目次
Chevrolet Corvette ZR1 MY25
専用エアロが奢られるZTKパッケージ
8代目コルベットのパフォーマンス仕様「コルベット ZR1」は、優れたサーキットパフォーマンスを発揮しながら、同時にパワフルなグランドツーリングカーとしての実用性も備えている。
今回の加速テストに投入されたコルベット ZR1は、ハイダウンフォース・カーボンファイバー・エアロパッケージを含む、ZTKパッケージを装着。足元には超ハイグリップ仕様のミシュラン「Pilot Sport Cup 2R」が奢られており、急加速時にも抜群のグリップを発揮し、60mphまで一気に駆け抜けた。
バランスの取れた標準エアロが奢られたコルベット ZR1は、0-60mph加速が2.5秒、1/4マイルは9.7秒で走行。1/4マイル時点でのトラップスピードでは、ZTKを装着したZR1よりも2マイル速い152mph(244km/h)を記録した。
今回、コルベット ZR1のパフォーマンステストは、すべてオクタン価93の普通燃料を使用し、専用整備を施していない通常路面において実施された。
高機能ローンチコントロールを搭載
高い発進性能は、すべてのコルベットに標準装備されるローンチコントロールと、スティングレーからZR1までのラインナップに搭載されるカスタム・ローンチコントロール機能によって可能になった。ローンチコントロールは、タイヤのスピン、トランスミッションのクラッチ操作率などをマネージメントするようにプログラミングされており、誰でも素早い発進を可能にする。
カスタム・ローンチコントロールは、ステアリングホイールに配置されたコントローラーから発進回転数やホイールスリップの目標値の調整が可能。これにより、ドライバーは路面コンディションに合わせて、加速走行を最適化することができる。シボレーにおいてコルベットのチーフエンジニアを務めるジョシュ・ホルダーは、今回の記録達成を受けて次のようにコメントした。
「2025年型コルベット ZR1が、またも我々の期待を上まわる結果を叩き出してくれました。コルベット ZR1は、最高速度233mph(374km/h)という、100万ドル以下の現行市販車ではライバルの追随を許さないパフォーマンスを実現し、お客様に容赦ないパワーを提供します」