市販のEPUの凄さを24時間レースで実証!

EPUはエキゾーストマニホールド/スポーツキャタライザー/マフラーの保安基準適合セットで、純正ECUでもパワーやトルクなどの向上が得られるが、ECUチューニングとの組み合わせを前提に大幅なパフォーマンス向上を図る製品だ。いうまでもなく、アフターマーケットでは多大な支持を得ている。

666周を走りきり、クラス3位を獲得。そのときのEPUの現物がFUJITSUBOに戻ってきたというので、さっそく取材に伺った。

通常、ENDLESS GR86は純正エキマニとチタンマフラーの組み合わせで走っているが、なぜ、EPUを使ったのだろうか? レギュレーションでは、エキマニを換える場合、保安基準適合NAPAC加盟メーカーの製品を市販品のまま使うことが定められているが、まずは、そのエキマニの効果だろう。

事前のテストではEPUのほうが秒単位で速かった。24時間レースでも、ドライバーに聞き取りを行ったところ、「走り出しから違いを感じた」「加速がよくなった」というコメントが得られた。「トップスピードは他車より5㎞/hくらい速かった」「スリップストリームに入られても抜かれない」という証言も。

すべてがGR86/BRZ専用につくられて絞ることをなくした事で、排気のパフォーマンスロスがなくなり、前述の評価に貢献していると思われる。もっとも、デメリットもあって、チタンマフラーからステンレスマフラーになったため、車両重量は少し増えている。

さて、戻ってきたEPUを検証。コースアウトでへこんだ部分があったりはしたが、排気漏れやクラックは見つからず、3Dスキャンに通しても、歪みを含め、問題となる箇所はなかった。

排気の熱による歪みや伸縮があっても、振動に強く、金属疲労が蓄積しても耐えられるレイアウトの恩恵を示したカタチだ。

画像のようにシルバーのテカテカ状態が普通だが、それが黒く炭みたいになってくると危険。金属劣化で割れに発展する。

キャタライザーの前後部分はシルバーを通り越してグレーになっており、サーモバンテージ(これもEPU市販品に付属するものをそのまま使用)を剥がしたところ、エキマニは変色が進んでいたが、それでもまだ十分に使えるレベルだった。

今後もENDLESS GR86はEPUを使用予定。富士24時間レースでは、性能と耐久面で優位性を実証したが、そこからのフィードバックも製品に反映されていくことになる。

このスペックを誰でも購入することができ、ストリートでも楽しめることに驚きだ。


■藤壺技研工業 

TEL 055-998-0130 

https://www.fujitsubo.co.jp/