
新型Ninja H2 CARBONは低中速トルクを強化

カワサキはスーパーチャージドモデル「Ninja H2 CARBON」の新型を国内導入する予定である。発売時期は2027年春頃で、メーカー希望小売価格は決定次第改めて案内される。
新型ではスーパーチャージドエンジンのチューニングと二次減速比のショート化を実施。二次減速比は従来の2.444(44/18)から2.588(44/17)へ変更され、力強い加速感を狙った設定となっている。
998㎤並列4気筒スーパーチャージドエンジンは、4,000~7,000rpmの回転域を中心に性能を見直した。圧縮比を高めて熱効率を向上させたほか、スーパーチャージャー、燃焼室、カムプロフィール、吸気系、排気系を最適化し、高回転域の加速感と低中回転域のトルク感を両立している。

具体的には、ピストンクラウン形状を変更して圧縮比を大幅に引き上げたほか、インペラブレードの入口角を調整。吸気温度を低減してノッキングを抑制する。アルミ製インテークチャンバーも形状を最適化し、インテークファンネル長、スロットルバルブ、吸気ポート、排気ポート、カムプロフィールも見直されている。
エキゾーストシステムは4-into-1レイアウトを採用し、エンジンの出力特性に合わせてパイプ径を最適化。軽量・コンパクト化を図り、ストレートパイプスタイルによってトルクを高め、日常域での扱いやすさに配慮している。サイレンサーはブラック仕上げのボディにグレー塗装のエンドキャップを組み合わせた。
ブレンボ製キャリパーやKYB製AOS-IIを採用

※画像は実際のモデルと仕様が異なる場合があります。
足まわりでは、フロントにカワサキ初採用となるブレンボ製Hypureブレーキキャリパーを装備。サスペンションはフロントにKYB製AOS-IIレーシングサスペンション、リヤにオーリンズ製TTX36を採用する。
ボディワークは空力性能を追求したデザインとし、独自のトレリスフレームによって軽快なハンドリングと高い安定性を両立。外装色にはミラーコートスパークブラックを設定する。
塗装にはカワサキオリジナルの銀鏡塗装を採用し、反射粒子のサイズと量を変更することでメタリックな質感を高めた。ホイールにはカワサキ初となる水転写プリント(ハイドログラフィックプリント)を採用している。

※画像は実際のモデルと仕様が異なる場合があります。
KTRCやKLCM、RIDEOLOGY THE APP MOTORCYCLEに対応
インストゥルメントは2種類の表示モードを選択可能。タイプ1はスーパーチャージャー用エアダクトのシルエットをモチーフとしたレイアウト、タイプ2は刷新されたブースト圧表示と、航空機のHUD(ヘッドアップディスプレイ)に着想を得たバンク角・ピッチ角表示を備える。
背景色は黒・白から選択でき、自動調光機能も搭載する。電子制御では、5つのモード設定を持つKTRCを採用。KTRCとパワーモードを連携させる「インテグレーテッドライディングモード」を搭載する。
KLCM(カワサキローンチコントロールモード)は2段階制御にアップデート。発進時の加速をよりスムーズに引き出す仕様としている。なお、KLCMはクローズドコース専用機能で、公道走行やその他の日常走行では使用できない。
エレクトロニッククルーズコントロールも装備し、設定した速度をスロットル操作なしで維持できる。スマートフォンアプリ「RIDEOLOGY THE APP MOTORCYCLE」にも対応し、音声コマンド機能を利用できる。
KQS(カワサキクイックシフター)は、作動開始回転数を従来より低い1,500rpmに設定。クラッチ操作なしでシフトアップとシフトダウンが可能となっている。













