Motor-Fan[モーターファン]|自動車最新ニュース・速報、試乗記など、クルマとカーライフを楽しむサイト

  • Motor-Fan[モーターファン]
  • モーターファンテック
  1. TOP
  2. バイク
  3. カスタマイズ

モンキーだからこそ出来る、レプリカ・モンキーのカスタム伝 ♯5・ドゥカティMH900e ドゥカティ伝説の限定モデル「MH900e」をモンキーで再現!FRPを駆使した、これぞ“伽羅”の職人ワザ

  • 2020/01/21
  • MotorFan編集部 北 秀昭
このエントリーをはてなブックマークに追加
モンキー50の可愛い8インチフォルムを活かしつつ、ドゥカティMH900eを見事に再現。

モンキーカスタムの醍醐味は、コンパクトな外観で、憧れの名車を再現できること。アイデアと工夫次第では、本物を超えるフォルムに仕上げることもできる。絶版後も高い人気を誇る、50ccモンキーをベースにした「ドゥカティMH900e」のレプリカカスタムをご紹介します♪
REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)
PHOTO●4MINIチャンプ5より(2003年発売)

'00年代を代表するモンキーカスタムのレジェンド「伽羅コレクション」の職人ワザが光る、FRPパーツを駆使した華麗なフォルムに注目!

製作:伽羅コレクション ベース車両:モンキー50

こちらは「伽羅コレクション」が手掛けた、モンキー50をベースに、ホンダのMotoGPワークス「RC211V」を再現したストリート仕様のカスタム。完成度の高さやフォルムの美しさは、もはやアートの領域。詳細は写真をクリック!
 FRPパーツで見た目を大胆に変身させるのがモンキーをカスタムするうえでの常套手段だが、その技の細かさ&トコトン手間をかけるなど、2000年代に全国の4ミニカスムビルダー達の注目を浴びていたのが、「伽羅コレクション」だ。

 タンクやシートカウルの造形美はもちろん、「ホンモノを忠実に」ではなく、モンキーの可愛らしさを上手にアレンジしつつ、FRPの型を起こす……。この独創性を盛り込んだセンスと技術力は、まさにプロ中のプロの仕事。一級品であり、一流のセンスが伺えた。

 写真のモンキーカスタムは、ドゥカティの限定モデルの中で、もっとも注目を浴びたとも言える「MH900e」をイメージしたもの。空冷L型2気筒2バルブ904cc デスモドロミックエンジンを搭載した MH900eは、ボローニャショーにおいて「2000年1月1日に予約を開始。限定2000台」とアナウンス。ドゥカティによれば、初期ロット500台の予約は、わずか31分で終了したというほどの人気ぶりだった。

 この名車を見事に再現したモンキーカスタムは、一体型カウルセット、フロントフェンダー、ダミーオイルパン、ノーマル8インチ用ホイールカバーなどのFRPパーツに加え、2本出しマフラー、純正フロントフォークアウター加工、セパレートハンドル、スピードメーター、リアショック、スイングアーム、バックステップなどの専用パーツでカスタマイズ。

 上記パーツ(すべて廃版)は、2000年当時、セットで34万8000円にて発売。また、車両を含めたコンプリートは、56万円でリリースされていた。なお、発売当時、本物のMH900eを入手できなかったドゥカティフリークが、このモンキーカスタムの完成度の高さに驚愕。本物を諦め、このモンキーカスタムを購入したというのは有名なオハナシ。

フロントカウル、タンクカバー、シート、テールカウルは一体型となっている。
エンジン下にはダミーのオイルパン(FRP製)を装着。

こちらはホンモノの「ドゥカティMH900e(写真は2000年モデル)」

 「ドゥカティMH900e(写真は2000年モデル)は、マン島TTで優勝した「ドゥカティNCR900TT1」をイメージさせる、レトロな外観が特徴。当時の国内発売価格は約160万円だったが、現在の中古車市場の相場は200万円前後。プレミアが付き、高値で取り引きされている。

モンキーカスタムの各部をチェック

本物と同じく、後方2本出しマフラーを装備。
ノーマル8インチホイールに、キャストホイール風の専用カバーを装着。

【元はホンダ・モンキーです】ホンダRC211V、カワサキZ2を忠実に再現!

モンキーカスタムの醍醐味、それは小さな外観で、憧れの名車を再現できること。工夫次第では、本物を超えるフォルムに仕上げ...

あわせて読みたい

4本出しマフラーも再現! ホンダモンキーで、CB750FOUR-K0を作る

モンキーカスタムの醍醐味、それは小さな外観で、憧れの名車を再現できること。工夫次第では、本物を超えるフォルムに仕上げ...

あわせて読みたい

ホンダ・モンキーがCBX400Fに大変身! ホンダCB1300レプリカも強烈!

モンキーカスタムの醍醐味、それは小さな外観で、憧れの名車を再現できること。工夫次第では、本物を超えるフォルムに仕上げ...

あわせて読みたい

おすすめのバックナンバー

バイク|令和元年(2019年)のトピックおさらい!

バイク|令和元年(2019年)のトピックおさらい! 一覧へ

解決します! 交通ルールの素朴なギモン

解決します! 交通ルールの素朴なギモン 一覧へ

3分でわかる! クルマとバイクのテクノロジー超簡単解説

3分でわかる! クルマとバイクのテクノロジー超簡単解説 一覧へ