雨が止んだ! ロードスターで「マツフェス」へ

東京は8月27日から37日連続で降水を観測した。我がNDロードスターSの調子は好調なのだが、雨はあまり歓迎できない。まず、幌は下ろせないし、インシュレーターなしの幌を叩く雨音はかなり賑やかなので、車内で音楽を落ち着いて聴いてもいられない。
9月26~27日のWEC富士の予選、決勝の取材も雨だった。なので、ここはロードスターではなく、もう一台のマイカー、BMW 320d(F30型)で向かった。

翌週末、10月3日は富士スピードウェイで「MAZDA FAN FESTA 2026 at FUJI SPEEDWAY」が開催。そして空模様は、雨の心配なし! ここはロードスターでしょってことで、朝5時起きで富士スピードウェイへ向かった。朝6時過ぎには東名高速に乗ったのに、東名は渋滞。みんな雨続きでうんざりしていて、雨が止んだからどこかへお出かけしたかったのだろう。
自宅から富士スピードウェイまでの距離は98.0km。渋滞混じりの状況での燃費は16.9km/Lだった。
マツダ開発陣350人が集結! マツフェスは巨大な“文化祭”だ

さて、MAZDA FAN FESTA 2026 at FUJI SPEEDWAY(以下、マツフェス)である。富士スピードウェイでの開催は今年で4回目。そのすべてに取材(あるいは販売ブースのスタッフとして)参加している。年々コンテンツが充実していっている。
今年も、なかなかすごい内容だった。史上初となるチャージカラーのマツダ787B 2台が夢のランデブー走行をしたり、寺田陽次郎さんやCX-5の開発主査のトークショーがあったり、CLASSIC MAZDAレストアこぼれ話があったりと、メインイベントも魅力なのだが、マツフェスの魅力は、じつはそこだけにあるのではない。

広島から大挙(なんと350名!)して富士スピードウェイに乗り込んでくる、マツダのエンジニアやデザイナーが披露するコンテンツがスゴいのだ。スゴい、というか、マニアック……というか、超マニアック。もう、これはマツフェスでしか体験できないコンテンツばかりなのだ。昨年から新しくなったコンテンツが30だか40あるとか。もうマツダ開発陣の“文化祭”状態なのだ。
たとえば……。来年のロータリー60周年を前にして、
・ロータリーエンジン分解実演ショー
・ロータリーエンジン組立体験


・レース用トランスミッション分解ショー
・衝突安全のお仕事体験
・色とセンサーで学ぶ制御ロジック体験
・模型とシミュレーターで学ぶ揺れのしくみ
・圧縮で火がつく エンジンの秘密
・ラジコン×最新VRでタイカンするCO₂回収の世界
・クレイモデル造形実演・体験





……などなど。
S耐ロードスターのエンジンヘッドカバー&定規磨き体験なんて、誰が喜んでやるのだろうと思ったが、これが大好評で、若者二人組が「楽しいっす!」と笑顔でせっせと磨いていた。
470万8000円! 6台限定「黄色いロードスター」が美しすぎた
今回のマツフェスで見たかったもののひとつが、「6台限定生産のロードスター富士スピードウェイ限定車」だ。鮮やかなサンフラワーイエローのロードスターである。

ベース車両はS Special Package。これにツーリングパッケージが付いて325万6000円。さらに、MAZDA E&Tによるボディ全塗装(サンフラワーイエロー)と、ドアトリムアッパーパネルなどインテリアの要所のサンフラワーイエロー塗装が145万2000円。マツダ純正エアロパーツ装着が16万3979円で、トータル487万1979円。それがマツフェス限定特別価格で470万8000円というもの。
成約したら1泊2日の広島ツアーにペアでご招待! というのも付いてくる。これにはマツダ本社ショールーム、マツダミュージアム、マツダE&T工場の見学も含まれるという。
470万8000円のイエローのロードスター? どんなもんかな? と見に行ってみると、これが、素晴らしく美しい! ちょっと驚くほど。
あとでマツダE&Tの方に伺うと、
「完全にショーカー・クオリティです。ものすごく手間がかかっています」
とのこと。モーターショーに展示するショーカーレベルの塗装なのだ。
商品改良前のSグレードのNDロードスターを買ったばかりなのに、思わず抽選申し込み、しちゃおうかと思うほど美しかった。+5万5000円のオプションカラー、マシーングレープレミアムメタリックも気に入っているのだが、こっちは145万円の全塗装なのだ(ちなみに、ベース車両のボディカラーはブラックなんだとか)。
土日開催のマツフェスで、各日3台ずつ、計6台の「富士スピードウェイ限定車」の購入者が抽選で決まった。倍率は……25倍程度だったそう。
幌を開けて朝霧高原へ。2400km走ったロードスターSの実燃費は?

マツフェス会場の富士スピードウェイを13時頃に出て、今度は朝霧高原へ向かった。弊社のイベントであるGO OUT CAMP(ゴーアウトキャンプ)にちょっとだけ顔を出すためである。
道中は交通量の少ない絶好のワインディング。ここでは幌を下ろしてオープンエアドライビングを満喫した。やっぱりオープンは気持ちがいい!
ほどほどのペース(けっして速くない。速く走らなくても楽しいのがロードスターのいいところ)で、富士スピードウェイから朝霧高原まで上り主体の55.8kmを走って、区間燃費は16.2km/L。
富士スピードウェイとは違うアウトドアフリークたちで賑わう会場を一回りして、再び富士スピードウェイへ。
今度は朝霧高原から富士スピードウェイまで56.9kmで18.1km/Lだった。

我がロードスターのWLTC郊外モード燃費は17.6km/Lだから、実力通りの燃費である。そろそろ慣らしも終わりってことで、エンジン回転数を気にせず気持ちよく回してこの燃費。なかなかいいです。
夕方になり、富士スピードウェイから東京へ帰る。これは覚悟の上だったが、まずは足柄スマートICへ入る手前で30分以上渋滞(600m程度の距離なのに)。東名もいつも通り渋滞。
それでも、富士スピードウェイから自宅まで103.2km、燃費は18.7km/Lだった。

納車後2カ月半で走行距離は2419km。平均燃費は14.2km/Lである。
