日本バイクオブザイヤー、2021年の栄冠を振り返る。【インプレまとめ】

年の瀬恒例のイベントとしてこの時期にはあらゆるカテゴリーで多種多様なアワード(表彰)がなされる。バイクの世界では“BOTY”(日本バイク・オブ・ザ・イヤー)があり、その年度の最も輝かしいモデルを選出し表彰しているのである。

REPORT●近田 茂(CHIKATA Shigeru)
PHOTO●山田俊輔(YAMADA Shunsuke)
取材協力●AMAC(一般社団法人 日本二輪車文化協会)

 今年で第4回目の開催を迎えた日本バイク・オブ・ザ・イヤーは、年末恒例のイベントとして既に定着しつつある。2021の表彰式は、12月15日の正午から、ホテル・グランドアーク半蔵門の富士の間において開催された。

表彰式の開幕時に毎回恒例のシーン、能楽師・大倉正之助氏の演による厳かな雰囲気で始められた。

映えある今年の栄冠は


今年で第4回目を数える“日本バイクオブザイヤー2021”は、新たに電動部門を加えた全5部門で競われた。WEB投票に加えて選考委員の投票を加えて決す全結果は下記の通りである。

見事2021年度イヤー賞“大賞”の座に輝いた「カワサキ・Ninja ZX-25R」。250ccクラスのスーパースポーツに、高回転高出力型の新開発4気筒エンジンを搭載。ライバル無き市場へ投入されたインパクトは非常に大きかった。

女優の吉田美佳子さんがプレゼンテーターを担当。

全5部門の受賞車両

原付部門

“最優秀金賞” ホンダ・GROM
“金賞” スズキ・GSX-R125 ABS
“金賞” ホンダ・PCX

軽二輪部門

“最優秀金賞” カワサキ・Ninja ZX-25R
“金賞” ヤマハ・SEROW 250 FINAL EDITION
“金賞” ホンダ・CRF250L

小型二輪部門

“最優秀金賞” スズキ・Hayabusa
“金賞” ホンダ・GB350
“金賞” ヤマハ・SR400 Final Edition

外国車部門

“最優秀金賞” ハーレーダビットソン・Pan America 1250 Special
“金賞” KTM・890 DUKE
“金賞” DUCATI・モンスター

電動部門

“最優秀金賞” ホンダ・PCX e-HEV
“金賞” ホンダ・GYRO e
“金賞” ヤマハ・E-Vino
表彰書の授与式を終えて一同記念撮影。

キーワードで検索する

著者プロフィール

近田 茂 近影

近田 茂

1953年東京生まれ。1976年日本大学法学部卒業、株式会社三栄書房(現・三栄)に入社しモト・ライダー誌の…