GPX ジェントルマンは、街乗りに程よい200cc。見た目はネオクラシック系です!

スチール製ダイヤモンドフレームに排気量197ccの空冷単気筒SOHC2バルブエンジンを搭載。現代的な雰囲気とレトロムードが融合した車体は、昨今人気の「ネオクラシック」なスタイルを感じさせます。いま気になる存在、タイGPXの「Gentleman(ジェントルマン)」に乗ってみました。

REPORT●青木タカオ(AOKI Takao) 
PHOTO●山田俊輔(YAMADA Shunsuke)
取材協力●GPX 千葉 クロニクル(https://chronicle521.com)

※2020年01月05日に掲載した記事を再編集したものです。現在このモデルは販売を終了しています。
価格やカラーバリエーションが現在とは異なる場合があります。

Gentleman(ジェントルマン)ディテール解説

GPX ジェントルマン200
LEDリングを組み合わせたハロゲン(12V35W)ヘッドライトやLEDウインカーが、モダンなフロントマスクを演出しています。
GPX ジェントルマン200
オフセットマウントされたラウンドタイプのLCDメーター。速度やエンジン回転数はもちろん、燃料計やギヤポジション、電圧計も表示し、機能性に富んでいます。
GPX ジェントルマン200
倒立フォークにラジアルマウントキャリパーがセットされた足まわり。17インチのブラックリムは、ピレリ製のバイアスタイヤ「ANGEL CITY」を履きます。
GPX ジェントルマン200
GPX ジェントルマン200
他のGPXモデルがそうであるように、スイッチ類は日本車のレイアウトとほぼ同じで操作しやすい。「ジェントルマン」で唯一おやっと思うのは、ハンドル右にハザードスイッチを備えていることです。
GPX ジェントルマン200
燃料タンクは12Lの容量を確保。上面にはバンド風の装飾、ニーグリップ部にはラバーカバーが備わり、レトロムードを演出しています。
GPX ジェントルマン200
オイルクーラー付きの空冷単気筒200㏄エンジン。キャブレター仕様であることに魅力を感じる人も少なくないでしょう。
GPX ジェントルマン200
赤いステッチが施されたタックロール調のダブルシートは、クッション厚もあって座り心地がいい。シングルシート風のカバーを標準装備し、軽快でスポーティなテールエンドを決定づけました。
GPX ジェントルマン200
テールエンドに向かって角度が付けられたサイレンサーもスポーティ。同社の150ccモデルではリヤブレーキはドラム式ですが、200ccモデル「ジェントルマン」ではディスク化されているのも見逃せません。
GPX ジェントルマン200
前後ウインカーやテールライトはLED式。クラシックなムードと現代的な装備が融合するレトロモダンスタイルとしています。

Gentleman(ジェントルマン)主要諸元

原動機種類 : 4ストローク
排気量 (cc) : 197
圧縮比 : 9.2 : 1
冷却方式 : 空冷(オイルクーラー)
ヘッドライト : LEDリング/ハロゲン12V35W
テールライト : LED
エンジン始動方式 : セルモーター
ブレーキシステム(前): ダブルディスク
ブレーキシステム(後): シングルディスク
フロントサスペンション : アップサイドダウン
リヤサスペンション : YSSシングルサス
タイヤ(前): ピレリ製 110/70-17
タイヤ(後): ピレリ製 140/70-17
全長(mm): 2,020
全幅(mm): 790
全高(mm): 1,160
地上高(mm):200
シート高(mm): 800
軸間距離(mm): 1,400
車両重量(kg): 160
カラーリング:ブラック、ブルーグレー

テスター:青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。最新バイク情報をビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説し、休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持されている。現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアにて執筆中、バイク関連著書もある。

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青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。最新バイク情報をビギナーの目線に絶えず立ち返…