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今日は何の日?

■英国生産のシビック・タイプR ユーロを日本導入

2009年11月5日にデビューしたホンダ「シビック・タイプユーロ」

2009(平成21)年11月5日、ホンダは2007年から欧州で販売されていた8代目「シビック・ハッチバック」ベースの「シビック・タイプR」を、国内で「シビック・タイプR ユーロ」として輸入販売を始めた。8代目シビックは、日本はセダンのみ、欧州はハッチバックが主であり、国内ではまずセダン「シビック・タイプR」が販売され、続いたのがハッチバックのタイプRユーロだった。

レーシングスピリットを凝縮したシビック・タイプR(EK9型)誕生

1997年8月に誕生したホンダ初代’(EK9型)「シビック・タイプR」

初代(EK9型)「シビック・タイプR」は、ホンダのレーシングスピリットを凝縮した究極のスポーツモデルとして、6代目「シビック」をベースに1997年8月に誕生した。

1997年8月に誕生したホンダ初代’(EK9型)「シビック・タイプR」

タイプRは、それまでのスポーツグレード「ハッチバックSiR」をベースにさらにハイチューンし、一般路だけでなくサーキットでも他を圧倒するパワフルな走りを目標として開発。心臓部となるエンジンは、1.6L 直4 DOHC VTECエンジンを搭載。高圧縮比や各部の軽量化、フリクション低減、吸排気抵抗の低減などを行ない、NA(自然吸気)ながら最高出力185ps/最大トルク16.3kgmを発生。トランスミッションは、5速MTが組み合わされた。

さらに、車高を下げた低重心化やサスペンションのハードチューニング、ブレーキ力の強化、ボディ剛性の強化、ABSのスポーツセッティング、専用タイヤなどホンダの培ったレーシング技術を注入。パワフルかつ強固な足回りと優れた操縦安定性を手に入れたタイプRは、比較的安価な199.8万円で売り出されたこともあり大ヒットを記録した。

パワーアップした英国生産の2代目シビック・タイプR(EP3型)

2001年12月にデビューしたホンダ2代目(EP3型)「シビック・タイプR」

2001年12月、2代目(EP3型)「シビック・タイプR」がデビューした。前年に発売された7代目「シビック」に3ドアハッチバックがなかったことから、英国生産の欧州向けに設定されていた3ドアハッチバックをベースにして、英国工場で生産したものを日本に輸入するという形がとられた。

2001年12月にデビューしたホンダ2代目(EP3型)「シビック・タイプR」に搭載されたK20A型エンジン

排気量を初代の1.6Lから2.0Lに拡大し、パワートレーンは215ps/20.6kgmを発揮する専用チューニングされた2.0L 直4 DOHC VTECエンジンと6速MTの組み合わせ。

2代目シビック・タイプR(車両価格:220万円)は、圧倒的な走りは継承されたが、ベースとなったシビックのファミリーカー的なスタイリングの影響で、ボンネットと全高が高く精悍さに欠けるという不評が散見された。

国内生産で3ナンバーセダンになった3代目シビック・タイプR(FD2型)

2007年3月にデビューしたホンダ3代目(FD2型)「シビック・タイプR」

「シビック」は、2005年9月にフルモデルチェンジを行ない8代目へと進化した。国内仕様はハッチバックを廃止して3ナンバーサイズの標準およびハイブリッドの4ドアセダンとなった。3代目(FD2型)「シビック・タイプR」は、2年後の2007年3月に発売された。

2007年3月にデビューしたホンダ3代目(FD2型)「シビック・タイプR」のサイドビュー

パワートレーンは、225ps/21.9kgmの2.0L 直4 DOHC VTECエンジンと6速MTの組み合わせ。車両重量は1260kgとさらに重くなったが、NAの2.0Lエンジンとしてはかなりの高性能だったので、高速性能や操安性に優れ、高回転域の伸びの良さが自慢のスポーツセダンだった。

しかし、ベースのシビックが3ナンバーサイズのセダンになったこともあって売れ行きが低迷し、国内販売に終止符を打った。結果として、3代目シビック・タイプR(車両価格:283.5万円)も、2010年8月に生産を終えた。

欧州仕様シビック・タイプRを輸入販売したシビック・タイプR ユーロ(FN2型)

欧州の8代目「シビック」は、日本とは異なり3ドア/5ドアハッチバックを主に販売され、2007年にはハッチバックスタイルの欧州専用「シビック・タイプR」が欧州市場に導入された。

2009年11月5日にデビューしたホンダ「シビック・タイプユーロ」

この英国生産のタイプRが、2009年11月から「シビック・タイプRユーロ(FN2型)」の車名で国内へ輸入販売された。ワンモーションのダイナミックな3ドアハッチバックで、パワートレーンは201ps/19.7kgmを発揮する2.0L 直4 DOHC VTECエンジンと6速MTの組み合わせ。

ホンダ「シビック・タイプRユーロ」搭載のK20A型エンジン

3代目(FD2型)シビック・タイプRに比べると、性能は低下して車両重量も1320kgと重くなったため加速力は劣ったが、エンジンの振動を打ち消す2次バランサーの採用などで回転感覚は滑らかになった。さらに、ザックス製ショックアブソーバーも採用され、タイプRユーロはスポーツ指向から快適性も兼ね備えた大人のプレミアムスポーツへと変身したのだ。

ホンダ「シビック・タイプRユーロ」のコクピット
ホンダ「シビック・タイプRユーロ」のフロントキャビン&フロントシート

4代目シビック・タイプR ユーロ(車両価格298万円)は、2010台限定で販売。独創的でスタイリッシュなタイプRユーロは人気を獲得したため、翌2010年10月に小変更され1500台限定300万円で再販された。

2009年11月5日にデビューしたホンダ「シビック・タイプユーロ」のリヤビュー

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「シビック・タイプRユーロ」は、8代目シビック・セダンベースの3代目(FD2型)「タイプR」とは異なる、欧州仕様の8代目シビック・ハッチバックベースの3代目(FN2型)「タイプR(日本ではタイプRユーロ)」である。日本から見れば、3代目「シビック・タイプR」の派生車と見なせる。
毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。

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