速さより安さ! それがGPXの魅力です。「DEMON(デーモン)150GR」は 日本の都市圏向けのポテンシャルかも!? 公開日 2022/03/14 更新日 2022/07/05 ニューモデル試乗記 著者 青木タカオ 月木レーシングが母体となるGPX JAPANが総輸入元となり、タイのバイクメーカー「GPX」が日本上陸を果たしています。今回は排気量149ccの空冷単気筒エンジンを搭載するミニ・スーパースポーツ「DEMON150GR(デーモン150GR)」に乗ってみましょう。 REPORT●青木タカオ(AOKI Takao) PHOTO●山田俊輔(YAMADA Shunsuke) 問い合わせ●GPX JAPAN(https://www.gpxjapan.co.jp) 取材協力●GPX 千葉 クロニクル(https://chronicle521.com) ※2020年01月01日に掲載した記事を再編集したものです。現在このモデルは販売を終了しています。 合計枚数25枚 すべての画像を見る 目次 全域実用に使える扱いやすいエンジン見た目良し、価格良し!の貴重な存在DEMON150GRディテール解説DEMON150GR主要諸元テスター:青木タカオ GPX・DEMON150GR(デーモン150GR)……37万1800円(販売終了モデル) コンパクトながらエッジの効いたスタイルは最新式のスーパースポーツ然としていて、なかなか凝っているではありませんか。ヘッドライトやテールライトをLED式とし、イタリアンブランドを彷彿させるエクステリアがじつによくできています。 スチール製フレームはトラス構造とし、ピボットプレートには樹脂製カバーを被せるという手の込みよう。スイングアームの造形も手間がかかったものです。 アウターチューブがゴールドのフロントフォークはKYB製の倒立式。スプリングがレッドのリヤサスペンションはYSS製としています。ドライブチェーンはRK製520サイズ、細部を見ると信頼のできる製品が用いられていることがわかってきます。 足まわりが前後14インチのため、ホンダ「GROM」などの12インチ勢よりも若干大きく、大人の男性が乗ってもさほど窮屈ではありません。写真は身長175cmの筆者です。バイクが可愛らしく、購入すると愛着が湧きそうな予感がします。ちなみに車体サイズは全長1835×全幅750×全高1050mmで、GROMは1755×730×1000mmです。 シート高は780mmと低く、両足かかとまでベッタリ。車両重量は130kgしかなく、取り回しもスイスイ容易いもの。小柄な人や非力な女性も、気軽に乗れるでしょう。 デジタルメーターもデザイン、機能、申し分ありません。バーグラフ式のタコメーターが左から右へ流れ、速度は中央に見やすくデジタル表示されます。燃料計やギヤインジケーターも備わり、スマートフォン等の充電を考慮し、DC5V USBソケットまで付いているではありませんか。バックライトの発行色は、ブルー、レッド、オレンジの3色に切り替えできます。 次へ 1 2 3 キーワードで検索する検索 シェア 投稿 ブックマーク # ~249cc (28)# GPX試乗記 (10)# デーモン150 (1) 著者プロフィール 青木タカオ バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。最新バイク情報をビギナーの目線に絶えず立ち返… 続きを見る