Motor-Fan[モーターファン]|自動車最新ニュース・速報、試乗記など、クルマとカーライフを楽しむサイト

  • Motor-Fan[モーターファン]
  • モーターファンテック
  1. TOP
  2. バイク
  3. ニューモデル

フレーム一新&ディメンション見直しで、引き起こすと俄然“軽い” 排気量アップで車重は増えているのに、跨って実感する“軽い”ワケ…ドゥカティ「ディアベル1260/S」のヒミツ

このエントリーをはてなブックマークに追加

ドゥカティジャパンが開いた新型「ディアベル1260/S」の報道向け発表会。フレームやエンジン、外装、オールニューの実車に跨ってみると、気付くことがいろいろとありました。ドゥカティジャパン代表取締役社長マッツ・リンドストレームさんやPR&マーケティング 五条秀巳さんが詳細を教えてくれます。

REPORT●青木タカオ(AOKI Takao) PHOTO●山田俊輔(YAMADA Shunsuke)

■ドゥカティ「ディアベル」のスタイルが独特すぎるワケ。新型1260発表会で初代誕生秘話が明らかに!!

ドゥカティ・ディアベル1260……2,285,000円

ドゥカティ・ディアベル1260S……2,680,000 円

「ディアベル1260」に跨る筆者。詳細を話してくれたのは、ドゥカティジャパン代表取締役社長マッツ・リンドストレームさん(写真右)とPR&マーケティング 五条秀巳さん(写真中央)。

 初代は2011年に登場し、今回のフルモデルチェンジで2代目となったドゥカティ・ディアベル。実際に跨り、サイドスタンドを払って車両を引き起こしてみると、車体が軽くなったように感じます。

 しかし、公式スペックを調べてみると乾燥重量は218kgで、先代より8kg増しとなっているではありませんか。不思議に思っていると、五条さんがそのヒミツを教えてくれます。

「エンジンを40mm後方に搭載し、重心がライダー側に寄ってマスの集中化に貢献しています。そして、シートが載っているとボリューム感がありますが、新設計のリヤフレームも非常に軽量でクルーザーとしてはあり得ないテールエンドです」(五条さん)

 重量物であるエンジンが車体の中心に寄り、シートレールなど末端にあるパーツがとても軽くつくられているから車体を引き起こしたときに軽く感じるのでした。これは運動性能にも大きく影響するので、試乗がますます楽しみになってきます。

 また、初代はラジエターをサイドマウントにし、そのためにシュラウドの張り出しが特徴的でしたが、エンジン搭載位置をバックさせた新型では理想的といえる前方にラジエターを装着することができました。

 刷新されたニューフレームではディメンションも見直され、キャスター角は28→27度となり、トレール量は130→120mmに。ダイキャストアルミニウム製の片持ちスイングアームは56mm短くなり、ホイールベースは1580→1600mmへと最適化されています。
 キャスター角を立て、トレール量を減らしたフロントまわりのアライメント変更は、軽快なハンドリングが期待できるでしょう。

 リアサスペンションもスイングアーム上に移動し、リンク比が見直されているのも見逃せません。路面追従性が高まり、スポーツ性能、乗り心地が飛躍的に向上しているはずです。

おすすめのバックナンバー

バイク|令和元年(2019年)のトピックおさらい!

バイク|令和元年(2019年)のトピックおさらい! 一覧へ

解決します! 交通ルールの素朴なギモン

解決します! 交通ルールの素朴なギモン 一覧へ

3分でわかる! クルマとバイクのテクノロジー超簡単解説

3分でわかる! クルマとバイクのテクノロジー超簡単解説 一覧へ