新車レビュー 【ジムニーノマド探究/足まわり】悪路をガンガン走れる秘訣は、路面に対して常に駆動力を伝達する特殊設計だった!【写真・5枚目】 乗用車のフロントサスペンションはストラットなどの独立式が主流だが、ノマドを含めたジムニーシリーズは、耐久性の優れたリジッドタイプ、つまり車軸式を採用している。 車軸式サスペンションにより、デコボコの激しい場所でもタイヤを路面に接地させ、しかも路面とシャシーの間隔も十分に確保できる。悪路に最適なサスペンションを開発した。 ローレンジに入れると、すべてのギヤについて、速度に対してエンジン回転数が高まる。駆動力が増強され、悪路の走破力を向上できる。悪路向けのSUVには必須のメカニズムだ。 副変速機の切り替えレバーは、サイドブレーキレバーの右側に装着されている。前方から2WDのハイレンジ/4WDのハイレンジ/4WDのローレンジにシフトできる。 ジムニーノマドでは、前輪のディスクブレーキがベンチレーテッドタイプになる。2枚のディスクを重ねた形状で、その間に空気が通るため、放熱効果が優れている。 ジムニーシリーズでは、梯子(ラダー)のような形をした耐久性の高いフレームに、ボディ、エンジン、サスペンションなどを架装している。ラダーフレームの中央付近には、Xメンバーも装着されてボディ剛性を高め、捩れが生じにくい構造としている。 車軸式サスペンションは耐久性が高く、なおかつ設計の仕方によっては、デコボコの激しい悪路でもタイヤの路面接地性を十分に確保できる。駆動輪の空転を抑えられる。 この画像の記事を読む