中古のランクル300は今も新車価格を大きく上回る

トヨタのフラッグシップSUVであるランドクルーザー300は、2021年8月の発売直後から注文が殺到し、納車まで数年待ちという異例の事態となった。発売当時の新車価格は510万〜800万円だったが、中古車販売店には新車価格の約2倍ともなる1500万円オーバーの個体も見られた。
現在も中古車市場には登録済未使用車が多数出回っており、価格相場は最廉価の“GX”グレードが830万円〜、中間グレードの“AX”が850万円〜、最上級グレード“ZX”と“GRスポーツ”が950万円〜となる。もちろん、底値となる個体の年式はいずれも初期型だ。
以前の異常な相場と比較すれば現在の価格は落ち着きを見せている。しかし、依然として新車価格を超える個体が大半を占めている状況が変わらないのは、いまだに受注再開のメドが立たないためだろう。それに加え、そもそもランクル自体が値落ちしづらいクルマなので今後も極端な値下がりは期待しづらい。
一方、中古車では豪華なエアロカスタムが施されたランクル300も多数販売されている。1000万円超の高価格帯で流通しているものの、カスタム費用を考慮すれば幾分割安と言えるかもしれない。
すぐに乗りたいならシビック タイプR“レーシングブラックPKG”の中古が買い

2022年9月に発売されたホンダのシビック タイプRも、発売後にすぐ受注停止となったクルマだ。専用装備を纏った“レーシングブラックパッケージ”が追加された2025年1月のタイミングで受注が再開されたが、通常のタイプRは依然として受注停止中であり現在も注文できない状態が続いている。
中古車市場のほとんどが新古車や未登録車で占められているが、発売から時間が経過していることもあって、しっかりと使われた中古車も出回ってきている。
しかし、走行距離5万km程度のクルマでも新車並みの価格を維持しているのが現状だ。価格相場は新車の499万7300円に対して、中古車価格は500万〜800万円であり明確に割高となる。
注目したいのは受注可能な状態にあるレーシングブラックパッケージだ。新車価格617万9800円に対し、支払い総額で620万〜640万円が現在の相場となっており、通常のシビック タイプRに比べれば割安感がある。
レーシングブラックパッケージの新車納期は半年から1年程度だ。それに対し、中古なら1年落ちの未使用車が新車価格と同じか少し安く買える。すぐに乗りたいならレーシングブラックパッケージの中古車購入も現実的な選択と言えるだろう。
海外ではすでに生産が終了している国もあり、シビック タイプRの中古車価格は上昇傾向にある。購入を検討しているなら新車、中古車を問わず判断は急いだ方がよさそうだ。
人気のジムニーは中古でも高額! ノマドは新車並みに落ち着いた

2018年7月に登場した軽オフローダーのジムニーと普通車版のジムニーシエラは、注文を受け付けているものの、依然として1年程度の長納期が続いている。
ジムニー、シエラともに発売から時間が経過していることもあって、新古車以外の中古車も増えてきた。しかし中古車としての価格は高めであり、中古で購入するメリットは薄いと言わざるを得ない。
ジムニーの中古車相場は走行距離10万km程度の初期型で130万円〜、5万km以下でも150万円〜だ。なお、ジムニーの販売開始当時の新車価格は145万8000円〜184万1400円、現行型は200万円前後となる。
ジムニーよりも新車価格が20万〜30万円高いシエラは、走行距離10万km以下が160万円〜、5万km以下が200万円〜が相場となる。どちらも根強い人気と長い納期によって中古車価格が下支えされている状況と言えよう。
最注目は2024年に発売された4ドア版のジムニーノマドだ。現在の中古車価格は支払い総額で300万〜400万円程度が相場であり、発売直後の500万円を超えていた時期に比べれば現実的な価格に落ち着いているが、依然として底値価格は新車並みを維持している。
ノマドの新車納期は早ければ1年程度、最長で4年とも言われており、2026年1月の改良モデルの新古車が300万円程度で購入できれば買い得と言えるだろう。
シエラ、ノマドを含むジムニーの中古車では未使用のカスタムコンプリートカーが数多く販売されている。購入後にカスタムを検討しているなら、こうした個体を検討するのもよいだろう。ジムニーのコンプリートカーに興味があるなら中古車販売サイトを覗いてみよう。
