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「優れる快適性にエキサイティングな面白味をプラスし、もっと遠くへと旅に出たくなる」 BMW F850GS/試乗レポ「F750GSと同じ853 ccだが、その個性は大違い!」

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F850GS ディテール解説

↑左右非対称のLEDヘッドライトが、フラッグシップモデルのR1250GSと共通イメージのフロントマスクを決定づける。LED式のデイタイムライディングライトも標準装備し、精悍さが増した。

↑軽量かつ高剛性なアルミ製スポークホイールに、90/90-21という細身の大径フロントタイヤを履き、軽快なハンドリングをもたらした。ブレーキは305mm径ディスクと2ピストンフローティングキャリパーの組み合わせ。

↑90度のクランクピンオフセットとしたパワフルなパラレルツインエンジンは排気量853cc。270-450度の爆発間隔となり、優れたトラクション性能とトルクフィールを生む。

↑専用のアルミハンドルを装着。「ベース」「スタンダード」「プレミアムライン」という3段階設定だが、ヒートグリップは「ベース」から、クルーズコントロールは「スタンダード」から標準装備されている。

↑リモコンキーを持っているだけでイグニッションONにできるキーレスライドは「スタンダード」より採用される。ハンドルロックはイグニッションスイッチをOFFにし、さらにスイッチを長押しすれば施錠となり便利だ。

↑6.5インチフルカラーTFTディスプレイの先進的なメーター。試乗車はプレミアムラインでダイナミックESAが搭載されていたが、写真はその設定画面。ライディングスタイルや状況に合わせて、ダンピングやプリロードを設定できる。

↑前方が絞り込まれ、幅を抑えて良好な足着き性をもたらしたシート。ベース:860mm、スタンダード:815mm、プレミアムライン:860mmというシート高となっている。

↑シート下に燃料タンクを配置してきたが、その特異なレイアウトは廃止となった。シートはキーで脱着でき、噛み込むツメが後方にあるため、装着時はリアから入れていく。ETC2.0の標準搭載がありがたい。

↑ラゲッジラックは「スタンダード」から標準装備。容量約25〜35Lのトップケース(税抜き59,800円)やパニアケース左右セット・キーレスライド(税抜き119,320円)も用意され、オプションもじつに多彩だ。

■F850GS 主要諸元

エンジン型式:水冷4ストロークDOHC並列2気筒4バルブ、ドライサンプ
ボアxストローク:84mmx77mm
排気量:853 cc
最高出力:70kW(95PS)/8,250rpm
最大トルク:92Nm/6,250rpm
圧縮比12.7:1
点火/噴射制御:電子制御式
最高速度:over200 km/h
燃料消費率/WMTCモード値(クラス3)、1名乗車時:24.39km/L
燃料種類:無鉛プレミアムガソリン
オルタネーター:416W
バッテリー:12V/10Ah,メンテナンスフリー
クラッチ:湿式多板、アンチホッピング
ミッション:6速
駆動方式:チェーン式

フレーム:スチールシェル構造ブリッジフレーム
フロントサスペンション:テレスコピックフォーク(43mm径)
リアサスペンション:アルミキャストデュアルスイングアーム、調整式リバウンドダンピング
サスペンションストローク:フロント210/230mm、リア195/215mm
軸距(空車時):1,559mm
キャスター:126mm
ステアリングヘッド角度:62度
ホイール:アルミキャストホイール
リム:フロント2.15x21/リア4.25x17
タイヤ:フロント90/90-21、リア150/70R17
フロントブレーキ:フローティングダブルディスク、2ピストンフローティングキャリパー、305mm径
リアブレーキ:シングルディスク、265mm径、1ピストンフローティングキャリパー
ABS:BMW Motorrad ABS

全長:2,310mm
全幅(ミラーを除く):880mm
全高(ミラーを除く):1,350mm
シート高、空車時:ベース860mm、Standard815mm、Premium Line860mm
車両重量:236kg
許容車両総重量:452kg
最大積載荷重(標準装備時):216kg
燃料タンク容量:15L
リザーブ容量:約3.5L

テストライダー:青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。モトクロスレース活動や多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディア等で執筆中。バイク関連著書もある。

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