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Abarth Offshore
イタリアの「カー・オフショア」が開発
創立75周年を迎えたアバルトは、モナコ公国の中心で6月5日から9日まで開催された「トップ・マルケス・モナコ」において、新たに開発されたスピードボート「アバルト オフショア」をワールドプレミアした。
アバルト製モデルからインスパイアされたアバルト オフショアは、イタリアの独立系ボートメーカー「カー・オフショア(Car Off-Shore)」社が開発。アバルトのデザイン部門が全面協力し、スポーティでアグレッシブなエクステリア、鮮やかなカラーリング、スリリングなパフォーマンスを実現している。
今回、モナコで公開された仕様は、大胆なメタリックグリーンのボディワークと、ダークヘーゼルナッツのディテールを組み合わせたエクステリアをチョイス。最高出力234PSを発揮するインボード・ハイドロジェット・エンジンを搭載する。リーヴァ製レーシングエキゾーストにより、アバルト製ホットハッチを思わせるアグレッシブなサウンドも楽しむこともできるという。
アバルトをイメージした充実の装備
パッセンジャーコンパートメントを包み込む剛性の高いピラーを備え、アバルトのカブリオモデルのトレードマークであるキャンバストップを導入。インテリアには、ウェーブショックダンパー付きスチールサポートベースを備えたベゼンゾーニ製スポーツシート、人間工学に基づいたキルティングレザー製バックレスト、4点式シートベルトを備える。
船上スペースを広く確保するため、スイムプラットフォームにエレガントな埋め込み式のスチール製ラダーを装備。船尾には快適なダブルサンデッキが備えられており、ゲストと共に日光浴などを楽しむことも可能だ。船尾から船首にかけてのシャープなラインに沿った手摺や、カスタマイズされたチーク材などには、高品質素材がふんだんに使用された。
4基のフュージョンスピーカー、ダッシュボードをサウンドボードとして活用できるサブウーファーを備えたガーミン製ステレオシステムも標準装備。アバルト オフショアは内外装のフルカスタマイズにも対応し、全世界で500隻のみが限定販売される。