デザインテーマは「Bold, Refined and Sporty(力強く、研ぎ澄まされた躍動感)」

スズキは2026年10月1日、クロスオーバーモデル「SV-7GX」を10月13日に国内で発売すると発表した。2025年11月のEICMA(ミラノショー)で発表されたモデルで、上位モデルのGSX-S1000GXのコンセプトとデザインを踏襲し、ストリートモデルのスポーツ性とアドベンチャーモデルの快適性の融合を狙う。価格はブリリアントホワイトが113万3000円、ブリリアントホワイト/トリトンブルーメタリック、パールマットグレージュ、グラススパークルブラックが117万7000円。

SV-7GX(ブリリアントホワイト/トリトンブルーメタリック)

SV-7GXは剛性と柔軟性を兼ね備えた軽量なスチール製トレリスフレームに、VツインスポーツのSV650から継承された645cc水冷90度V型2気筒DOHCを搭載する。

デザインテーマは「Bold, Refined and Sporty(力強く、研ぎ澄まされた躍動感)」。追求したのは、日常の扱いやすさを予感させる「視覚的な軽快感」だという。その核となるのは、サイドを走る2本のキャラクターラインだ。燃料タンクへ流れるラインはスポーツバイクらしい躍動感を、トレリスフレームに沿ってスイングアームへ伸びるラインはクロスオーバーに必要な力強さと安定感を受けもつ。そこにシャープに切り上がったサイドパネルとシートを組み合わせ、クロスオーバーらしい構えを保ちながらシルエットを軽く見せている。

SV-7GX(ブリリアントホワイト)

そして、スズキがもっとも力を入れたのがフェイスデザインだ。鋭い眼光を思わせるLEDポジションランプと、それを包み込むサイドカウルは、GSX-S1000GXと共通のアイデンティティとして継承。そのうえでシャープに突き出したノーズを組み合わせ、より若々しい表情としている。

ヘッドランプはノーズ中央に収めたバイファンクションLEDで、ひとつの発光部でハイとローを切り替える。ハイビームの配光は、バンク時に進行方向の路面を照らすよう設定された。

カウル上部はV字をテーマにパーツを精密に配置し、下部はあえて「抜け感」のあるレイヤード構造として、上下で緻密さと軽快さの対比をつけた。

そしてフロントカウルは風洞試験を繰り返し、防風性を確保しながら、Vツインのスリムな車体を際立たせる最小限のサイズにまとめた。ウインドスクリーンは50mmの範囲で3段階に高さを変えられる。標準装備のナックルカバーも、フロントカウルのデザインに統合する前提で形状と位置が決められた。

SV-7GX(グラススパークルブラック)

トレリスフレームはマットブラック塗装で、足つきに配慮したスリムなシートまわりと、リヤキャリア一体型のグラブバーを組み合わせる。燃料タンクは新設計で、容量はSV650の14Lから17Lへ拡大された。燃料タンクの側面はトレリスフレームに沿って大きくえぐり込まれている。

アルミ製テーパーハンドルバーは、SV650に比べてグリップ位置を27mm高く、24mm手前に置き、幅を50mm広げている。シート高は795mmだ。

カラーは計4色を用意。グレージュは赤いホイールで足元の印象を変える

カラーはブリリアントホワイト、ブリリアントホワイト/トリトンブルーメタリック、パールマットグレージュ、グラススパークルブラックの計4色を用意。そのうち、パールマットグレージュのみ赤いホイールを組み合わせるのも特徴だ。

SV-7GX(パールマットグレージュ)