試乗 サーキット専用ハイパーカー「アストンマーティン ヴァルキリー AMR プロ」は1000ps超とかそういうこと以上に驚愕の性能を持っていた【写真・12枚目】 ル・マン・ハイパーカーのレギュレーションを超えるエアロダイナミクス性能と、F1マシンに迫るサーキット走行性能を備えるヴァルキリーAMRプロ。その走りは驚異的だ。 ヴァルキリーAMRプロの生産台数は、わずか40台のみ。すべてのオーナーはアストンマーティンが用意した専用サーキット体験プログラムに参加することができる。 ヴァルキリーAMRプロの生産台数は、わずか40台のみ。すべてのオーナーはアストンマーティンが用意した専用サーキット体験プログラムに参加することができる。 2人の乗員スペースは中央に寄せられている。操作系のスイッチ類はすべてステアリング状にレイアウトされ、メーターのディスプレイもステアリングにある。 2人の乗員スペースは中央に寄せられている。操作系のスイッチ類はすべてステアリング状にレイアウトされ、メーターのディスプレイもステアリングにある。 カーボンのボディと一体化したシート。ガルウイングドアは上部しか開かないので乗員は潜り込むようにして乗ることになる。 ミッドにマウントされるNAのV12はコスワース製。6.5リッターの排気量から1万1000rpmの最高回転数によって1014psを発揮する。ヴァルキリーに採用されていたハイブリッドシステムは取り去られているが、発進用のモーターは搭載されている。 ブレーキはカーボンコンポジットのローターにフロントはアルコン製6ポットキャリパーを組み合わせる。真下に位置するキャリパーには温度計が備わる。 サスペンションアームもすべてカーボン製。エンジン周り以外はほとんどの素材がカーボンとなる。 フロントノーズはまるでF1マシンのようで、フロアは完全なトンネル構造となっている。 リヤウイングにはセバスチャン・ベッテルとランス・ストロールのサインが入る。 レースレギュレーションや保安基準などの制約を一切受けずに構築されたエアロダイナミクス。 ヴァルキリーと比べてホイールベースは380mm、全長は266mmそれぞれ延長。トレッドもフロントで96mm、リヤは115mm拡大されている。 この画像の記事を読む