BMW M4 LMGT3 EVO

表彰台の可能性を見せたハイパーカー

ハイパーカークラスに参戦した「BMW M ハイブリッド V8」は、20号車が5位、15号車が7位入賞を果たした。
ハイパーカークラスに参戦した「BMW M ハイブリッド V8」は、20号車が5位、15号車が7位入賞を果たした。

2026年シーズンのWECに、LMGT3クラスにベルギーを拠点とするチームWRTは、2台の「BMW M4 LMGT3 エボ」をエントリーしている。32号車をダレン・レオン、ショーン・ゲラエル、アウグスト・ファルフス、69号車をアンソニー・マッキントッシュ、パーカー・トンプソン、ダニエル・ハーパーがドライブし、開幕戦を勝利で飾った。

BMW Mモータースポーツのサポートを受けるチームWRTにとって、2024年シーズンに同じくイモラで達成した1-2フィニッシュに続く、LMGT3クラスでの2度目の勝利となった。

また、ハイパーカークラスにエントリーした2台のBMW M ハイブリッド V8は、土曜日のハイパーポール進出を経て、9番手グリッドと10番手グリッドからレースをスタート。20号車が好スタートを切ったものの、ドライブスルーペナルティによりポジションダウンしたが、最終盤の緊迫した展開の末に5位でフィニッシュラインを通過した。15号車は7位でレースを走り切っている。

BMW Mモータースポーツのチーム代表を務めるアンドレアス・ロスは、次のようにレースを振り返った。

「WECの新シーズンは、まさに壮観な幕開けになりました。特にハイパーカークラスの最終盤における4番手争いは、非常に激しいものでした。表彰台には届かなかったものの、上位争いができる競争力を持ったマシンだと証明できたと考えています」

「そしてLMGT3クラスでの勝利は、もちろん素晴らしい成果だと言えるでしょう。ダン、パーカー、そしてアンソニーのドライバー陣、そしてチームWRTに心からの祝福を送ります。全体として、誇りに思える素晴らしいシーズンの幕開けですし、今後につながる一戦になったと感じています」

ライバルのトラブルにより首位に浮上

WEC開幕戦イモラ6時間レースに参戦した、「BMW M4 LMGT3 エボ」。
序盤からトップ3圏内をキープし続けたBMW M4 GT3 EVO 69号車。ライバルのマクラーレンがトラブルに見舞われたことで、首位に立った。

LMGT3クラスに参戦したBMW M4 GT3 EVO 69号車は、4番手グリッドから決勝レースをスタート。マッキントッシュの力強い走りで、早々にトップに立つ。その後も強豪ひしめくなか、常にトップ3圏内をキープし、前を走っていた「マクラーレン 720S LMGT3 エボ」がテクニカルトラブルに見舞われたことで再び首位に順位を上げると、そのままトップフィニッシュを果たした。

チームメイトの32号車は5番手グリッドからスタートし、アンセーフリリースによる5秒のペナルティを受けながらも5位入賞。開幕戦を制したM4 GT3 EVO 69号車のダニエル・ハーパーは、次のように喜びを語った。

「合同テストの段階から、このメンバーなら表彰台、そして最終的には勝利も狙えるという感触を持っていました。それでも開幕戦でそれが実現するなんて本当に信じられません。素晴らしい戦略を立ててくれたチームWRTに、あらためて感謝したいです」

「BMW M4 GT3は、イモラで常に強さを発揮してくれました。アンソニーが序盤のスティントで表彰台圏内への流れを作ってくれましたが、その後はレベルの高いライバルとの厳しい戦いを強いられました。トラブルに見舞われたマクラーレン陣営には少し同情しています。彼らは本当に速かったですから……。自分としては2位でも十分だと考えていましたが、前を走るマシンが突然スローダウンしたのです」

WEC開幕戦「イモラ6時間レース」ハイライトを動画でチェック!

WEC開幕戦イモラ6時間レースが開催され、フェラーリ296 LMGT3 エボ 21号車が6位で走り切った。

WEC開幕戦イモラLMGT3クラスはBMW M4 LMGT3が優勝「フェラーリは296 LMGT3 エボ6位」【動画】

2026年シーズンのFIA世界耐久選手権(WEC)開幕戦「イモラ6時間レース」の決勝レースが開催され、LMGT3クラスはチームWRTの「BMW M4 LMGT3」69号車(アンソニー・マッキントッシュ、パーカー・トンプソン、ダニエル・ハーパー)が優勝。フェラーリ勢は、ビスタ・AFコルセ「296 LMGT3 エボ」21号車が6位で走り切った。