先行受注の台数もいい感じでスタートダッシュをキメた新型エルグランド

今年の5月に先行受注がスタートしていて、この7月に正式発表となった4代目となるE53エルグランド。国産車では久々のフルサイズ・ミニバンの登場で話題になっている。先行受注では約6300台超のオーダーが入り、しっかりとスタートダッシュをキメている。

標準車では、ベースグレードの「X」、上級グレードの「G」、ショーファーカーモデルの「VIP」とシンプルな3系統になっていて、先行受注の9割くらいが価格は高いけど標準装備が充実している「G」とのこと。「G」の場合、乗り出しが大体800万円前後。

ライバルのアルファード、Zグレード・ハイブリッド・E-Fourの方が乗り出しで約700万円ほどと、価格だけで比較をしてみるとかなり善戦しているように思える。ちなみに、アルファードで乗り出し予算800万円となると、ZグレードのプラグインハイブリッドE-Fourが同価格帯となる。

690万円のベースグレード「X」と760万円の上位グレード「G」で何が違う?


では実際にグレードで装備がどれだけ違うのかをチェックしていこう。まず先に「VIP」から。後席装備が標準で充実している「VIP」はショーファーカーとしてのニーズに応えた仕様で約870万円。アルファードのエグゼクティブラウンジは、2WDで約870万円、E-Fourで890万円となっていて、プラグインハイブリッドになると1000万円を超える。純粋にハイブリッド車と比べるとほぼ同等くらいだ。

「VIP」グレードは、ショーファーカーモデルで、後席の装備が充実。シートもプレミアムナッパレザーが標準で、デザインもラグジュアリー。

ファミリカーやカスタムのベース車として選ぶときにはメインとなりそうな、ベースグレードの「X」と上位グレード「G」の標準装備の違いで、選ぶときに気になる項目をピックアップしてみた。

■安全運転支援機能「プロパイロット」

日産が誇る先進技術・運転支援機能「プロパイロット」は、XとGで少し複雑になっている。まずGの方は標準でナビリンク機能・渋滞時ハンズオフモード・車線変更支援が付いたプロパイロットになっている。Xはこれらの機能がセットオプションで設定されている。さらにGのみ、最新バージョンであるプロパイロット2.0にメーカーオプションでグレードアップ可能だ。合わせてアドバンスドドライブアシストディスプレイの大きさがGだと14.3インチ、Xだと12.3インチ(セットオプションで14.3インチに変更可能)。純正ドライブレコーダーもGだと前後標準装備。Xだと前後セットがオプション。ETCもGだと2.0が標準でGはオプションとなる。

プロパイロット、ディスプレイ、ドラレコ、ETCの違いがXとGでは違うこと。プロパイロット2.0はGでしかオプション選択できないこと、Gでは一部機能がオプションでアップグレードできること。ここら辺が選びの基準となりそうだ。

■シート表皮の違いやインテリアカラー

標準グレードの「X」に比べて上級グレードの「G」の方が当然標準装備の質感などが高い。シートはXがダークカラーの合皮のみ。Gだと紫檀(シタン)というモダンな色と銀雪(ギンセツ)というホワイト基調の2色から選べて、生地はナッパレザー並みの触感を持つテーラーフィットになっている。

さらにインテリアのアンビエントライトがXはフロントのみ、Gはリアスライドドアまで付いている。またXには足元照明がなく、Gには標準装備されている。またGだとエアコンにプラズマクラスター技術が搭載されている。

Xグレードのインテリアはダークカラーのみだが質感は高め。アンビエントライトもフロントには標準装備されている。

■エクステリア

外観の違いはほとんどない。ドアサッシュモールのカラーが、Xだとサテングレーメタリック。Gだとカッパーゴールドになっているぐらいだ。

エクステリアに関しては別途設定されている「オーテック」が3種類あり、そちらがだいぶ違う、いわゆるエアログレード的な立ち位置になっている。ちなみにこのオーテックもフル装備となっている約830万円の「オーテック」(Gグレードベース)、Xがベースグレードになっている約720万円の「オーテックLINE」、さらには無印のオーテックより少し価格が安くて、少しだけ装備が簡易化され、ベースグレードがGになっている780万円の「オーテックLINE Gスペック」という3タイプから選べる。少しわかりにくいかもしれないが、逆を言えば、装備内容と価格を比較して自分にベストな選択ができるようになっている。

専用エアロパーツやフェイスまわりの印象など、イッキにスポーティさが高まるのがオーテックグレード。ただ、このオーテックに3つのラインアップがあって、それぞれ専用パーツの有無やデザイン違いもあるので、選択時にはしっかり確認をしよう。


アルファードには装備を簡易化した約560万円~のグレードがあるけど……

アルファードの場合、各種装備が簡易化されている「G」というグレードがあり、これがハイブリッド車のみとなるが車両価格約560万円~。さらにZグレードのガソリン2WD車も約560万円~とエントリーモデルで考えると新型エルグランドに比べて約130万円くらい安い。もちろんエンジンや駆動、シートやユーリティリー機能など、だいぶエルグランドの方が充実はしているので、単純に価格差=お買い得となるわけではない。そこらへんは自分のカーライフや目指すスタイルを考えた上で予算も踏まえて選択していくのベストになるだろう。

ちなみにドレナビ編集部的に新型エルグランドのグレードでおすすめなのは、少し悩ましいところだがカスタムすることを前提に考えると、やはり初期投資が少なくて済む「X」グレード。プロパイロットなどの最新機能の違いはあるものの、大まかな質感などは大きく変わらないので、「G」との差額である約70万円をタイヤ&ホイールのインチアップやシートカバー、フロアマットなどに使って楽しめそうだから。

これから市販のパーツも色々と出てきそうだから、そういった情報もチェックしながら妄想ドレスアップするのも楽しみ方のひとつかなと思っています。

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