最高出力450ps級とも噂されるラリーアート仕様の追加も期待
三菱自動車は2026年秋、新型クロスカントリーSUV『パジェロ』を世界初公開すると発表し、ティザーイメージを公開した。今回はそのティザー画像と最新情報をもとに、市販仕様に迫る最終デザインを予想CGでプレビューしてみよう。

パジェロは1982年に初代が登場した、三菱を代表する本格クロスカントリーSUVである。日本では2019年の生産終了以来、約7年ぶりの復活となる見込みだ。

世界累計販売台数は325万台以上を記録し、三菱ブランドを象徴するモデルとして高い人気を築いてきた。それだけに、新型への期待は大きい。
今回制作された予想CGは、公開されたティザー画像に加え、これまで判明している開発情報を反映したものだ。従来の予想CGより市販モデルに近いデザインになっているはずだ。

エクステリアは三菱の最新デザイン言語を採用し、デスティネーターをはじめとする近年のコンセプトモデルやSUVの意匠を色濃く取り入れるものとみられる。フロントには横基調のグリルを配置し、その両脇には縦型LEDデイタイムランニングライトをレイアウト。さらに左右をつなぐライトバーと独立したスリーダイヤエンブレムを組み合わせることで、新世代三菱SUVらしい力強い表情を演出すると予想される。リヤもフロントとの統一感を重視し、縦型LEDテールランプと横一文字のイルミネーションを採用する可能性が高い。
プラットフォームは新型トライトンと共通の最新ラダーフレームを採用するものとみられる。本格SUVとして高い悪路走破性を維持しながら、オンロード性能や乗り心地も大幅に向上するものと予想される。
パワートレーンは、最高出力204ps、最大トルク470Nmを発揮する2.4L 直列4気筒ディーゼルターボが主力となる可能性が高い。
さらに注目されるのがPHEVモデルである。アウトランダーPHEVで培った技術をベースに、2.4L MIVECエンジンとデュアルモーターを組み合わせたシステムを採用するものとみられ、システム最高出力は300〜320ps、最大トルクは700Nm前後、EV走行距離は100km程度に達する可能性もある。
専用セッティングの足まわりや上質なインテリア、最新の運転支援システムも組み合わされれば、三菱SUVのフラッグシップにふさわしい完成度となりそうだ。
国内市場で最大のライバルとなるのは、トヨタのランドクルーザー250である。価格帯によってはランドクルーザー300も比較対象になるだろう。
予想価格はベースグレードが550万〜600万円、ミドルグレードが650万円前後、最上級グレードは700万円台後半。ランドクルーザー250の価格帯(520万〜785万円)とほぼ重なることから、両車は真正面から競合することになる。
新型パジェロは、トライトン譲りの本格オフロード性能とアウトランダーPHEVの電動化技術を融合した、三菱SUVの新たなフラッグシップとして投入される可能性が高い。現時点でランドクルーザーシリーズにPHEVは設定されていないため、新型パジェロがPHEVを投入すれば、“電動クロスカントリーSUV”という新たな価値を打ち出せる可能性がある。
さらに将来的には、最高出力450ps級とも噂されるラリーアート仕様の追加も期待されている。
復活する新型パジェロは、長年ランドクルーザーが築いてきた市場に新たな選択肢を提示する存在となるのか? 2026年秋のワールドプレミアに注目したい。



