ES3フェリオをタイプR化!

違和感ゼロのK20Aスワップフェリオ

シビックフェリオと聞いて、“チューニングベース”を思い浮かべる人は少ないかもしれない。しかし、オーナーの竹野さんはそんなES3フェリオをベースに、「もしフェリオにタイプRが存在したら?」という理想像を具現化した。

その最大のポイントとなるのが、K20Aエンジンへの換装だ。搭載にあたってはDC5インテグラタイプR用のメンバーを流用し、純正エンジンマウントを活かして自然にインストール。ワイヤー類も徹底的に整理されており、まるでメーカー純正仕様を思わせる高い完成度を実現している。

さらに、ナックルやブレーキもDC5純正を移植。つまりこのマシンは、“ES3フェリオのボディを被せたDC5”とも言えるハイブリッド仕様なのだ。

足元にはリーガマスターEVO.IIをセット。ブレーキキャリパーは前後ともDC5純正をベースとし、ソニックグレーでペイントすることで全体の統一感を高めている。

インテリアはOMP製ステアリングやシート、4点式ハーネスを装着し、スポーティな空間を演出。一方で、ダッシュボードやカーペットはあえてノーマル状態を維持し、“やり過ぎない純正感”を大切にしているのもポイントだ。

エクステリアはモデューロ製エアロをベースに構築。さらに、DC2インテグラタイプR純正リヤウイングを中央でカット&延長加工し、フェリオへ違和感なくフィッティングしている。

加えて、各部にはスムージング処理を施し、後付け感を徹底排除。ボディカラーにはFL5シビックタイプR純正色の“レーシングブルーパール”を採用し、US純正テールレンズとの組み合わせで現代的なタイプRテイストを演出している。

また、タイプR仕様でありながら、あえて赤バッジ化していない点も拘りのひとつ。純正風のまとまりを崩さないための絶妙な“引き算”と言えるだろう。

「“速そう”ではなく、“本当に速い”クルマを作りたかったんです」と語る竹野さん。人気車ではないフェリオだからこそ実現できた、“もうひとつの世界線に存在するシビックタイプR”。そんな1台がここに完成していた。

●取材イベント:Red Bull Tokyo Drift 2026

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