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  • 2018/04/20
  • 高橋 昌也

ドゥカティ、2020年にフロントおよびリヤ・レーダーの安全装置を搭載!!

間もなく搭載される未来志向のレーダー・システムのテストを実施中

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ARAS(アドバンスド・ライダー・アシスタンス・システム)のイメージ。
イタリアン・バイクの雄・ドゥカティは、近年、安全を徹底的に追求し、間断なく技術革新を推進することでも有名だが、このたび2025年に向けた安全性に関する戦略=“2025 Safety Road Map”を策定したと発表した。この中にはなんとオートバイの前後にレーダーを搭載した安全装置も含まれている。

去る4月18日、ドゥカティはボルゴ・パニガーレ(イタリア、ボローニャ)において、2025年に向けた安全性に関する戦略=“2025 Safety Road Map”を策定したと発表した。

この戦略プランに基づいて、ドゥカティ製モーターサイクルにARAS(アドバンスド・ライダー・アシスタンス・システム)が導入される予定だ。
このARASは、レーダーを含む数多くのセンサーによって危険な障害物や他の車両を検知した場合、それらとの衝突を防止するために警告を発することでライダーの安全性レベルを高めるものだ。

ドゥカティは、イタリアのミラノ工科大学エレクトロニクス/情報/バイオエンジニアリング学部と共同で、2016年から開発を開始した。ここでは“ブラインド・スポット”、すなわちリヤビュー・ミラーには映らない範囲に存在する車両や後方から高速で近づいてくる車両を検知して知らせることが可能な、リヤ・レーダーを用いた警告システムの研究が進められてきた。

2017年5月にシステム制御アルゴリズムに関する特許出願が行なわれ、同6月11日~14日にアメリカ・カリフォルニア州のレドンドビーチで開催された第4回IEEE:インテリジェント・ビークル・シンポジウム(IV)で技術論文が発表された。さらに同年には、この研究を生産システムに適合させるため、主要なテクニカル・パートナーが選定されている。

ARASはさらにフロントにレーダー・センサーを搭載することで完全なものになる。このフロント・レーダーの目的は、アダプティブ・クルーズコントロールを制御し、前方車両と一定の車間距離を保ち(ユーザーによる設定が可能)、ライダーの不注意による正面衝突の危険を警告することだ。ARASは危険物の存在をライダーに警告する高度なユーザーインターフェイスとともに、2020年に発売される一部のドゥカティ・モデルに搭載される予定だという。

さて、“Safety Road Map 2025”と名付けられたこの安全戦略の最初のステップ、すなわちフェーズ1は、実は既に実行に移されている。なぜならボッシュ製ABSコーナーリング・バージョンを全ラインナップに拡大する計画も含まれているからだ。言うまでもなく、ABSはブレーキングを積極的に制御することによって最高レベルの安全性を確保しようという装置だ。標準的なABSは直進時にのみホイールのロックを防止してタイヤのグリップ損失を制御するのに対し、最先端のコーナーリング・バージョンでは、コーナーリング時にもABSが作動してグリップを確保することで、繊細なブレーキングが要求されるコーナー入口において転倒のリスクを大幅に低減させる。

ドゥカティはボッシュ製ABSコーナーリング・システムをヘリテージ/クラシック・モデルであるスクランブラー1100にも搭載することで、安全性に関する戦略を強力に推進する姿勢を示している。

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