クリオ改良新型はルノー新ロゴマークを導入

フェイスリフトで新ロゴマーク採用した「ルノー クリオ」はハイブリッドなど幅広いパワートレイン展開【動画】

「ルノー クリオ」改良新型のエクステリア。
クリオ改良新型は、ルノーが「ヌーヴェル・ヴァーグ(Nouvelle Vague:新しい波)」と表現する、新デザインを纏ってデビューを果たした。
ルノーは、コンパクトハッチバック「クリオ(日本名ルーテシア)」の改良新型を発表。フロントセクションに、ルノーの最新ロゴマークを中心に配置し、最高出力147PSを発揮するフルハイブリッドシステムを搭載した「E-Tech」をはじめガソリン/ディーゼル/LPGなど、幅広いエンジンラインナップを展開する。

Renault Clio

ルノーを支えるベストセラーコンパクト

「ルノー クリオ」改良新型のエクステリア。
5世代にわたって、ルノーの屋台骨を支えてきたクリオ(ルーテシア)がフェイスリフトを実施。最新のルノー・デザインを纏ってデビューを飾った。

クリオは1990年の初代デビュー以来、ルノーのラインナップを支える基幹モデルとして、世界中で1500万台を販売。現行モデルの5代目は2019年に投入されており、4年目を迎えた2023年に大規模なフェイスリフトを実施することになった。

最新ルノー・デザインが採り入れられたエクステリアは、ルノーの最新ロゴマークや、シャープで彫りの深いライトシグネチャーを採用したフロントフェイスを採用し、よりプレミアムな存在感を獲得。インテリアには、最新のデジタルダッシュボードや持続可能性をもった素材が導入された。

ルノー・ブランドのファブリス・カンボリブCEOは、新型クリオについて次のようにコメントしている。

「これまでもクリオは絶え間ない成功を収めきました。世界で最も売れているフランス車であり、ヨーロッパではカテゴリーリーダーでもあります。表情豊かな新しいフロントセクションを採用した新型クリオは、特に『E-Tech』フルハイブリッドパワートレインが、排出ガスの少なさや航続距離の長さだけでなく、運転の楽しさを持っており、お客様にとって理想的な選択肢となるでしょう」

センターに配置されたルノーの最新ロゴマーク

「ルノー クリオ」改良新型のエクステリア。
立体的かつシャープな表情に変更された新型クリオ、チェックパターンが採用8された大型グリルのセンターには、最新のルノー・ロゴが配置された。

新型クリオは、パッセンジャー中心のコンセプトをデザインに反映。一新されたフロントフェイスの中央には、サテンクロームで仕上げられたルノーの新ロゴマークが配置された。フロントフェイス全体が刷新されており、ルノーの伝統的な価値観をベースにより、モダンで個性的なフォルムを手にしている。

彫刻的で張りを持ったフロントセクションは現代的なグルーブ感を表現。力強さとスポーティな印象持った大型グリルは、ルノー・ロゴの付近は濃く、ボディサイドに行くほど薄くなるチェックパターンを採用した。この立体的なグリルは、見る角度や光によってその表情を変える。

完全新デザインに生まれ変わったライトシグネチャーは、左右に配置されたLEDデイタイム・ランニングライトに、ルノーを象徴するデルタ形状を採用。全車に標準搭載される細身のフルLEDヘッドランプは、精密さと技術力の高さをアピールする。

「テクノ(Techno)」と「エスプリ・アルピーヌ(Esprit Alpine)」トリムには、グリルの下部に、モータースポーツからインスピレーションを受けたエアフォイルを装備。彫刻のようなフォルムと張りのあるスリットが、スポーティな印象をさらに強調する。

サスティナブルな素材を使ったインテリア

「ルノー クリオ」改良新型のインテリア。
ダッシュボードには7~10インチのエッジレス・デジタルディスプレイを搭載。シートやトリム類には、環境負荷の低いテンセル・モダール繊維が初めて採用されている。

ステアリングホイールには、グリルと同様に新ルノー・ロゴを配置した。ダッシュボードには、トリムによってサイズが異なる7~10インチのエッジレス・デジタルディスプレイを採用。ナビゲーション、プロアクティブ・メンテナンス、インフォテインメントなど、様々なアプリケーションに対応する「ルノー・イージーリンク」が標準搭載される。

「テクノ」トリムのシート/ドアパネル/ダッシュボードには、オーストリアの「レンチング・グループ(Lenzing Group)」が開発・製造したテンセル・モダール繊維ベースのサスティナブル・ファブリックを採用。ルノー・ブランドの車種として、環境負荷の低いテンセル・モダール繊維が初採用された。

非常にソフトなことでも知られるこのテンセル・モダール繊維は、再生可能な資源である天然木から作られており、ヨーロッパで持続的に管理された半自然林から供給。この半自然林は大量のCO2を吸収し、化学肥料や人工的な水源を必要としていないことでも知られている。テンセル・モダール繊維は、環境優良ラベルの「EUエコラベル(EU Ecolabel)」認証も獲得済みだ。

また、新型クリオからレザーが廃止され、代わりにバイオ素材とポリエステル繊維から生成された、シボ加工入り合成皮革「テップレザー」が採用されている。

ルノー クリオ改良新型を動画でチェック!

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2024年に発表を予定しているフル電動コンパクト「ルノー 5」が、本格的なテストプログラムを開始した。バッテリーEV(BEV)に生まれ変わる新型ルノー 5は、ルノー・日産グループが新規開発した、小型車用BEV専用プラットフォーム「CMF-B EV」を初採用したモデルとなる。

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