
搭載するエンジンはスーパースポーツモデルのRS660と同じDOHC並列2気筒で、より低回転でトルクフルなパフォーマンスを発揮するようリセッティング。専用フレームに搭載した車体は軽量&コンパクトなのが特徴で、パワフルなミドルクラスアドベンチャーに仕上がっている。
車名から分かる通り、そのフォルムはかつてパリダカやファラオラリーに参戦したコンペティションモデルからインスパイアされており、ホイールトラベルは前後とも240mmと余裕のストロークを確保。オフ系フルサイズのタイヤや大容量18Lタンクなど、機能の追求が本格ラリーレイドスタイルに昇華している。電子制御マネージメントはもちろん最新で、トラクションコントロールやABS、クルーズコントロールなどを搭載。4種のライディングモードをセレクトすることで、どんなシチュエーションでも快適な走行が可能となっている。
トゥアレグ660が特にこだわっているのは軽量化で、構成パーツ単位で複数の役割を持つよう設計。あえて重量増となるコーナリングABSは搭載せず、乾燥重量187kg/装備重量204kgという軽量ボディを実現した。大型アドベンチャーモデルの車格に戸惑っていた人にとって、この軽さはまさに朗報! ラリーマシンを彷彿させる機動力で、あらゆるステージを駆け抜けることができそうだ。注目の国内リリースは6~7月を予定しており、現在は予約キャンペーンを実施している。


エンジン: 4ストローク 水冷並列 2 気筒 DOHC 4 バルブ 総排気量: 659cc ボア × ストローク: 81 x 63.93mm 圧縮比: 13.5:1 最高出力: 80 HP (58.8 kW) / 9,250 rpm 最大トルク: 70 Nm (7.13 kgm) / 6,500 rpm 燃料供給方式: 電子制御燃料噴射システム、Φ48 mm ツインスロットルボディ、 ライド・バイ・ワイヤ エンジンマネージメントシステム 点火方式: 電子制御イグニッションシステム 潤滑方式: ウェットサンプ トランスミッション: 6速 クラッチ: 機械式スリッパ―システム付湿式多板クラッチ 駆動方式: チェーン、2 次減速比 15/42 電子制御: APRCシステム ATC (トラクションコントロール), AEB (エンジンブレーキ) AEM (エンジンマップ), ACC (クルーズコントロール) 4ライディングモード (Urban, Explore, Offroad, Individual) フレーム:チューブラースチールフレーム及びアルミ製エンジン接続プレート フロントサスペンション: KYB製テレスコピック倒立フォーク Φ43 mm フルアジャスタブル ホイールトラベル: 240mm リアサスペンション:アルミニウム製スウィングアーム プログレッシブリンク: KYB製フルアジャスタブルモノショック ホイールトラベル: 240mm フロントブレーキ: Φ300mm ダブルディスク ブレンボ製異径2ピストンフローティングキャリパー リアブレーキ: Φ260mmディスク ブレンボ製 Φ34mmピストン フローティングキャリパー ABS: マルチマップABS ホイール: ドロップセンター式アルミリムスポークホイール フロント: 2.15”X21” リア: 4.25”X18” タイヤ: チューブレス フロント: 90/90-21 リア: 150/70 R 18 サイズ:全長: 2,220mm、全幅: 965mm、シート高: 860mm ホイールベース: 1,525mm ヘッドストック角: 26.7°トレール: 113,3 mm 車両重量: 204 kg (乾燥重量:187 kg) 環境基準: Euro 5 燃費: 4.0 litres/100 km (WMTC モード) 燃料タンク容量: 18 L (3-litre reserve) カラー: インディゴタゲルマスト、マーシャンレッド、アシッドゴールド