試乗 ホンダのハイブリッドは走りがひと味違う…「Honda S+ Shift(エスプラスシフト)」搭載のホンダ・シビック e:HEV RSが楽しすぎた!【写真・2枚目】 ホンダ自慢のハイブリッド「e:HEV」はエンジンで発電機を回し、その電力でモーターを駆動するシリーズ式を基本としながら、エンジンを直結して駆動するためのクラッチが備わるのが特徴だ。 水平基調で視界も良好なインパネ。RSではエアコンのアウトレット部にレッドのピンストライプをあしらってスポーティさを演出。e:HEV RSではステアリングホイールもプレリュード譲りのDシェイプとなり、金属のパドルも備わる。 センターコンソールに備わるドライブモードと「Honda S+ Shift(エスプラスシフト)」の操作スイッチ。 RSはコンビシート(プライスムース×ウルトラスエード)はレッドのステッチが施されているのが特徴。シートヒーターはシビック全車に標準だ。 快適性を犠牲にしていないのもe:HEV RSの美点。テールゲートのヒンジを小さくしてヘッドクリアランスを確保されているのはシビック共通の長所だ。 サーキットのラップタイムを競うのではなく、ワインディングロードを自分のペースで気持ち良く流す...そんな走り方が似合うのがシビックe:HEV RSだ。絶対的なスピードを追わずとも、クルマとの濃密な対話を楽しませてくれる。 e:HEV RSに込めた「かつての元気なシビック」という思いを最も端的に表現するために仕立てられた、JACCSカラーをイメージしたデモカーが試乗会場に展示されていた。柿沼氏自身、約35年前のグループAやJTCCで活躍したJACCSカラーの「EGシビック」を見てクルマが好きになり、ホンダに入社したという原体験があるという。復刻にあたっては、当時のカラーデザインを手掛けた由良拓也氏(ムーンクラフト)にも直接許可をもらい、快諾を得たそうだ。 JACCSは大手信販会社の名称。今回のモデルではロゴがCIVICに変更されている。 リアウインドウには当時のレーシングドライバー名のパロディとして開発責任者である柿沼氏の愛称が入れられている。 ホンダ・シビックe:HEV RS。6月の発売が予定されており、現在はディーラーで先行予約の受け付け中だ。 シビックe:HEV RSのボディカラーは5色。写真のソニックブレー・パールのほか、 プラチナホワイト・パール、クリスタルブラック・パール、プレミアムクリスタルレッド・メタリック、シーベッドブルー・パールがそろう。 シビックのラインナップは、1.5Lガソリンターボ+CVTの「EX」「LX」、1.5Lガソリンターボ+6速MTの「RS」、2.0Lハイブリッドの「e:HEV LX」「e:HEV EX」。そこに6月から加わるのが、2.0Lハイブリッドの「e:HEV RS」だ。 e:HEV RSは新規開発のタイヤ(グッドイヤーEAGLE F1 ASYMMETRIC 6)を履く。e:HEVのASYMMETRIC 2と比べると、転がり抵抗は20%、ロードノイズは8.8%低減する一方、ドライでのブレーキ性能は3.4%向上しているという。 これまではシビック タイプRを担当していた柿沼秀樹さん(本田技術研究所 四輪研究開発センター)だが、現在はシビック全体の開発責任者を務めている。e:HEV RSについては「何秒を出すか、何に勝つかではなく、『日常の延長線上でタイプRに通じる走る楽しさを感じてもらう』ためのポジション。特別な運転スキルは不要で、2ペダルで気軽に『クルマと対等の立場』で肩肘張らずに楽しめる等身大のモデルです。私自身、かつて『ガチガチでうるさい、一部の人に向けたクルマ』だったタイプRにコンフォートモードを付けたり、デザインを受け入れやすくしたりして、間口を広げてきた経緯があります。尖ったマニアックな方向へばかり走るのではなく、『せっかくの楽しいクルマをより多くの人に体感して喜んでもらう』こともホンダの目指すべきひとつの姿だと考えています」と語る。 この画像の記事を読む