【フェラーリ・チャレンジ】雨の中でも多くの「296 チャレンジ」が安定した走行を披露

F1日本GP併催レースで小山美姫が2戦連続のポールトゥウィンを達成【フェラーリ・チャレンジ】【動画】

F1日本GPの開催される鈴鹿サーキットは、レース2の始まる朝は、小雨が降ったり止んだりの難しいコンディションだった。
F1日本GPの開催される鈴鹿サーキットは、レース2の始まる朝は、小雨が降ったり止んだりの難しいコンディションだった。
F1日本GPで盛り上がる鈴鹿サーキットでラウンド1が開幕した2025年フェラーリ・チャレンジ・ジャパン。日曜の朝開催されたレース2には28台の「296 チャレンジ」が参加。春とは思えない11℃という寒さと、小雨が降ったり止んだりの難しいコンディションのため序盤こそセーフティカーが入ったものの、見応えのある11周のクリーンな展開だった。

Ferrari Challenge Japan

小山美姫が2戦連続のポールトゥウィン

前日に開催されたレース1で圧倒的な速さを見せた小山美姫が連勝を遂げた。
前日に開催されたレース1で圧倒的な速さを見せた小山美姫が連勝を遂げた。

今シーズンから「296 チャレンジ」で争われるワンメイクレース「フェラーリ・チャレンジ」。ジェントルマンレースらしく、ドライバーのスキルに併せてクラス分けされる。まずは上位クラスのトロフェオ・ピレリとエントリークラスのコッパ・シェルに分けられ、さらにそこからエキスパートとアマチュア(Am)に分けられて、都合4クラスが用意される。土曜のレース1に続いて、日曜にレース2が、F1日本GPが開催される鈴鹿サーキットで行われた。

トロフェオ・ピレリは前日に開催されたレース1で圧倒的な速さを見せた小山美姫が、レース2でもセーフティカー予選2位の猪爪杏奈との差を見つつ、ペースを調整する余裕を見せて、2戦連続のポールトゥウィンを達成した。スポット参戦のため次戦以降は未定だが、フル参戦すればチャンピオン候補となるだろう。3位はレース1で2位に入った植松忠雄だった。

5台が出走したトロフェオ・ピレリAmは、フェラーリ・チャレンジ・ヨーロッパにも参戦し、コッパ・シェルAmでクラスチャンピオンを獲得したMotohiko Isozakiが危なげない走りでポールトゥウィンを達成した。レース1で単独スピンを喫して優勝を逃しただけに嬉しい296 チャレンジ初優勝となった。2位はこのラウンド1でデビューしたYamatatsuが入った。

コッパ・シェルでもハイレベルな走り

4台が出走したコッパ・シェルは、Phil Kimがレース1と同じく、トロフェオ・ピレリAmでも通用する完璧な走りを見せた。2位に20秒以上の差をつける圧巻の走りを見せて、2戦連続のポールトゥウィンを達成した。コッパ・シェルAmはレース1で悔しい2位に終わったRyutaro Saitoが今シーズン初優勝を遂げた。昨シーズン僅差の2位に終わったので今シーズンこそしっかりとチャンピオンを狙っていきたいと語った。

レース2で早速雨のレースを行ったフェラーリ・チャレンジ・ジャパンだが、296 チャレンジは雨でも扱いやすく、多くのジェントルマンドライバーが安心してレースを楽しめたと語っていたのが印象的だった。ラウンド2は、5月24〜25日に九州・大分のオートポリスで開催される。

フェラーリ・チャレンジ・ジャパン2025ラウンド1 鈴鹿サーキット レース2を動画でチェック!【LIVE】

29台の「296 チャレンジ」が揃った2025年シーズンのフェラーリ・チャレンジ・ジャパン開幕ラウンド。15℃と心地よい快晴の広がる天候の中レース1が行われた。

「296 チャレンジ」日本初戦を小山美姫がポールトゥウィンで完全制覇【フェラーリ・チャレンジ】【動画】

2025年フェラーリ・チャレンジ・ジャパンの開幕ラウンドが鈴鹿サーキットがF1併催で開幕した。ラウンド1は参戦した「296 チャレンジ」は29台。スターティンググリッドはまさに壮観と言える景色が広がった。15℃と心地よい快晴の広がる天候の中行われたレース1は、見応えのある14周の激闘となった。

キーワードで検索する

著者プロフィール

ゲンロクWeb編集部 近影

ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…