駆動で違う2パワートレイン 走行性能が別格の「R」も
TクロスにTロック、そしてティグアンと〝T〞の文字で始まる車名でラインナップが構成されるのが、フォルクスワーゲン発のSUV。本国ではその頂点にかつて日本にも導入されたトゥアレグがポジショニングされ、最近ではピュアEVであるID.4もラインナップに加えられたが、日本ではここに紹介のティグアンがフラッグシップSUVとなる。
エクステリア

フラッグシップとは言え、そこはやはり〝庶民派〞なのがこのブランド。プレミアムブランドの作品には全長が5mを超え、全幅も2mをオーバーするものも見当たる中で、ティグアンの全長は4.5m級で全幅も1.9mを確実に下回る。最小回転半径も5.4mに収まるので走行中はもとより、駐車時でも何とかなる範囲である。
インストルメントパネル

日本では、現行2代目モデルが1.4ℓターボの直噴ガソリンエンジン+6速DCTを搭載するFF仕様として2017年初頭に発売された後、ディーゼル車の導入や廃止、装備の充実や4WD仕様の追加など幾多の変遷を受けながら、現在に至っている状況。
居住性


そうした中にあって文字通り最もホットなトピックと言えるのが、21年に行なわれた「R」の追加設定。最高320㎰を発する直噴ガソリンターボエンジンを4WDシャシーと組み合わせ、0→100㎞/hを僅かに4.9秒で走るシリーズ中でも別格のスピードを披露。
うれしい装備


月間販売台数 498台 (23年3月~8月平均値) 現行型発表 17年1月( 新グレード追加 22年9月) WLTCモード燃費 14.3 ㎞/ℓ ※FF車

ラゲッジルーム


トルクベクタリング機構も装備をするなど、その硬派な内容には驚かされるばかりでもある。

※本稿は、モーターファン別冊 ニューモデル速報 統括シリーズ Vol.153「2024 国産&輸入SUVのすべて」の再構成です。
「2024年 国産&輸入SUVのすべて」モーターファン別冊 統括シリーズVol.153|最強のクルマバイヤーズガイド【モーターファン別冊 ニューモデル速報】公式サイトモーターファン別冊 統括シリーズ Vol.153「2024年 国産&輸入SUVのすべて」/2023年10月16日発売。
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