独特な存在感を放つカメレオンカラーでオールペン
オーナー自身が営むショップの看板車的存在であるタントカスタム。オールペンはすでに5回目となり、仕様変更を重ねるごとにクオリティが上がっている。フロントバンパーに取り入れた2代目NSXのディテールは写真をもとにイチから雰囲気を再現した。


特徴が色濃く反映されている部分は、グリルから下の部分。下に向けて尖らせた開口部、さらにそこから延びるシュッとしたラインがNSXに限りなく近い造形となる。オーナーとしても、これをこのタントのトレードマークとして大事にしている。
ただそれ以外は、自分らしさを全面に押し出したデザイン。開口部の柱をくの字形に変え、さらに斜めに角度を付けることで奥行きを強調したのがポイント。開口部も鋭くエッジを効かせ、怒りに満ちたイカツい表情を作り出している。さらに見る角度によって色合いが変わるオリジナルのカメレオンカラーも、ボディ全体に施したマッシブな造形をより引き立てている。
このタントカスタムはどの角度からも見ても美しいが、真横からの姿も必見だ。タントのサイドビューを見ていたら何かさびしいと感じ、前後のドアにつまんだようなフチを付けたラインを追加。さらにその下に深めの落とし込みを加えて、さらにパンチの効いたグラマラスなフォルムとなった。ここまで深く落とし込んでも、ウインドウの開閉は問題ないとのこと。
デザイン性の高いブリスターフェンダーは、以前アーチ部にオバフェン風のプレスラインを加えていたが、今回はボコッと膨らんだオバフェンをプラス。これにより、以前と比べフロント4センチ、リア6センチワイドとなった。これは下まわりをドッシリと見せ、ワイド感をさらに盛り上げるための秘策なのである。リアはドアノブ下辺りにダクトを入れ、さらに後方にも穴を追加。リアにエンジンを搭載した、大排気量のスーパーカーを連想させるワザである。
外装はこんなに過激だが、逆に内装は落ち着いたベージュを基調としてギャップを付ける。ただ1色だけでは味気ないので、オリジナルグリーンでパネル類を塗って華やかさも与えた。さらにラゲッジも要チェック。仕様変更のたびにエアサスタンクのレイアウトを変えているが、今回は鉄骨で作った土台にセット。LEDの光も手伝い、独特の世界観に満ちている。※『K-CAR SPECIAL』より抜粋。装着パーツ・仕様は当時の取材内容を基に再編集。


ホンダが誇るフラッグシップスポーツカー「NSX」。2017年に発売された2代目NSXは、V6ツインターボに3モーターのスポーツハイブリッドSH-AWDを採用するなど、優れた走行性能を実現し、スーパーカーらしいエキゾチックなフォルムも話題となった。しかし発売からおよそ6年後の2022年12月に生産終了。2027年頃にはEVモデルとして復活するのでは?と噂されている。















