語り合うのはこの2人!
ウルフが大人っぽく見えたら童貞卒業はもうすぐそこ!
──なんだか甘酸っぱいキモチにさせるルックスですね、50ガンマもウルフ50も。
津田:ん? どこらへんが?
──もしかしたら上から目線なのかもしれませんが、ギヤ付きゼロハンスポーツの“足りていない”カンジって、自分たちのダメダメだった青春時代の記憶とシンクロするような気がするんです。
津田:今は、ダメダメじゃないと?
──論点をずらさないでください。
津田:すみません。
──もちろん当時は足りていないなんてまったく思っていなかったので、「ガンマ、速そう!」「ウルフ、男らしい!」となっていたハズです。
津田:でもこのマイチェンモデル2車の発売は91年。モデル末期。
──そうなんですよ。だから心底カッコいいと思っていたのは初代がデビューした82年当時のことで、91年は91年できっと別の大きなバイクにご執心だったかもしれません。
津田:オレは「原付一穴主義」だから浮気したことないけどね。
──一穴! で、このカタログは2モデルを1枚の紙に合体させた省力版みたいな造りなんです。なんだかとっても簡易的で、カタログというよりリーフレットな雰囲気。ペランとしていて、しょんぼり。
陽のガンマと、陰のウルフ……青春の清濁を2カットで表現!


津田:その頃だともう50ガンマはそんなに売れなくなっていたからね。
──価格は……ガンマが23万2000円、標準のウルフが21万2000円。令和の今に再販してほしいな。みんなビックリするだろうな。「いまさらですか!」って(笑)。

津田:まあ四の五の言っても絶滅2ストマシンは永遠に帰ってこないだろうから、男は黙ってヤフオク巡回に励むべし!
──さすが津田さん、解脱してる。
津田:ガンマは前年の90年型から3本スポークの前後17インチホイールに仕様変更されたんだ。で、91年型は外装変更のみ。ガンマ亜種であるウルフの面白いところは、極太アルミフレームに見えるスチールフレームカバー。これ、カバーなんだよ。
──フレームが鉄? カバーが鉄?
津田:中身のフレームも、被せているカバーも、どっちも鉄。でも遠目にはアルミフレーム“風”(笑)。
──スズキの上昇志向、ナイス!

津田:当時の趨勢だったネイキッドブームを、スズキはしっかり引用しているよね。ゼファーが89年の発売だから初動はかなり早かったと言っていいかも。ウルフは250も200もスタイリッシュだったし。そういえばファイヤーパターンの特別色はめちゃ真っ赤でいいよね。今でも欲しい。今こそ欲しい!
──どことなく東京タワーのインパルスを思い出します。
津田:この91年型が発売されたタイミングと相前後してホンダからエポックな新型NS‐1が発売されたもんだから、10年選手のガンマとウルフはちょっと分が悪かったよな。
──「包茎ボーイではモテないゾッ!」
津田:いつもの下ネタが今日も唐突に始まったね。なにそれ?
──ガンマとウルフが発売された1991年、モトチャンプ4月号に掲載されていた「ビガーパンツ」のモノクロ広告の中のキャッチフレーズです。みなさんの大脳皮質にもきっと深く刻まれていることと思います。
津田:あったね、そんなの。
──そのインパクトは雷に打たれたくらいに強烈でしたもん。当事者であってもなくても、目が点。
津田:包茎は諸悪の根源、的な。
──「包茎ボーイではモテないゾッ!」「早漏も一発解消だ!」
津田:まあ、ユーの場合は早漏以前の話だろうけどね。だいたい、いちいち連呼しないでくれる?
──いやいや津田さん、魂の叫びですよ。包茎ボーイの。
津田:だいぶガンマとウルフの話題から外れたところにノーズが向いちゃったな。話を戻そうよ。
──そう言われると……。
津田:なに?
──ガンマのフルカウルが真性包茎で、ウルフの丸目ライトの方がずっと“ご立派”に見えませんか?
津田:いや、ぜんぜん見えない。かりそめのフレームカバーだけに、むしろ仮性。
モトチャンプ





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