語り合うのはこの2人!
真面目にハジけたい! 大人のための原付チョッパー

津田:あった、あった。いすゞ・ミューがベースのSUV。
──バイクの方ですよ。
津田:ボケただけだよ。「JAZZ」はホンダの登録商標なのかな? クルマだとシティやフィットも欧州ではジャズの名前で売られていたから。原付バイクのジャズは10年以上も生産された人気のロングセラーモデル。造りが良くて好感度も高かった。
──今回掲載するカタログは、発売からちょうど10年後にイメージキャラクターとして起用されたギタリストのローリー寺西版です。ちなみに現在は「ローリー」に改名していますが。ぎりぎり20万円を切る19万9000円のジャズの販売価格が、諸般の事情で一気に25万9000円に大幅アップしてしまったタイミングでのご出演と相なりました。
津田:しかし似合ってるね、ジャズとローリー! オレンジ色の髪の毛も車体色の「キャンディマーベラスオレンジ」に合わせて、わざわざ染めてくれたんだろうな〜。
──出演契約書に「ヘアーは橙色にて」って書いてあったのでは?
津田:……夢がないね。ローリーのアドリブだと思いたいんだけど。年もオレと近いしさ。
──1963年生まれの55歳……って昔からぜんぜん変わらないですね。ガリガリスリムのまんま。ちなみに津田さんは何歳ですか?
津田:67年9月生まれの51歳だよ。
──もしかして?
津田:もしかしての、乙女座。
──乙女座! ピュアで高潔で理論派のイメージにピッタリですね。
津田:始まりましたか、今月も俺へのハードなイジりが。さあどうぞ。
──えーと、あえて今回は自粛します。なぜなら次号で連載10回達成、今月はその目前ですから!(笑)
津田:ふーん。
いまこそバイクメーカーに伝えたい 笑えるバイク、出して!

──新型ジャズが発売されたときはどう思いましたか?
津田:デビューした時は素直に「カッコイイ!」って思ったよ。お金もかけて作っているし、細部に手抜きがないのもすぐにわかる。バッテリーの6Vが途中から12Vに変わったくらいで、あとはほとんど仕様変更もなし。企画も車体も完成度がもともと高かった証だね。
──ダブルクレードルも勇ましい。
津田:初期型はフレームカラーも同色だった。やる気を感じるよ。途中でレブルっぽくなったりスティードっぽくなったこともあったけど、まあ細かいことは気にしないでいいんじゃない? ジャズはジャズだし。


──時代の雰囲気をビミョーに反映していたのかもしれません。
津田:カタログのキャッチコピーでは「ペットサイズ・アメリカン」を謳っているけれど、もう少し細かくカテゴライズするならチョッパーだろうね。フロントフォークが長く寝ていてハンドルはプルバック、シーシーバー風のナンバープレートホルダーもお尻に載っている。発売1年後にはフラットタイプハンドルも追加されたし。
──プルバックハンドルとフラットハンドル、2台で並走したらまるで『イージー・ライダー』ですね!
津田:そうだね。ちょっと褒めすぎだけど(笑)。最近の若い子はみんなオシャレでこじんまりとしちゃってるから、誰かのスタイルを完コピしたい! っていう熱い(暑苦しい?)ライダーは減っちゃったもんね。
──それにしてもロングヘアーをオレンジにしつつ片手に薔薇を持っても“様”になるキャラって、ほとんどいないですよね〜。
津田:ローリーのヒット曲って、あるのかな?
──すかんち時代を含めて、知らないですね。
津田:内田裕也、矢沢永吉、ローリー……ロケンローラーはみんなメジャーヒットに恵まれないね(笑)。
──たしかに! でもジャズ自体はすごくポップですよね。肩の力も抜けていて大人っぽい。モンキーほど狙っていないところがまた……。
津田:時代を先取っているね!
──先取ってる、のかな?(笑)
※こちらの記事はモトチャンプ2019年8月号に掲載されたものです。

