の森林整備によるJ-クレジットを活用し、走行に伴うCO2排出量の一部を相殺。一部区間の給油で出光カーボンオフセット燃料「ICOF J」を採用し、燃料使用時の排出量の一部についても相殺した。出光興産は地域や参加者との交流を深める方針。大会の模様は9月25日19時から19時56分、テレビ岩手で放送予定だ。

インディアン、成約者125人に純正用品をプレゼント|クルーザー5モデルが対象

Polaris Japanは9月10日、インディアン・モーターサイクルの対象車両を成約した先着125人に、純正アクセサリー1点を贈るキャンペーンを発表した。9月4日から実施しており、予定数に達し次第終了する。アクセサリーごとにも数量の上限がある。対象は「101 Scout」「Sport Scout」「Sport Scout RT」「Sport Chief」「Sport Chief RT」の5モデル。用途やカスタムの方向性に応じて特典を選べる。用意するのは、Bluetooth対応オーディオ、ロック機構付きハードサドルバッグ、エンジンを保護するTバーの3種類。オーディオはサブウーファーを含む5スピーカー構成で、サドルバッグは片側約24リットルの容量を備える。ただし、サドルバッグを標準装備するSport Scout RTとSport Chief RTは、同バッグの選択対象外。Tバーを選べるのはChiefシリーズに限られる。対象のパフォーマンスクルーザーは、アメリカンバイクのスタイルに、加速性能や操作性を組み合わせたカテゴリー。同社は純正用品の提供を通じ、ツーリングやカスタムの楽しみを広げる。

カワサキ プラザ京都南がリニューアル|木目調の店内に交流スペースも

カワサキモータースジャパンは9月8日、京都市伏見区の「カワサキ プラザ京都南」が2026年9月4日にリニューアルオープンしたと発表した。木目調のフロアと白い天井を組み合わせた明るい店内空間で、車両やアパレルをゆったりと展示。経験豊かなスタッフが車両選びから車検、点検、修理まで、バイクのある暮らしを支える。店内には、光の枠で車両を囲み、新しいオーナーを待つバイクがケージで眠る姿を表現した展示を設けた。アパレルやグッズは独立した展示スペースに配置し、来店客が手に取って確かめやすい構成としている。ライダーや、これからバイクに乗り始める人が気軽に集えるコミュニティスペースも用意。壁面にはカワサキの過去と未来を表現するグラフィックを配し、ブランドの世界観に触れられる空間を整えた。所在地は京都市伏見区竹田中内畑町18。営業時間は午前10時から午後6時までで、毎週水曜・木曜と特別休業日は休み。電話は075-606-0051。カワサキプラザは2026年9月現在、全国96店舗を展開。国内で取り扱う全カワサキ車の販売に対応し、全店で認証工場を備えるほか、指定工場の取得も全店で目指し、購入後の安心を支える。

カワサキ プラザ鹿児島がリニューアル|木目調の明るい店内に刷新

カワサキモータースジャパンは9月8日、鹿児島市宇宿の「カワサキ プラザ鹿児島」が2026年9月5日にリニューアルオープンしたと発表した。国道225号沿いに位置する店舗を、木目調のフロアと白い天井が調和する明るい空間に刷新。車両やアパレルをゆったりと展示し、来店客が商品を見て回れる環境を整えた。車両展示では、光の枠を使い、新たなオーナーを待つバイクがケージの中で眠る様子を演出。アパレルやグッズは店内の独立した展示スペースに並べ、実際に手に取って確かめやすいレイアウトとした。ライダーだけでなく、これからバイクに乗り始める人も気軽に集えるコミュニティスペースを用意。カワサキの過去と未来を描いた壁面グラフィックも設け、ブランドの魅力を伝える。車両や用品、部品の販売に加え、車検、点検、修理を通じて購入後のバイクライフも支える。所在地は鹿児島市宇宿3丁目14-7。営業時間は午前10時から午後6時まで。定休日は毎週木曜と第1・3・5水曜、特別休業日。電話は099-258-3204。カワサキプラザは2026年9月現在、全国96店舗を展開。全店に認証工場を備え、さらに全店で指定工場の取得を目指している。

スクーターミーティング、10月12日に秋ヶ瀬で開催|加速レースや全車撮影会も

三栄は9月10日、さいたま市のサーキット秋ヶ瀬で10月12日に開催する「第28回スクーターミーティング2026」の参加受付開始を発表した。申し込みは9月27日23時59分まで。50ccから125cc、250cc、3輪、輸入車、競技用まで、多彩なスクーターが集まる。「SS1/32mile」は、ホームストレートの50.29mで加速タイムを競うドラッグレース。2スト、4スト、電動の各クラスを用意し、普段使いの車両から競技仕様のマシンまで参加できる。プロによる全車撮影会も実施予定。撮影写真はモトチャンプWebと、年末に数年ぶりに発売されるムック「Scooterchamp2027」で全車紹介される。カスタムコンテストも予定し、申し込み時に参加の有無を選択できる。会場にはショップやメーカーのブースが並び、パーツの確認やチューニングの相談が可能。ガレージセールを行うブースもあり、終盤には協賛品が当たるプレゼント大会も恒例となっている。参加料金は1台4,000円で、2台目以降は1台につき2000円追加。SS1/32mileへの参加は別途1000円。専用フォームか、サーキット秋ヶ瀬で直接申し込める。