4Lらしいコンパクト感を大切にしながら、6インチ化を実践。フロントフォーックから伸びるステアリングダンパーのおかげで走りも楽しめる!

“6インチ+フロントディスク”だけは譲れなかった

この車両最大のポイントは、やはり“6インチ+フロントディスク”という構成だ。

そもそも、よく一緒に走っている仲間たちが「6インチ倶楽部」というチームで、その影響もあり自身も製作をスタート。ノーマル8インチよりさらに小径となる6インチによって、“小さいモンキーをさらに小さく見せる”独特なスタイルを追求している。

しかし、小径化すると当然スペースは減る。そんな中でも「ディスクだけは譲れなかった」と若旦那さんは語る。

これまで所有してきた車両はすべてディスク仕様だったそうで、「ドラムだとちょっと不安」というのが理由。そこで、6インチへヤマハ系ブレンボキャリパーとデイトナ製155mmディスクローターを組み合わせた。

とはいえ、当然ポン付けでは収まらない。

特に大変だったのがキャリパー加工。使用するキャリパーを、干渉しないよう“合わせては削る”を繰り返しながら現物合わせで加工。結果としてツーポット化は断念したという。

さらに、6インチ&111ccという構成ゆえ、ステアリングダンパーも装着。現在はイベント中心の使用ながら、以前はこの仕様でフェリーに乗って千葉方面までツーリングしたこともあり、「100km/h出しても普通だった」と笑う。

ヤマハ系ブレンボキャリパーとデイトナ製155mmローターでディスクブレーキ化。6インチホイールに収まっているのが凄い。

アルミフレーム&111ccで中身も本格派

ベースはモンキー4L仕様だが、フレームにはキタコ製アルミフレームを使用する。

もともとは鉄フレームで組んでいたそうだが、新品デッドストックを入手したことをきっかけに仕様変更。ハンドルストッパーなども追加加工し、実用性までしっかり確保している。

エンジンはCD90ベースの111cc仕様。シリンダーヘッドにはキタコ製ウルトラヘッド、さらにSP武川製ボアアップキットを組み合わせる。キャブレターはケイヒンPE28、電装系にはポッシュ製エンデュランスアウターローターを投入するなど、定番ながら本気度の高い構成だ。

また、ホイールは前後ともGクラフト製6インチを使用。リヤはブースターズスマイリーにてニコイチ加工され、4.35Jまでワイド化されている。

“昔ながらの4MINI感”を漂わせながら、中身はかなりハードなのだ。

ゴリラ仕様へ“着せ替え”も可能!

面白いのが、外装をゴリラ仕様へ変更できる点だ。

もともとはゴリラタンク仕様で製作されていたそうだが、現在は4Lタンクへ変更。それに合わせてサイドカバーやステー類まで専用加工されている。

つまり、タンクや外装だけでなく、“構成そのもの”を着せ替えできるようになっているのだ。

また、水本レーシング製アップマフラーには4L用ヒートガードを装着するための加工も実施。ブラケットやステー類は自作溶接によって仕上げられている。

派手ではない。
しかし、細部を見るほど“ちゃんと作られている”ことが分かる。

だからこそ、このモンキーには独特の説得力があった。

ディテールチェック

ノーマル8インチよりさらに小径となる6インチを採用。凝縮感あるスタイルが魅力だ。
フロントにはGクラフト製6インチホイールを装着。クラシックなタイヤはIRC製(3.50-6)。
Gクラフト製のハンドルにグリップはキジマ製。レバー類はデイトナ製を使用する。
ヘッドライト上にはメッシュのカゴを装着。簡易工具などを収納できる実用装備となっている。

撮影したのはこのEVENT!

「第18回モンキーミーティングin多摩」
■開催日:2026年5月17日(日)
■開催地:東京サマーランド 第2駐車場(東京都あきる野市)

こちらの車両はマニアックなモンキーが大量に集う老舗イベント「モンキーミーティング」で撮影。詳細はこちらのWEBをチェック!


【モトチャンプ】