大人気レースの始まりはAE86の総合優勝でスタート

1985年6月。グループA規定による全日本ツーリングカー選手権(JTC)が新たにスタート。その開幕戦がスポーツランドSUGOで催された。

当時のSUGOは改修前で、現在のコースレイアウトよりも格段にコーナーの数が少ない1周2.655kmの短いながらも高速コース。

20台のエントリーには、当時、欧州のツーリングカー選手権を席巻していたBMW 635CSiをはじめ、DR30スカイラインRSターボ、S12シルビア、AE86、KP61スターレットなど多彩な車種が並んでいた。

レースはハーフウエットでスタート。徐々に路面が乾いていく展開。ポールポジションのBMW 635CSiは、スタート20分後に馬の背でまさかのコースアウト。さらにスカイラインRSターボ勢もトラブルでペースが上がらない。そこでトップに立ったのは、タイヤ交換なし・無給油という作戦を採った星野 薫の『トランピオレビン』だった。

トーヨータイヤが国内モータースポーツ初挑戦のそのレースで、BMWもスカイラインも蹴散らし、なんと総合優勝。もちろん、AE86にとっても、全日本選手権レースでの初優勝だった。


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